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岩波少年文庫 飛ぶ教室自信を持っておすすめしたい みんなの声

岩波少年文庫 飛ぶ教室 作:エーリヒ・ケストナー
訳:池田 香代子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\869
発行日:2006年10月
ISBN:9784001141412
評価スコア 4.67
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  • 忘れたくない少年の心

    どんなことをひどく悲しむのか。
    どんなことをひどく恥ずかしいことだと思うのか。
    少年達の、あの年代独特の感性や言動。
    もう私の中にはないものだからちょっとうらやましいです。

    私はむしろ、少年達のよき理解者である正義さんや禁煙さんに
    近い年代(というよりも正義さんや禁煙さんより年上かもしれ
    ない)であろうから。

    とはいえ、魅力的だったのは、少年達よりも、その正義さんや
    禁煙さんであったりしました。
    それは私に歳が近いから共感しやすいというのもあるかもしれ
    ないのだけれど、でもやっぱり陳腐な言い方をすれば正義さん
    や禁煙さんが「少年の心を忘れていない」からなのだと思います。
    禁煙さんの言葉にぐっときます。

     「きみたちの正義さんとわたしは、たくさんのことを学んだ。
     この学校の机で、そして外の人生で。けれど、わたしたちは
     なにひとつ忘れてはいない。わたしたちは、少年時代を記憶
     の中にいきいきととどめている。そして、それこそがいちば
     んたいせつなのだ。
     いちばんたいせつなことを忘れないでほしい。過ぎ去ってほ
     しくないいまこのとき、きみたちにお願いする。子どものこ
     ろのことを忘れないでほしい。
     わたしたちは年をとった。でも、若さは失っていない」

    娘がもう少し大きくなったら(小学生かな)ぜひとも読んでも
    らいたいなあって思います。

    投稿日:2010/05/01

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  • 日本ではドイツの児童文学者ケスナーが発表したこの作品のタイトルをつけた児童文学向けの雑誌まで出ているくらい、児童文学の古典にして名作の評価が高い作品である。
     この作品が書かれたのは1933年、ドイツではナチスが政権についた年で、出版も厳しい状況にあったという。
     それでも、この作品が戦時下も、そして戦争が終結したあとも、あるいは世界が経済至上に邁進した時であっても、長く読み継がれてきたのであるから、それは児童文学の域を超えて立派に古典文学として評価されているといっていい。

     物語の舞台は、ドイツのギムナジウムの寄宿学校。
     クリスマスを前にした数日間の出来事が描かれる。
     主な登場人物は、5人の少年。「飛ぶ教室」というのは、この5人がクリスマスのパーティに公演しようとしている演劇のタイトル。
     5人の少年を中心に、他校との決闘騒ぎや仲間のうちの一人で弱虫と思われていたウーリの無謀な行動、少年たちを温かく見守る「正義さん」と呼ばれる教師、その「正義さん」が少年時代の友達との再会、と物語は多層的にできている。
     中でも、リーダー格のマルティンが貧しさゆえにクリスマス休暇に帰省できなくなるエピソードは多くの読者の心をうってきたに違いない。

     そして最後には流れ星に家族や友人、教師たちの幸せを願う少年の姿は、やはりこの物語がクリスマスなればこその作品だと思わざるをえない。

    投稿日:2021/12/22

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  • 青春だ〜!!!

    現代とはまた時代背景が違いますが、共通して言えることは、若いって素晴らしい!!ということ。
    青春、友情、絆、勇気、若いからこそのものの。
    彼らは彼らで色々な悩みや環境がありますが、そこに心通える仲間がいたら、やっぱり若いとは素敵なことです。

    投稿日:2020/03/09

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  • 男の子たちの寄宿学校、ギムナジウムのクリスマス前からクリスマスまでのお話です。
    純粋で、エネルギーにあふれ、時にはどうしようもなく、時には繊細で壊れやすい少年たち。
    そして、その少年たちが慕う二人の素晴らしい人生の先輩である、
    正義さんと禁煙さん。
    物語は、ケストナーが万年雪の見える場所に出かけて、このクリスマスのお話を書き始めるところから始まっていて、
    あとがきでは、物語の主人公の一人と出会ってその後のみんなの様子を聞くと言う楽しい設定で終わっています。
    子どもの時から、エーリッヒ・ケストナーが好きだったのですが、今読み返しても、やっぱり良いです。

    投稿日:2017/01/11

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  • 寄宿舎での生活

     性格も体格もちがう5人の男の子たちの、寄宿舎での生活がいきいきと書かれています。会話文がおおいので、楽しく読めます。

     男の子たちの、おにいさん的存在の禁煙さんがいいなとおもいました。ムーミンとスナフキンみたいな感じかな、とほほえましくなりました。
     
     多感なとしごろの10代の人たちはもちろん、大人が読んでもしみじみするお話です。

    投稿日:2014/02/16

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