てん」 みんなの声

てん 作・絵:ピーター・レイノルズ
訳:谷川 俊太郎
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年01月
ISBN:9784751522639
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 95
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95件見つかりました

  • こんなきっかけが必要なのですね。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    お絵かきが 苦手で大嫌いな女の子 ワシテ。
    先生のちょっと気の利いた関わり方で ワシテの絵に対する意識が大激変☆
    不得意が 得意に変わる時って こんな感じなのかもなぁ。
    「認められることは 大きな喜びであると共に 自信にもつながり そしてやる気が湧き出してくる」
    というプロセスを この小さな絵本に教えられました。
    そういえば 夏休みの宿題だった 絵画や作文、自由研究など
    自分は子供に どんな言葉を掛けてあげられたかなぁ…と振り返り かなり反省。
    お絵かきに限らず 色々なことに活かせる教えをもらえた絵本でした。

    投稿日:2006/09/06

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  • 【とりあえず】は魔法の言葉

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、女の子3歳

    私の愛読書に、中山庸子さんの「『とりあえず』の魔法」があります。
    この絵本を読んで、中山さんの このエッセイを思い出しました。
    いきなりスゴイことを成し遂げるのは無理だけど、自分にも出来ることはある。
    それならまずは自分に出来ることから第一歩を踏み出してみよう、という内容です。
    一歩一歩が積み重なって、いつしか実績を積んでいることに気付くのです。

    ワシテの先生は、そのことを知っていたんですね。
    そして温かい視点や、先生にしては型外れな一面も持ち合わせていた。
    ワシテの描いた点にサインを書かせて 作品として仕上げ、
    また それを立派な額に入れて飾ってくれたことは、ワシテにとって
    認めてもらえた嬉しさと自信につながったことでしょう。
    人は誰かに何かを認めてもらえて喜びを感じた時、そのことに面白みを覚え
    探究心も芽生えて、飛躍的に実力を伸ばすことが出来ます。
    私も娘たちのことをもっと褒めなくては、とちょっと反省しました。
    学校の美術展で「定規を使っても真っ直ぐに線をひくことが出来ない」という男の子に
    自分が先生にしてもらったのと同じ指導方法で教えようとする姿勢には
    自信や凛々しさすら窺え、魅力的だと思いました。
    娘たちはワシテが絵を描くのかと思ったら、描いたのが「点」だった上に
    先生に褒められていたので、その意外性が単純に面白かったようです。
    ストーリー構成もきちんと成立していて、内容的にも本当に素敵な作品だと思います♪

    投稿日:2006/09/02

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  • そんな先生に出会いたい

    人は、出会う者・物・言葉によって自分の人生を大きく左右されるものだと私は思っています。そして、自分の子供に出会ったのも、子供だけでなく親も成長するためにだと実感してます。

    この本は、まさしくそんな感じの絵本です。
    おえかきのじかん ワシテは 画用紙に何も描けなかった。
    けど、先生は その白い画用紙を見て、
    「あら! ふぶきの なかの ほっきょくぐまね」と言った。まず、こんな言葉を出す先生は今はいない様に思う。
    時間に押される様に生活している現代、きっと「何でもよいから早く書きなさい」というのが現実的。
    そんな先生に出会って、人生を左右されてみたいです。

    投稿日:2006/07/23

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  • 先日「絵本ナビ」からの受信を拝見しました。思わず感想を書きたくなりました。実は絵に対して「自分は絵が苦手だから嫌い」といつも言い、コンプレックスをもっていた息子。「お母さんはあなたの描く絵すきだけどなあ〜そのままでいいんだよ。」といつもはなしたし、絵を飾ったりしていましたが、早くから園に入っていた周りの友達の絵をみて「うまくかけない」という息子。そんな時、書店で見つけた一冊。部屋に飾っておくと子どもが取り出し夜よく親子で読みました。宿題の画用紙を前に固まっていた息子に 「てん」の話をしました。 しばらくすると 自然に手が動いていました。今では 好きなものの絵は好んでたくさん描くようになりました。たしかに周りをみると子どもがここまでかくんだあ〜とびっくりすることはあります。親ばかだと思われるかもしれませんが息子の絵は、なにより心が癒されます。育児に対しても自分のことに対しても心に何かを残してくれたと思います。私たち親子にとって心に残る一冊です。

