表紙の文字が金色で、動物たちの真ん中に寝ている赤ちゃんにも光が降り注がれ、とても神々しく厳かな感じを受けました。
途中まで全く気付かなかったのですが、キリスト生誕の夜が描かれたお話でした。
おうしが住む牛小屋。そこは、来た物を拒むことなく受け入れる牛小屋でもありました。
動物たちがやって来るたびに「ここは、ちいさな ものに よういされた ばしょですから」とおうしが言うのが、とても印象的です。
息子は、キリストのことを知らないので、やって来たマリアとヨセフを不思議そうに見ていました。
動物の絵が写実的でありながら、とても静かで優しさを秘めているのがとてもお話に合っていると思いました。
クリスマスは、キリストの生誕の日であるということを改めて思いおこさせてくれるお話だと思いました。