「ねこちゃんとゆきだるま」 みんなの声

与謝野晶子：文の「金魚のおつかい」作品
からの、いろいろ高部氏作品を探してまして
まずは、これ

え〜っ！！
ねこちゃんが途中から、人間みたいになってる・・・

雪だるまと「だるまさん」ねぇ・・・なるほど
日めくりカレンダーが気になる・・・（笑

え〜っ！！
お酒？？？

落語のような
漫才のような
ゆきだるまとねこちゃんのやりとり
高部氏の絵とあいまって
なんともおかしいです

で、最後のオチに
なるほど
そうきましたか！？

作った雪だるまが家に入ってくること事態がナンセンスですが、最後のおちに気持ちをみんな持っていかれてしまいました。
高部さんの個性的な世界の雪だるま。
アーちゃんもねこも雪だるまのようにふくよかで、気持ちがふっくらしてきました。

高部晴市さんのレトロでユーモアのある独特な絵を見ると、気になって、ついついページを開きたくなります。
あーちゃんを手伝って、ねこちゃんがつくった雪だるまが、夜中に家の中にやってきます。寒い寒いと言って、雪だるまがほしがったのは、ストーブやお風呂ではなく、なんとお酒！その突拍子もない展開に、大笑いしてしまいました。
ラストで描かれるゆきだるまも想像できない状態になっています。
シュールで楽しく、大人も大笑いしちゃう絵本だと思います。

ねこちゃんが、あさおきると、そとはまっしろしろ。アーちゃんと一緒に雪だるまを作ります。雪だるまってなんだい、なんだいと尋ねるねこちゃんですが、さむがり屋のねこちゃんが、セーター着てズボンはいて、一緒に雪だるまを作る姿は、なかなかみものですよ。
そして、夜にあらわれた雪だるまは、外は寒いから、温かいものをと求めます。なんか、おかしな展開になっていますが、ねこちゃんとのやり取りは、少々ばかげていて、おもしろいですよ。そして、最終的には…

ゆきだるまを知らない　ねこちゃん。
「（あかい）だるまを　ゆきで　つくるんだよ」と教えられ、つくります。

できあがったのは、雪ダルマというより、雪達磨（笑）
その雪達磨が動き出すというお話です。
ねこちゃんと雪達磨のやりとり、まるでマンザイです。
しかし、こんな　おっさんくさい雪達磨初めてみました（笑）
最後は、びっくりの結末！

可愛くないですが、親しみのわく雪ダルマです！

やっぱり奇想天外なところがなんとも可笑しいです。

最後に、「ウフフフフ」でした。真っ赤な顔をしてにっこり笑った雪だ

るまに、「二日酔いかよ」って思わず声かけたくなりました。

猫ちゃんも雪だるまくんにお付き合いをして眠たいのに、ねこちゃんの

思惑通りの「だるまさん」になっていて大満足の笑顔が可愛かったです

愉快な楽しい絵本でした。

高部晴市さんの本、独特でおもしろくて息子とよく読んでいます。

このゆきだるま、なんだかんだと言って実は飲んべえなんですね。

「おやじかい」とツッコミを入れたくなりました。

部屋から出て行く時に、後ろでさりげなくだるまがお手伝いしているところがおもしろかったです。

こういう細かい書き込みが好きです。

ありえないですけれど、おもしろかったです。