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絵描き」 みんなの声

絵描き 作・絵:いせひでこ
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2004年
ISBN:9784652040393
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,239
みんなの声 総数 10
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  • いせさん自身ではないでしょうか

    ひまわり(ゴッホ)、宮沢賢治と思われる人など、いせさんが影響を受けている事柄が出てきます。
    もしかしたら、この少年は、いせさん自身なのでは?と思います。

    印象的な場面は、引き出しをあけるシーンです。
    「きょうの 記憶を しまっていたら、きのうの 記憶が ふと よみがえる」なんて、素敵な表現でしょう。

    投稿日:2012/03/30

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  • いせひでこさんがくれたもの

    絵本作家いせひでこさんの名前を知ったのは、『ルリユールおじさん』が新聞などで取り上げられたあとだったと思います。
     『ルリユールおじさん』の刊行が2006年ですから、そのあたりだという遠い記憶です。
     そのあとに、『にいさん』といういせさんが大好きなゴッホと弟テオを描いた絵本や『ルリユールおじさん』の続編のような匂いを感じる『大きな木のような人』といった作品と出会います。
     もちろん、多くの作品を描いてこられているので、愛読者の私は本屋さんで見かけるたびに読んできたように思います。

     でも、この絵本のことは知りませんでした。
     2004年に最初の刊行があったようでしたから、気がつかなかったともいえますが、もしかしたらこの作品はいせさんの原点のような絵本のような気がします。
     絵を描く旅に出る「絵描き」。
     それはきっといせさん自身でしょう。
     そして、旅で出会うのは宮沢賢治であったりゴッホであったり、いせさんに大きな影響を与えた人たちです。
     あるいは、風であったり光であったり空であったり、もっといせさんの感性に種をまいたものたちが、この絵本に描かれています。

     ページの端々に綴られた文章もまた、いせさんらしい。
     「描きたい、と思った。」
     「音を きくように、色を きこう、自由に たのしんで。」
     絵と文が共鳴しあっているのがわかる。
     どうしてかって?
     だって、読んでいて、心が震えるんだもの。

    投稿日:2019/06/09

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  • 絵描きの孤独

    いせひでこさんの世界でしょうか。
    絵描きが絵描きであるための日常と、絵を描くための葛藤、孤独、さまざまな心の動表現できないけれどきを、ゴッホに、宮沢賢治に託しながら描いているように思えました。
    画家が画家であろうとするときに、イマジネーションをいかに表現するかといったときに、画家は孤独であり、自分や自然はいろいろなものと空想の会話を続けるのでしょうね。
    言葉にはうまく表現できないけれど、感覚的には響いてくるいせさんのでかいがしっかりと描かれていると思いました。

    投稿日:2013/10/31

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  • ゴッホのひまわり?

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    最近いせひでこさんの作品に多くめぐり合い、また心を惹かれる絵本なので続けて図書館で借りてきました
    旅人画家でありチェロも奏でる・・・・ご主人はルポライター、作家の柳田邦男さんであると知って、また驚きました

    表紙に描かれた画家の部屋に飾られた「ひまわり」はもしかしたらゴッホの・・・・そのようですね
    文章が「詩」のようにすばらしい絵に、ちりばめられて
    どうしたらこんなに感動的な絵が描けるのだろうと、しばしページをめくることを忘れてしまう・・・

    何度も読み返したくなる絵本です

    投稿日:2011/06/12

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  • すてきな絵本に出会えました

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    友人からすすめられて読んだ本なのですが、絵を描く人がこのような感覚で自然の現象や物事をとらえているんだなあと、感心させられる内容でした。
    おつきさまをぬすんだり、山焼けの赤をもらったりという発想は、これまでの私にはとてもなかったものですし、一日中雲のものがたりをみるなんて、時間に追われる日常からは想像つかないものです。でも、こういった自然のとらえ方が、絵描きさんの絵に生きているんですね。
    音をきくように、色をきこう
    記憶は空でつながっていた。。。すてきなコトバがいっぱいで、思わず書き留めたくなりました。
    絵を描くお仕事ではありませんが、もっと心をやわらかくして、物事と向き合わないといけないなあと思わされた一冊です。

    投稿日:2010/02/09

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  • 豊かな感性と表現力

    微妙で繊細な感性がよいです。
    それを支える表現が美しいと感じました。
    子供向けというより、大人向けのような気がしますが、子供は子供なりに何かを受け取ってくれるかもしれません。
    主人公の少年を見守りたくなる作品です。

    投稿日:2008/05/12

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  • 敏感な感性

    芸術家というのは、普通のひとより感性がするどいと思います。だから、普通の人が見過ごしてしまうことを、敏感に感じ取るのでしょうね。

    「お月さまをぬすんだ」とか「山焼けの赤をもらった」などみずみずしい感覚だなと思いました。風、ひかり、においなど形のないものを描くのだからすごい才能です。

    絵がとてもきれいで、若い芸術家の豊かな感性がみずみずしく描かれています。10代の人にもおすすめしたい本です。

    投稿日:2007/10/31

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  • 部屋に飾りたい一冊

     「ルリユールおじさん」が話題になった、いせひでこさんの作品です。水彩画でやさしく描かれた絵と静かに漂う文章が素敵です*サイズは「ルリユールおじさん」と一緒なので併せて宝物にしたいです。

    投稿日:2007/07/26

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  • いせさんの気持ちに少しだけ触れられたかな

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    「ルリユールおじさん」と出合ってから
    いせさんんのファンになった娘の為に
    図書館で借りて来ました。
    クロッキーが生かされた水彩画。
    絵の具の乗せ方や 色の選び方を
    じっくり見ていたようです。
    私は
    一枚一枚に添えられた短い文章から
    絵を描く人は 
    こんな気持ちで風景を眺め 切り取り
    キャンバスに移していくんだ…
    そして かつて描いた作品からは
    今にもあふれ出そうな 風、光、匂いを感じ
    <絵を描いていたという確かな時間>を思い出すんだ…
    という事を知りました。
    それから…
       スケッチブックをわすれてきちやった。
       きょうは一日、風がはこぶくものものがたりをみる。
    という文章が添えられているページが
    とても気に入りました。
    風に吹かれて どんどん雲が流されている空を
    自分も眺めているような気持ちになりました。

    投稿日:2007/06/27

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  • 少年が見た風景

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    いせひでこさんの幼年期の思い出を<少年の目を通して>描き集めた画集です。作者はたった一人で旅に出かけ、旅先で思い立ったように絵を描かれることが多いようですね。麦畑で、木の生い茂る森で、窓から流れる景色を電車内で。多くの視点からの水彩風景画のスケッチが載せられています。夜、青空、思いをめぐらすとき。「濃い青色」の描写が素敵です。

    添えられている一言が胸を打ちます。特に印象的だったのは、大群の枯れたひまわりを目の前にして「こわいゆめをみてるみたいだ」 ひまわりとも亡霊ともつかぬ何かがこちらに迫ってくる感じが上手に描かれています。でも夕方行ってみると、、、そこには素晴らしい世界が広がっていました。

    怖いと思っていても見る角度によって全く違うものになる。そう私は受け取りました。

    いせさんの作品は初めてでした。他の作品に数点触れてからまた見開くと違った印象を持つと思います。

    投稿日:2007/01/26

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