    投稿日:2006/07/12

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  • こんな大人は、もっと必要。

    • 梨華さん
    • 30代
    • その他の方
    • 北海道

    ワタクシは、絵を描く事が苦手なのですが(^_^;)絵を描く事は嫌いではございません(o^_^o)
     学生の頃、好きでも嫌いでも、美術で絵を描く事は誰もが経験する事ですよね。
    ただ、才能が無いと片付けてしまうのって悲し過ぎます!絵は、遠い昔から、貴族の間では、宮廷画家たちがいたり、贅沢な観賞作品であったり、カメラが無かった時代には、肖像画を描く事をお仕事にしていた方だったいたのですが、少なくとも現代では、上手、下手ではなく、絵は心で感じるモノだと思うようになりました(o^_^o)
    この作品は、絵が大嫌いなワシテちゃんが、先生に言われて仕方なく描いた“点”1つでしたが、その先生の配慮のおかげで、絵が嫌いだったはずのワシテちゃんが、才能を開花させて行くお話です(o^_^o)
    何事も、きっかけが大事ですよね♪先生にうまく乗せられてしまったワシテちゃんでしたが、この先生は素晴らしいと思いました(o^_^o)そして、そんな先生のしてくれた事が嬉しかったワシテちゃんが、次のワシテ君になるかも知れない少年にその心を伝えたところも、ワタクシは、感動致しました(o^_^o)
    とても素敵な作品です♪このお話に登場するような、大人って必要ではないかと思わされる素晴らしい作品に出会いました(*^o^*)大人の方に是非♪読んでいただきたい作品です。おすすめ♪

    投稿日:2006/06/26

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  • 認めてあげることの大切さ

    メンバーさんお評価が高いので図書館で早速読んでみました。
    お絵かきの時間なのにいつまでも画用紙がまっしろのままのワシテ。何を描いていいんだかまったく思い浮かばないワシテに
    先生は「吹雪の中のしろくまね」なんていうところがまずは
    ウィットに富んでいるなーと思う。
    大人に対してこういう表現をしたらさしずめ皮肉に聞こえがちだけど子どもに対しては「早く描きなさい」なんていうよりも
    絶対いいと思うし、なんと言っても「・(てん)」だけを描きサインしただけのものでも額に入れて立派な作品として認めてあげる先生の度量の大きさにも関心させられました。
    先生の気持ちを汲み取ったかのようにそれからワシテの画力は溢れ出しとどまる所を知らない。
    【子どもの能力を生かすも殺すも大人次第】
    ということを強く感じました。
    日頃の何気ない言葉や行動で子どもの心の成長を妨げているのではないかとドキリとした絵本です。
    3歳の娘には難しいかもしれないけれど
    親の私にはとても胸に響いてきました

    投稿日:2006/06/23

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  • この絵本に出会えてよかったです

    題名をみたとき、どんな絵本なんだろうと思ったのですが、読んでみてあまりにも素敵な絵本で、この絵本に出会えてとっても嬉しく思います。

    人間誰しも嫌だなあとか、苦手だなあと思うことってありますよね。でも発想をちょっと変えただけで、すごく素敵になる。
    そんなことが伝わってくる絵本でした。

    親として、教育者として非常に考えさせられる絵本でした。
    可能性を伸ばす手助けをすることの難しさを痛感しました。
    読んでいて、子供以上に大人である私がこういった柔軟性をもっていなくてはいけないなあと思いました。

    息子は息子で、すごくたくさんの点に感動していました。
    僕もこんな点、今度書いてみよう!これもいいなあ・・・みたいな感じでとても気に入っていました。

    投稿日:2006/05/24

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  • 子育てのバイブル♪

    ぜひ、大人に読んで欲しい絵本です。
    一人だけ白紙の女の子に先生はムリにがんばれとは言わず、
    『しるしをつけてごらん』と言います。
    彼女はやる気も自身もなかったのに、『てん』を書いたことから
    最初の一歩を踏み出すんです。
    額に飾られた『てん』をみて女の子は・・・
    この先生とってもステキです。
    褒めて育てるって大事なんですね。
    わかっていてもなかなか出来ないんですよね、これが。
    でも、こんな簡単なことでいいんですよね。
    日々子供とバタバタと暮らしていると忘れてしまいがち。。。
    とっても大切なことを思い出させてくれる絵本です。

    投稿日:2006/04/28

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  • とても素敵なお話です☆

    おとなの一言が子どもに与えてしまうであろう影響、子どもに対する受け止め方など、考えさせられました! この絵本のような先生はとてもステキだと思います☆ 「てん」をみて私は何と言ってあげられるでしょう・・ この絵本にでてくる女の子は先生から与えられたステキな言葉を更に他の子どもへと伝えています。きっと女の子自信成長もできたのだと思います。 
    この絵本を読んで思ったことを忘れないで子ども達と関わっていきたいです♪

    投稿日:2006/03/17

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  • 「先生」のような存在になりたい!

    • 洋梨さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    絵が苦手な主人公ワシテ。
    そして、ワシテの先生が登場します。
    この絵本の最後に、、、ワシテは絵が大好きになります。
    先生は、何をしたか?というと、ただ、ワシテの「やる気」を
    引き出しただけなんです。
    本当に、素晴らしい先生です。感動しました!
    私も、こんな先生のような存在になりたいです(難しいですが)。

    娘が3歳後半のとき、図書館で借りたんですが、
    これは、子供が大きくなっても長く楽しめる絵本だ!と思いました。
    (そして、私自身のためにも、何度も何度も手にとって読みたい!!)
    近いうちに、絶対に購入しよう!!と決めた絵本です。
    皆さんも、出来るならぜひ購入して、なが〜く楽しんで下さいね!

    投稿日:2006/02/15

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