主人公は、小学校低学年〜中学年ぐらいでしょうか。
家族には、それぞれみんな、好きなことがある。だから、自分も好きなことを探そうと、色々な事にチャレンジします。
お芝居、音楽、お料理…どれもシックリこないのですが、ついに、数学と出会います。
「すうがくは まいにち つかえる」と主人公。
日常生活のあらゆることを、数学を通してみることが楽しくて仕方ない様子が伝わってきて、読んでいてワクワクしました。
巻末(?)には、本編に出て来た数学を説明した「数学ノート」がついていて、フムフム。
ここを読んでから、もう一度最初のページに戻ると…最初は見えなかったものが見えてきます。
最後のページの、ミゲル・タンコさんからのメッセージにも、グッときます。
数学の世界への入り口になるかもしれない…一冊。