お昼寝をしているヒツジの背中にポーンと飛んできた鳥の卵。
暖かい背中で太陽をいっぱい浴びてるうちに、
タマゴから雛がかえります。
ヒツジは生まれた子を自分のように可愛がります。
動物ってね、生まれて初めて見た動物を、自分のお母さんだと思うんだって。
そんなことを言いながら読んでいくと、
小鳥は大きくなって巣立っていきます。
小鳥が成長して初めて飛んだ喜びもつかの間、
独立して去っていった寂しさ。
あー私もいつかヒツジと同じに気持ちになるなぁ。
そう思うとまだ小鳥の娘がとても可愛く感じて、
思わずぎゅーっと抱きしめてしまいました。
娘には、「とんだとんだ」で、タマゴがとんで、
小鳥がとんで、ヒツジがとんで、
面白い一冊でしたが、
私にはジーンときた一冊でした。