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小学校3年生の娘はちょうど、 サンタクロースの存在を信じていると言いながらも、 じつはパパなんじゃないかと疑いはじめた年頃。 そんな時期にこの本の存在を知ることができた私は ほんとうにラッキーでした。 目に見えるものだけを信じる人生なんて なんてつまらない人生なんだろう。 愛やまごころや夢物語を信じる心があるからこそ 人生は豊かで楽しいのだ。 この本はそんな大切なことをサンタクロースの力を借りて 私に語りかけてくれました。 サンタクロースを見た人がいないのは、 サンタクロースがいないことの証明にはならないって こんな簡単なことに今まで気がつかなかった私こそが、 サンタクロースを信じない、ちっぽけでつまらない大人でした。 世界中の子どもたちが、これからもずっとずっと サンタクロースがいるって信じられる世の中であって欲しいし、 この本を読めば誰もが サンタクロースはいるって自信を持ってこたえられると思います。
投稿日:2009/12/10
『サンタクロースっているんでしょうか?』 インタネットを利用する子ども達も増え、以前にも増して情報社会の今。 サンタクロースの存在を信じたくても難しくなってきていますね。 小学生ぐらいになると、親ががっかりするから信じているふりをしてる・・・ という健気な子どももいます。 そんな子ども達に、 心の底から「サンタクロースはいるんだよ。」 と信じさせてあげたい!! 自身もいくつになっても、信じていたい! そう願っているお父さん・お母さん必読の一冊です。 《この世のなかにあるみえないもの、 みることができないものが、 なにからなにまで、 人があたまのなかでつくりだし、 そうぞうしたものだなどということは けっしてないのです。》 「アメリカのジャーナリズムにおいて、最も有名な社説」といわれたこの記事は、 全ての大人達へのメッセージのような気がします!!
投稿日:2006/11/20
「サンタクロースっているのだろうか」という少女の素朴な疑問に、丁寧に答えた、新聞記者の名文章です。 信じる心を大切にしようという回答は、絵本の世界ではなくてはならない重要な要素だと感じさせてくれました。 夢や想像力を失ったら、世界の半分以上がつまらなくなってしまうでしょう。 『サンタの友だちバージニア』でも収録されていますが、バージニアと記者フランシス・P・チャーチの心暖まるエピソードです。 東逸子さんの挿し絵が、この本をとても格調高いものにしています。
投稿日:2016/01/10
この本の中に出てくる大人たち、すなわちバージニアのお父さん、ニューヨーク・サン新聞の編集長、社説を書いた記者のチャーチ、そして、手紙を出したバージニア、誰かひとりでも欠けていたならば、このお話はありえなかったでしょう。社説になっていなかったに違いありません。この出会いがすべてのような気がします。 この本を読んで、子供の純粋な問いかけに真摯に向き合える大人でありたいと思いました。 それにしても、「もしもサンタクロースがいなかったら、・・・」なんて、考えてみたらぞっとします。子供時代だけでなく、我々大人たちもサンタさんには十分楽しませてもらっているはず。見たことのないもの、見えないものこそがかけがえのない大切なものであるということをしっかりと心に刻んでおきたいと思います。 夢のある素敵な実話だと感じました。
投稿日:2011/01/12
『急行「北極号」』のレビューの時に、この絵本について触れ、思い出し図書館で借りてきました。 この作品とは、大学入試の小論文の指導で題材に取りあげられていた時に出会いました。 サンタクロースを信じない人は、見たことがないと、信じられない人。 大人でも子どもでも、全部がわかるわけじゃない。 愛とか思いやりとか、いたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、私たちに輝きをあたえてくれる。 もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい世の中になってしまう。 無邪気な子どもの心も、詩のたのしむ心も、人を好きって思う心も、ぜんぶなくなってしまう。 112年前に、たたみかけるように語られたこの文章は、こどもたちへよりは、むしろ大人たちへのメッセージに聞こえます。 この社説でオハロンの疑問に答えてくれた ニューヨーク・サン社の記者フランシス・ファーセラス・チャーチさんの死後、彼の回答であったことが明らかになったそうです。 この疑問を新聞社に投げかけたオハロンは、こののち教職に就き、その最後の三年間は長期入院を要するこどもたちの公立学校の副校長を務めたということです。 ぜひ、大人のかたにもご一読頂きたい一冊です。
