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家が貧しそうな女の子の転校生がやってきた。私は、人の目を気にして、どうしても、その子に優しくすることができなかった。その子は、最初はそんなことを気にせず、普通に話しかけてきていたが…。優しさは水の波紋のように広がっていく。シンプルなのにできない自分に問いかけてくるようなお話。絵が迫力あり。
投稿日:2022/06/21
ものすごく胸が痛い本でした。 転校生のマヤ。 その異質さに触れ 仲間外れや嘲笑などで、はじいてしまう、あたし他大勢の子供たち。 いじめの構図は似たり寄ったりで どこにでもあるのだなぁと、昔を思い出したりしました。 先生が、洗い桶の水に小石を落とし、さざ波をたたせて 「ひとりひとりのやさしさは、さざなみのように広がっていく」というのですが、 私は、このたとえは逆ではないのかと思ってしまいました。 マヤが小石で 投げ入れられたがために、その異質さが伝播して、周りが動揺する・・。 みんなが心にやさしさを持っていると同時に 平気で傷つけてしまう残酷さも持ち合わせていると思っています。 人の心は単純でいて複雑です。
投稿日:2022/01/27
『むこうがわのあのこ』『かあさんをまつふゆ』など、 ジャクリーン・ウッドソンの作品を読んだことがありますが どの作品も子どもの心の動きをうまく描き出し、 読んでいる私たちにも課題を投げかけてくるのが うまい作家さんだなと思います。 読みながら、小中学生のころ、 昔あからさまじゃなくても こんなふうに感じたことがある、 他の子がそういう態度をとっていても 注意してあげられなかった、 見て見ぬふりをしたという 嫌な思い出があります。 でも、この絵本みたいに 傷つけて、去ってしまった後では 何もできない、 じゃあ、今後どうするの、 また同じようなことがあったとき、 同じように後悔し続けるの? 考えさせられるお話だと思います。 息子たちも静かに聞いていました。 きっと、何かしら感じるものがあったのだと思います。
投稿日:2020/09/18
子供って時に残酷ですよね。後悔してもマヤはもう戻ってこないのだから、初めから笑顔で接していればよかったのに…。何がクローイをそういう行動に走らせたのかな…。我が子は決してそんな子には育てるまい。皆に優しく、皆と仲良くできる子に育てよう。
投稿日:2014/12/02
2013年に発行された絵本の中で、私が選ぶベスト絵本です。読み聞かせ会にも最適で、小学校はもちろん、中学校の読み聞かせでも使用しています。新しい絵本だと、まだ読んだことがない人も多いけれど、読み聞かせを行ったクラスの先生も、くいつきがいい心に響く内要です。優しい心を持った子供達が増えていってほしいという願いを込めて、私の読み聞かせ会の18番の絵本になりました。
投稿日:2014/02/04
転校生で、しかも着ている服が古めかしいマヤ。笑顔で話しかけても、なかなか友達ができません。 無視する女の子たちの態度も、よくわかります。 イジメはどこででもあるんですね。なぜ、なくならないのか悲しくなります。 マヤが学校に来なくなってから、担任の先生が「やさしさの授業」をします。マヤがいるときに、この授業ができなかったのかなと思いました。 繊細に描かれた自然と、女の子たちの表情が、印象的でした。 やさしさのさざなみを、世界にひろげていきたいです。
投稿日:2013/12/24
私がカウンセリングを勉強している先生が、道元の愛語という言葉について、優しさは心の底に眠っているので、それをかきおこさなくてはいけないということを言われることがあります。 読みながらふとその愛語のことを思い出しました。このお話の先生が言われる言葉の中に「ひとりひとりの やさしさが このせかいを ちょっとずつ よくして いくのですよ」という言葉があります。 人の心を動かしていくのが優しさであり、その根底にあるのは愛。 マヤに優しくできない「あたし」の中にも優しさは眠っているはず。でも周りを気にしたり、明日こそはと思っていたりしているうちにどんどん時間は経過していくのかもしれません。 優しくしたいのに優しくできない、笑顔で笑いかけるだけでもいいのにそれすらもできない。簡単なようだけれどもできなくて後悔だけが残ったというそんな経験、子どもの頃にはあったかもと。 「あたし」がこの経験を通して変わるきっかけになってくれたらいいなあと思いました。 ジャクリーン・ウッドソン、何気ない子どもの日常の中に潜むほろ苦い経験を描くのがうまい作家だと思います。 『百枚のドレス』にも通じる世界があるように思いました。
投稿日:2013/10/13
転校生に対する、いじめ、無視の世界。 転校生のマニは徹底的なシカトの輪に囲まれました。 それでも、一生懸命仲間になろうとするマニの健気さが、まずは心にズキンと突き刺さりました。 マニは、ついに孤立を認め、自分の世界に入っていった後、学校を休み、転向していってしまいました。 残された子どもたちに対して行われた「やさしさ」の授業。 「ひとりひとりのやさしさがさざ波のように世界に広がっていくのです。」 この一言がまたグサリと来ました。 思い出した「やさしさ」を語る子どもたちの中で、それができないクローイ。 クローイが「やさしさ」を渡したいマニは、自分の知らない世界に行ってしまったのです。 マニを無視し続けたクローイの罪悪感が、私の心を包みました。 解放されることのない罪悪感。 マニとクローイとどちらがつらいのだろうか? でも、二人は永久に溝を埋めることができないのです。 これは辛いですよね。 二人はきっと心の傷を抱えたまま成長していくのです。 クローイの苦しさと、先生の授業の素晴らしさが都留として、心に刻まれました。
投稿日:2013/10/02
転校生がやってきました マヤという女に子は 身なりも貧しそうで・・・ 自分の席の隣に座ったのですが、 彼女を無視して 知らん顔したり マヤの笑顔にも答えず 横を向いたりしています。 女の子同士の いじめ 知らんぷりしたり 内緒話したり マヤはどんな思いだったのでしょうね 他者を受け入れる なかなか すぐには仲良くなれなくても だんだん仲良くなり 仲間に入れてあげたらよかったのにね とうとう、マヤは学校へ来なくなるのです 今 学校で起こっているいじめ 自殺に追い込まれたりする子もいます なぜなのでしょう? 人間だから 気の合わない人もいると思いますが・・・ この学校の先生は子供たちに 小石をわたして さざなみがおこるのをみて 一人ひとりの優しさが 世界に広がっていくと教えるのですが・・・ はたして このような 教え方で子供たちはわかるのでしょうか? 自分がいじめたことが分かって悩んでいる女の子をテーマにしてこのお話が描かれていますが、 この子は果たして マヤを受け入れて仲良くなれるのか テーマの重いお話の終わり方でした 子供が読んだ時どのように 思うのでしょうか? ひとりひとりの やさしさが大事だと教えることは大人の役目ですね
投稿日:2013/09/29
『EACH KINDNESS』が原題。 小学生の少女クローイのクラスに女の子マヤが転入してきます。 でも、みすぼらしくて、変わったお弁当を食べているマヤを、 クローイたちは受け入れることが出来ないのです。 やがて、マヤが登校しなくなり、転校。 クローイは事の大きさに気づくのです。 担任の先生が、優しさについて説明するくだりが印象的です。 洗い桶に水を入れ、そこに小石を落とし、さざ波を見せるのです。 優しさとはそのさざ波のようなもの、という例えは、実に的確ですね。 結局後悔の念で終わる余韻に、考えさせられるものがあります。 道徳の教材にいいかもしれませんね。
投稿日:2013/09/20
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