8歳・7歳の息子娘と一緒に味わった絵本。
最初、
「水に沈んでいく家を積み重ねて生きて行くなんて
さみしいお話なのかな?」
と思いながらページをめくりました。
でも、そこには素敵な思い出を積み重ねたおじいさんの人生があったのです。さみしいなんて一つも描かれてなく、温かで柔らかいたくさんの思い出・・・。取り立てて珍しい人生ではないけれどとても幸せな人生。
大人向けの絵本だなと、胸があったかくなる思いでした。
すると、息子が
「にわとりがいるからさみしくないね。タンポポも咲いてるし。」
娘は
「お母さん、また読んで。」
と、感じることがあった様子。
(うんうん、何度も何度も一緒に味わおう。そして、私たちも思い出をたくさん積み重ねていこう。)
この絵本を読んで、そう思いました・・・。
大きな賞を取る絵本ですが、そんなことは関係なくあったかい気持ちにさせてくれる1冊。おすすめです。