投稿日:2009/12/09
1987年9月21日の「ニューヨーク・サン新聞」の社説を訳した作品です。 何と、バージニアという8歳の少女の「サンタクロースっているのでしょうか?」という問いに、社説で答えているのです。 勿論、内容はとても素晴らしく、是非子供だけでなく大人の人にも是非読んでいただきいと思います。 ただ、私がこの本を手にとって思ったのは、この新聞社の方とバージニアに新聞社に質問してごらんと諭したお父さんの子供に対する愛情に満ち溢れた行為の崇高さです。 こんな志を持つ新聞社が今でもあったとしたら、それこそ本当の社会の木鐸と言えるのではないでしょうか? 今では、古典のようになって、クリスマスの時期になるとアメリカのあちこちの新聞や雑誌に掲載されるのも、本当に納得できる逸話です。 是非、こうした気持ちを持ち続けて子供と接っすることの出来る大人でいたいと思います。
投稿日:2007/08/30
全ての子供がいつかは抱くこの疑問に、これほど素晴らしい回答を書いて下さったサン新聞の記者に大人は感謝しなくては!この社説は今から100年以上も前に書かれたそうですが、様々な価値観がぶつかりあい何を信じて良いのか戸惑う現代にこそ大切にしたい素敵なメッセージが込められていると思います。 ちなみに我家では「サンタさんて本当にいるの?」と子供に聞かれるたびに「サンタさんを心から信じている子供のところには来るんだよ。だから『サンタなんて嘘だ』っていうお友達のところには来ないのよ」と言い続けてきました。小学3年生の娘はサンタさんを信じてはいるものの、最近では『誰かがクリスマスの日にサンタクロースに変身してプレゼントを配って歩くんだよ。でもどうしてお願いしたものが分かるのか、それが不思議なんだよね〜』と言っています...。
投稿日:2007/02/05
1897年9月21日のNY、サン新聞の社説です。 8才の女の子から来た手紙に対する答えが社説として載せられました。 それが本になって、こんなに長く世界中で読まれることになるなんて。 子どもが小さい時に買いました。 今も取り出すたびにパラパラと見ます。 やさしくあたたかい内容の社説は、おとなになっても、心のポケットにしまっておきたい内容だと思います。
投稿日:2016/10/14
こちらの本は、以前超話題になった時に読んで、とても感動しました。以来、クリスマスの時期になると、読みたくなって手に取りますが、何度読み直しても、やっぱり素敵です。 「この世の中に、愛や人への思いやりやまごころがあるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです」と言うセリフが好きで、読み返すたびに納得します。 また、表紙のサンタクロースの表情が、なんとも言えずやさしいのが好きです。
投稿日:2021/11/17
「サンタクロースっているんでしょうか?」ニューヨーク・サン新聞社にこのような質問を送った8歳の少女への答えが、この本の内容です。 それから100年近く経ち、私もそのくらいの年頃に、母から勧められて読んだ記憶があります。 今、改めて読み返し、私のサンタクロースへの答えとほぼ同様の内容であることに驚きました。 語り口は子どもへ向けた丁寧ですっきりとした言葉なのですが、内容的には非常に観念的で、子どもには難しく感じられるのではないかというような文章です。 評価が低い方のご意見でも「子どもにはピンとこない」というような内容のものが見られます。 私も当時、どの程度理解できたのか分かりません。 しかし、今の私のサンタクロース観はここから来たのかもしれないと思いました。 難しくても、核心のメッセージは、きちんと子どもへ届くものだったのですね。 この文章を書いた記者の方の優れた表現力につくづく感銘を受けます。 この本を今読み、感想を書いているのは「大人」ですが、このような理由で、年齢選択は当時の私の年齢、8歳にしておきます。 赤い布張りの小さな絵本。挿絵もとても美しい本です。 いつまでも手元に置いておきたい宝物のような一冊です。
投稿日:2020/12/16
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