モノクロの表紙に金色の☆が綺麗だったので読んでみました。
主人公の手品師レイとウサギのバニーが、広場で手品をしている時にアクシデントがあって、バニーが迷子になってしまいます。
探し回るバニーですが、その一寸先をレイも探している姿が小さく描かれていて、実に細かい描写です。
それに、最後に出会う過程がとても素敵なもの。
モノクロだからどうなのかと思っていたのですが、どうして、とても精緻に描いて、思わず見入ってしまいました。
バニーが探しまわるシーンに、子どもも共感してしまうことでしょう。
絵を見るだけでも価値のある絵本と言えそうで、今回がデビュー作とのことなので、今後に期待したいところです。