リボンって不思議なパワーを持っています。私も小さなときに母にリボンを結んでもらったときのこと、新しい髪飾りをつけてもらったときのことは鮮明に記憶しています。
大きな赤いリボンをつけてもらったら笑顔になってしまうゆいちゃんの気持ち、とってもよくわかります。
そして、そんなゆいちゃんのママが元気がないなら、自分と同じようにリボンを結んであげれば元気が出るのではないかという子どもならではの素敵な発想に好感が持てました。
リボン結びってとても難しいんですよね。私も苦戦しましたし、子どもに教えるのも自分が左利きなもので反対になってしまい、難しかったです。この絵本の最後には、そんなリボン結びの方法まで書いてくれてあるので良心的だと思います。
ママもゆいちゃんの優しさに触れて、元気になったようでハッピーエンドで良かったです。
途中で、お母さんが元気がなくて病院へ行ったという描写が重病?なの?と思わせる感じもあるので、この絵本は思いもよらぬ方向へと進んで行くのかとドキドキしました。
風邪くらいの設定なら、風邪をひいたみたいです・・くらい書いてあったほうが安心できたかなと思うのは私だけでしょうか。