主人公のバナナくんは、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの5人家族です。
バナナの世界は熟してからが本番で、皮に茶色いシミができればできるほど良いのです。
ある昼下がり、廊下におじいちゃんの皮が落ちていました。
おじいちゃんは、お風呂場で、ザバー、サバー。
出てきたおじいちゃんは、なんと!
チョコバナナになっていました。
人間の世界では老いをマイナスに受けとめがちだけれど、バナナの世界では、素晴らしいことのようです。
皮にできたシミは、熟した証。
熟してからが、人生の本番。
現に、チョコバナナになったおじいちゃんは、明るくはつらつとしています。
この絵本を読み終えたお子さんは、おじいちゃんおばあちゃんを見る目が変わりそうです。
そしてもしおじいちゃんおばあちゃんもこの絵本を読んだら、これからの日々を、より積極的により明るく過ごしそうです。