島ひきおに」 みんなの声

島ひきおに 作:山下 明生
絵:梶山 俊夫
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1973年02月
ISBN:9784033300207
評価スコア 4.65
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みんなの声 総数 51
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  • 切ないおにの姿

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    人間とただ一緒に遊びたい。ひとりぼっちの寂しい鬼は、ただそう願っているだけの鬼は島に迷い込んだ漁師に人間と暮らしたいと告げます。
    すると漁師は人間の島は狭いから鬼が今住んでいる島を引っ張ってきたらいいと適当なことを言います。しかし鬼がやってきても人間は鬼を決して受け入れることはなく・・・。見た目に恐ろしい鬼の心はとても純粋でした。

    投稿日:2021/11/12

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  • 物悲しいお話でした

    このお話に出てくる鬼は、悪さなどせず、ただ遊び相手が欲しいだけの、寂しがり屋の鬼。
    けれど対峙している人間にしてみれば、人に害をなすものか否かなど分かる筈もない。
    だから排除しようとする。

    けれど、鬼の立場から見ていると、人間の対処の仕方も、狡猾で、どっちが鬼だか・・・という気がしないでもありません。

    島を引きずって海の中を歩く鬼が、何だか哀れに思えてなりませんでした。

    投稿日:2020/07/13

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  • おーい、こっちゃきて遊んでいけ

    節分なので、鬼のお話を読みたくなりました。
    昔話に鬼が出てくるお話はたくさんありますが、こちらは、なんとも切ない、だけれども心に残るお話です。
    「おーい、こっちゃきて遊んでいけ」というセリフが耳に残ります。
    たまにはめでたしめでたしではないお話を読むのもいいですね。

    投稿日:2019/02/03

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  • 折りに触れてずっと考えいきたい

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子4歳、男の子1歳

    だれが悪いわけじゃない、
    でも本当に他に方法がなかったのか、
    静かに考えさせられるお話でした。

    おそらく私が村人でも
    鬼が怖くて、もし怒らせて食べられたらどうしようと思い、
    一緒に遊ばないと思います。

    でも、それを子どもに言うのもどうかと思うし。

    特に感想は聞きませんでしたが、
    4歳の息子はどう思ったんだろう。

    正解がないからこそ、
    折りに触れてずっと考えいきたいです。

    投稿日:2017/02/14

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  • 「孤独」ということ

    節分近いから・・・
    と、この「鬼」さんの絵本は、読んでないのでは・・・
    と、図書館で表紙で飾られていたのも
    ご縁!

    山下氏の文に
    梶山氏の画面全部を使う
    ダイナミックさ

    と、え・・・
    かわいそう・・・
    どうして、おにの気持ちを
    わかってあげる人がいないんだろう・・・
    寄り添ってくれる人は?

    え〜っ
    それって、ひどくない?

    と、悲しくて悲しくて

    「泣いたあかおに」も
    悲しいおはなしでしたが
    このおはなしは
    その「悲しさ」の質が違います
    「孤独」を感じさせ
    鼻の奥がツーンとしてしまいます

    小学生、どの学年でもいいのではないでしょうか
    それぞれの学年で、感じるものが
    あるように思います

    高学年には
    本のカバーにある
    山下氏の「はじめに」を
    読むのは、いかがでしょう

    投稿日:2017/01/30

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  • 悲しい・・・

    鬼の絵本って怖い鬼のイメージの物が多いのですが、この絵本の鬼はとっても優しくって信じやすいタイプでした。いろいろな島に自分の住んでいた島を引きずって一緒に遊ぼうと誘うのですが、村人たちはあれやこれやと言い訳をして鬼を違う島に追いやってしまいます。そのうちに鬼も島も海の中に消えていってしまうという・・・。なんか切なくなりました。

    投稿日:2014/08/19

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  • 切ない

    「鬼は絶対に悪者」
    という考えが根強い中での、このお話。
    読み終わったときの感想は、ただただ切ないばかりでした。
    鬼を怖がる人間が悪いとは思えませんし・・・
    ハッピーエンドではないのですが、忘れられない作品です。

    投稿日:2013/01/12

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  • 悲しいけれど...分かる気もする

    一昨年は、「鬼は〜内!」と豆をまくおじいさんのお話。
    去年は、「泣いた赤おに」と毎年節分の季節に何か鬼にまつわる
    お話を読んできました。今年はこの「島ひきおに」

    たった一人で生きている鬼は、鳥にも人にも遊んでもらえず
    大あらしで流れついた漁師の苦肉のアドバイス
    「島をひいてきたらいい」に喜び勇んで島を人の住む里に
    引っ張ってきます。

    鬼の恐ろしい姿を見て人々は恐れ慄き知恵を絞って
    鬼を他の里へと追いやります。ついには「南の島に人と鬼が
    楽しく暮らす島がある」と嘘までついて鬼を遠ざけます。

    鬼の気持ちが手に取るように分かるから、悲しくて
    切なくて、読んでいて泣きそうになりました。
    なんて理不尽なんだろう、見た目だけで悪い鬼って
    思っちゃ駄目だよね。とひとしきり子供と話しましたが
    ふと考えました。

    突然山の様な大きな鬼が「遊んでいけ」と野太い声で
    言って現れたらそれはそれは怖いだろうと。
    何があっても自分や家族を守ろうと必死になっている
    人には鬼の気持ちを思いやるだけの余裕などない
    弱さがある。

    どうやったらそんな人と鬼が楽しく暮らしてゆけるの
    だろうね。鬼も突然登場しないで少しづつ近づいてゆく
    等のアピールをしていたら良かったかもと話し合いました。

    投稿日:2012/02/01

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  • 孤独

    読後感がなんともやるせなくて切ない絵本でした。

    独りぼっちが寂しくて誰かと遊びたかっただけなのに、人間に振り回さ

    れて怖がられて迷惑がられてしまった鬼が気の毒でした。

    実際に鬼に言い寄られたら私も同じことをしたような気がします。

    外見だけで判断してはいけないと思いました。

    罪悪感にさいなまれる絵本で後味がよくないですが、孤独は寂しいもの

    だと思いました!

    投稿日:2011/11/24

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  • 子供のやさしさに

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子2歳、男の子0歳

    島に一人で住む鬼が友達欲しさに人間達がいる近くまで
    一生懸命島を引っ張ってやってきます
    しかし人間達はこわさのあまり
    嘘をつき、冷たくどうにかして鬼を追い出そうと躍起になります
    純粋で素直な鬼は行き場をなくし
    海の中を沖へ沖へとさまよいます

    あまりにも切なく寂しいお話なのですが
    冷たい人間達を目の当たりにして
    息子は
    「ひどい!一緒に遊んであげればいいのに」と憤りました。

    楽しいばかりの絵本が多い中
    このような後味の悪さゆえに
    大人も子供もしんみり考えさせられる絵本は貴重です。
    自分だったらどうしてあげるだろうか?と
    いやでも考えさせられるステキな一冊です

    そんな時、優しく成長している子供に感動したりしました

    投稿日:2010/12/27

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