『きつねのホイテイ』を先に読みました。
スリランカののどかな空気が今でも印象に残っています。
こちらの作品もゆったりとしていて、落ち着いて読み聞かせられる作品だと思います。
この作品の魅力は、傘を知らない村のキリ・ママおじさんが、生まれて初めて町へ行き、傘を買いわくわくして村へ戻るくだりです。
お子さんたちは、村人が傘に驚き便利であることに喜ぶ場面を想像し楽しめるでしょう。
次に、キリ・ママさんが立ち寄った村の入り口のコーヒー店でのミステリー。
めげずに、同じことを繰り返すキリ・ママおじさんに笑いながらも、親子で???って楽しめます。
犯人探しの方法にな〜るほど。
そして、キリ・ママさんの寛容なはからいに、心も温まります。
いよいよ、犯人の正体を知るや、親子で楽しい笑い声が起こるでしょう。
当時5歳の息子は、暗い森の木の枝にカラフルな傘がたくさん掛かっているページに「うわ〜、綺麗!綺麗だね〜。」って喜んでいました。