小さい子向けおはなし会用にセレクト。
『なめれおん』の続編です。
なめた物の色に変わってしまうカメレオン、なめれおんのおはなしです。
今日もぺろぺろしてきます!ってお出かけしたなめれおん、
前作とは違った色に変わって、読者を惑わせます。
何をなめたのか当てる趣向は同じでも、答えもひねりがあり、一筋縄ではいきません。
注目は、最初と最後が、おかあさんと同じ色、ということ。
家庭の色、といったところでしょうか。
この視点、素敵です。
あきやまただしさんのあとがきにも共感しました。
案外、思春期の子どもたちにも、いいかもしれません。
レオ・レオニさんの『じぶんだけのいろ』のような読後感でした。