「もういくつ寝るとお正月(略)早く来い来いお正月」は、童謡「お正月」の歌詞だが、
これが出来たのが明治34年だとか。
きっと今よりはうんとお正月が楽しみな時代だったのでしょう。
今、「もういくつ寝ると」とお正月より楽しみにしているのがクリスマスではないかしら。
クリスマスまで毎日数えていく仕掛けの「アドベントカレンダー」もたくさんあって、
気分を盛り上げてくれます。
この『クリスマスのくつした』もそんな気分になれる絵本です。
詩(この絵本では文ではなく、詩となっています)を書いたのは、
イギリスの児童文学作家・詩人であるエリナー・ファージョンさん。
その詩に訳をつけたのが石津ちひろさんで、絵はほりかわりまこさん。
つまり、この作品はエリナーさんの詩を日本の人たちが素敵な絵本にこしらえたもの。
特に、いいなと感じたのは、
読みすすめていくことでどんどんクリスマスに近づいていく工夫がしつらえていること。
ノンブルというページのすみにあるページ番号が24からはじまって
次第に数が減っていく「アドベントカレンダー」のようになっています。
ページを繰るとクリスマスが近づく。
まるで、夢みたい。
詩を書いたエリナー・ファージョンさん(1881-1965)は,
アンデルセンにつづくファンタジーの大家として知られていて、
第1回の国際アンデルセン賞を受賞したイギリスの作家。
代表作に『ムギと王さま』などがあります。
この絵本と合わせて、クリスマスプレゼントにどうでしょう。