著者は、97歳の現役医師。全国の小学校で、『いのちの授業』を行うなどして、子どもたちと『いのち』について、いっしょに考えてくれます。その気持ちを、『詩』で表現して描かれた一冊の絵本。
いのちの現場を通して描かれた『詩』には、説得力があり、ことばひとつひとつに重みがあります。
そんな詩に、いわさきちひろさんの絵がうまく合わさって素敵な世界を作り上げています。詩に合わせて描かれたようで、改めてちひろさんの絵の世界の奥深さを感じることができます。いったい、どのくらいの絵を、遺して逝かれたのでしょうか。
心が、何となく殺伐とした子どもたちに、優しく温かくしみこんでいけたらいいなと思います。いつも近くにおいて、ながめていたい絵本です。