おばけむら」 みんなの声

おばけむら 作:南部 和也
絵:田島 征三
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年05月
ISBN:9784774606309
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 23
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  • どうしておばけ村はできたのだろう

    いろいろに考えられるお話です。
    1ぴきのおばけを引き取ることで、見返りの報酬を得た村はどんどん裕福になっていきました。
    引きとったおばけは山奥に放置されたのですが、度重なる受け入れで村が裕福になっていく裏側で、おばけたちは増殖し、村ができてしまいました。
    そしておばけたちは造反を始めました。
    動物でいうと外来種動物と在来種動物の攻防のようにも思いますが、この絵本はもっと奥が深いかも知れません。
    自分たちが無意識に放置しているもの、報酬を得るための代償、思い当たることありませんか。

    投稿日:2025/08/02

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  • お化けに乗っ取られてしまった村ですね。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    いいよいいよと言ってるうちに取り返しのつかない事になっちゃって…。山奥に厄介払い、という点で、どうもおばけと姥捨山と産業廃棄物がかぶるなと思ったのですが、全く関係ありませんでした。おばけのビジュアルがユニークです。

    投稿日:2015/04/09

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  • ちょっとこわい・・・。

    昔話のような口調ではじまり、人助けをする村の、
    ハッピーエンドなお話なのかなあと思ったら、最後に
    大どんでん返しが・・・。
    絵もちょっとこわめで、おばけ好きの娘でも、これは気に
    入らないかなあと思ったのですが、意外と食いつきました。
    大人のわたしのほうが、ちょとこわくて、せつなくなりました。

    投稿日:2015/02/25

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  • 夢の村

    みんながお化けを捨てに来るなんて今の家の子にはとっても羨ましいお話だと思いました。この絵本を読んであげたら、「自分の家もお化けのごみ収集所になりたい」って言ってました。親ばかかもしれませんがうまいこと言うなって思いました。お化けが結構細かくいっぱい登場しているので子供は喜んでました。

    投稿日:2012/02/04

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  • こわい・・・

    山深いところにある ひなびた村。
    そこへ他の村から、
    「お礼と引き換えにおばけを捨てさせて欲しい」と頼まれ、快諾。
    うわさがうわさを呼び、あっちの村から、こっちの村から、
    次々とおばけを捨てにやってきます。
    ひなびた村は、お礼の品でどんどんどんどん裕福になっていきます。
    でも、それと同時におばけもどんどんどんどん繁殖して、
    やがて取り返しのつかないことに・・・。

    絵はコミカルな感じなので、子供たちには、さほど恐怖感は
    与えないと思いますが、目先の欲にとらわれて、結果を想像
    できなかった村人たちのおろかさは、今の人間達がやっている
    ことと重なり、怖かったです。
    村人達は、このあとどうなったんだろう・・・。
    人間に待ち受ける未来は、どうなるんだろう・・・。
    表紙のイメージとは裏腹に 重いメッセージを感じる作品でした。

    投稿日:2011/06/08

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  • 豊かさの代わりに失うもの

    おばけ好きの息子に読みました。

    親切心から、山奥にオバケを放す事を許した村長。
    引換えにお礼を沢山もらいます。
    噂は広まって、オバケを連れてくる村が急増。村はどんどん豊かになっていきます。
    最後には、山奥で増えたオバケが村にやってきます。
    その報告を受けた村長の反応が恐いです。
    「村人に酒をふるまってやれ」
    誤摩化すつもりが、自分自身も麻痺してしまい、正しい行動をおこせなくなっています。
    読んでいて何だかゾッとしてしまいます。

    息子はおばけ好きで何度も読みましたが、本当の所は分かっていないと思います。
    小学校低学年ぐらいになったら、読み返したいです。

    投稿日:2011/03/09

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  • 怖ろしい結末

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    山の奥深くにひなびた村がありました。
    村に暮らす人は少なく、訪れるものもほとんどいませんでしたが、それなりに幸せに暮らしていました。
    ある日、遠くの村から一行がやってきて、おばけを山奥にはなしてほしいと言われました。お礼に、美しい反物や焼きものを差し出されました。

    最初は善意でしていたはずなのに、途中からその趣旨が変わってきたような、その結果…
    似たような状況は、実際に起こりそうです。
    最後の一文は、心にズンと響きます。
    それにしても、田島征三さんの描くおばけたち、気味悪いようなおかしいような、まるで子どもの落書きのような…
    とにかく変!

    投稿日:2010/03/24

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  • 絵が面白い

    娘は絵が面白くて8冊図書館で借りた中で
    一番よく読まされました。

    絵本の中のおばけを探し出し、数を数えたり
    このおばけは足が5本あるね〜!とか言って喜んでいました。

    内容の本当の意味は分かってないのかなぁ〜と思います。

    欲に目がくらんだ村の人々はおばけに村を占領されちゃって
    最後は滅んでしまう・・・。
    考えさせられる話です。
    当たり前の小さな幸せって本当に大切だなぁ〜と思いました。

    投稿日:2009/08/19

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  • ひなびた村

    ひなびた村から、お化け村に変わってしまってあまりにも代償が大きくてもう戻れない。お金で暮らしが豊になって、少しくらいいいかって思う気持ちもわかるけれど、とても大切なことを教えてもらった絵本です。ゴミ問題にしよ、環境破壊にしよ、なんにでも当てはまると思いました。大人が読んでほしい絵本だと思いました。

    投稿日:2009/03/25

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  • 意味ありそうな結末

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    田島征三さんの迫力ある絵が好きで借りてみました。
    読み終わってみると、このおはなしを通して作者の言いたいことは・・・と考えさせられるような気がしました。
    要らないもの、このおはなしではおばけを山奥に棄てる、つまりおばけの指す所は廃棄物で、現代のごみ問題、環境問題、もしくは現代人の心のあり方を風刺しているように思いました。
    きっと、読む人によっておばけの指すところは違ってくるとおもいますが、何かを心の中に提起してくれる、そして子供にも間違った行動が問題を起こすといったようなニュアンスは分かると思います。

    投稿日:2009/02/18

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