「ペンギンホテル」 みんなの声

今はなかなかできないけれど、旅行というものは心が躍りますよね。
普段住んでいる地域や国とはまったく違う文化が見られるのは、旅行の醍醐味の一つ。

この絵本では、遠くの氷の国でペンギンたちのおもてなしを受けることができます。
館内の様子も、出されるご馳走も、ディナーショーも、私たちの”当たり前”とはどこか違っていて……。

廊下を走っちゃ駄目？　この国ではペンギンさんたち、氷の廊下を大滑走してるよ！
いつもは「早く寝なさい」って怒られちゃうけど、今日だけは夜更かししてオーロラが見たいな！

そういえば、泊まっている他のお客さんたちも、ここではない、私たちとは違ったところから来ていて、旅の開放感や非日常感を楽しんでいるんだよね。
どこから来たお客さんでも、どんな大きなお客さんでも、海の中から出られないお客さんでも、ペンギンたちは持ち前の深い懐で歓待してくれるはず。

ライオンのカバンに貼ってあるステッカーを見るに、まだまだこの世界には、いろんな動物たちのおもてなしの形があるみたい。
みんな次はどこへ行くのかな。私は次どこへ行こうかな。

涼しげなホテルにかわいいペンギンのホテルマン。暑い夏には、表紙を見ただけでお出かけしたくなってしまいますね。
海から陸からそして空からも、たくさんの動物たちが訪れて、とっても賑やかなペンギンホテルは、催し物もすごく魅力的でした。シーフードたっぷりの美味しそうなお料理を食べながらペンギンショーを見るなんてほんとに楽しそうで、その場にいたくて仕方ありません。一泊で帰っちゃうのがもったいないですね。
こんなホテルが本当にあったなら、家族で必ず泊まりに行きます。

ゆかいなペンギンたちが経営しているホテル。
いろんな動物たちがお客様です。
ペンギンたちが部屋を案内したり床を滑ったりする姿がとても可愛らしいです。

おおきなクジラが泊まりにきた時にはびっくり。
入る部屋はあるのかと心配しましたがどうやら常連さんだったようで。
専用のおおきな部屋を案内しているのを見てほっとしました。

サンタクロースまで泊まりに来るペンギンホテル。
泊まってみたいなと誰もが思う、夢いっぱいの物語です。

それぞれの部屋や動物たちの様子が細かいところまで描かれているので、お子さんと一緒にじっくり眺めたくなる絵も魅力的です。

海の上のペンギンホテル。
ライオン、シロクマ、鯨など、いろんなお客さんがやってきて楽しい。常連の鯨さんは海の中のお部屋へ、おなかですーっと滑って移動したり、ペンギンのぺたぺたダンスを披露してくれたり、こんなホテル、楽しそう…。
大好きな動物がたくさんで、それだけでも嬉しそうに読んでいました。

ペンギンが大好きな息子。本の題名にも、絵にもひかれたようです。最近、数をかぞえたり、対応させたりするのも好きで、どの番号の部屋がどこにあって、そこに誰が泊まるのか。そして、最後まであいているお部屋はどうなるのか、語り合いながら読み進めました。ペンギンの愛らしい姿も随所に描かれており、そこも楽しみながら、最後のお部屋がまさかのサンタさん。息子は目を輝かせながら読みおえました。
二回目からは、読みきかせの途中で、息子が解説してくれるように。「しろくまさんは、３のお部屋だね」「７はこんなところにある、いしでできたお部屋です」などなど、子供と一緒に読める楽しいお気に入りの一冊になりました。

とにかく絵が丁寧で細かいところまで描かれていて、ペンギンたちも可愛らしかったです。白黒の素敵なホテルマンですね＾＾

やってくるお客さまも様々で、それぞれに物語がありました。
最初のお客のライオンはカメラとガイド片手に色々なホテルを巡ってるようで、真夜中のオーロラを一人起きて堪能している姿にほっこり。
白鳥は文字通り、羽をしっかり休められたようで良かった。
アザラシやシロクマも親子で楽しそうです。
大きなクジラにも、ちゃんとお部屋が用意されていました！

フロントの様子やレストランでの楽しいショー、お部屋の様子も見えて楽しかったです。最上階は従業員のペンギンたちのお部屋なんですね。
ドアマン、ベルボーイ、コンシェルジュ、シェフ、ギャルソン・・ホテルマンも色々あって。

フロントにあるカレンダーが２４日から２５日に変わり、最後に今日一番の大仕事を終えたあの人も泊まりにやってきます。
キツネさんは、その特別な日を大切な人と過ごすための待ち合わせだったのですね。

いつも満室ペンギンホテル、一度でいいから泊まってみたい。

まるで、映画を見ているかのような作品です。
そのキャスティングがまた、秀逸なのです。
水陸両用の能力を余すところなく発揮したホスピタリティに、思わず拍手を送りたくなるペンギンたち。
水面から「ザバーン！！」と顔を出したこの巨大な泊り客、どこに泊まるの！？
空から訪れたあの人は、ここで骨休めしてるのね…（一方で「乗り物」扱いの動物がいることに笑いを誘われたり）。
「次はどんな泊り客が？」と、大人も子供もわくわく楽しめます。
泊り客みんながその場を楽しんでいるのが、伝わってきます。

部屋のキーも印象的な赤色のカーテンも、調度品がホテルらしい高級感を演出していて、あの喜劇映画が得意な監督の作品を彷彿とさせます。
従業員としてのペンギンの生活も描かれているのが、この作品の完成度を上げていると思います。

子供と一緒に「どの部屋に泊まりたいか？」をその理由ととも話しながら、読み進めるのも、楽しい。
「この部屋は、隣がこの動物のお客さんだからうるさそう」
「この部屋からの眺めが一番、良さそう」とか。
私は支配人らしいペンギンが使っている部屋に泊まってみたいです。

たくさんのお客さんでにぎわう、ペンギンホテル。なんと、クジラさんの部屋まであるのには、びっくり。氷山のホテルが、おもしろいです。
クリスマスシーズンにぴったりの絵本ですが、暑い夏に読んで、涼しくなるのもいいですね。いろいろな動物たちの声が聞こえてきそうな、楽しいお話でした。

新型コロナ感染症で、旅行を自粛した期間が長く続きました。今でも、まだ海外はいけないし、国内でも感染の不安はつきまとい以前のように、無防備に楽しめる気分ではありません。
そんな気分を、スカッと晴らしてくれるような、なんとも楽しい絵本です。ペンギンホテルに泊まってみたいな。

どの階にだれが住んでいるのかな？
ページを読み進めるたびにワクワクします。そしてペンギンさんたちのヨチヨチ感も可愛いですね。
重い荷物を一生懸命に運ぶ姿と帰りは氷の上をすーっと滑っていく描写もペンギンホテルならではで面白いです。
くじらは・・どこに泊まるのかな？と思いましたがなるほど！氷のペンギンホテルだからこそ水中にもホテルがあるのか！と納得でした。
いろいろな海の生き物たちが登場して、ほのぼのとしたストーリーでした。