2歳11ヶ月の息子に読んでやりました。息子は並べるというよりは、電車が好きなので車両を連結するのが楽しくてしょうがない時期がありました。まるでそのころを思い出すかのように、とにかく身近にある色々なものを次から次へと並べてみたいというある男の子とお昼を食べたいお母さんのやり取りが面白い本です。
サムは、積み木を並べるところから始まり、本、お風呂のおもちゃ、車、靴と並べて、おかあさんがお昼を作って待っているダイニングまでつなごうとしています。でも、なかなか待ちきれないお母さんは、色々な掛け声をしてきます。そのやり取りがとてもリアル。う、うちでも同じことをやっている・・・と。そして、おかあさんだいすきーと抱っこしてもらうところで終わります。
なにが楽しいのかわからない子どもの行動ってありますが、まさにそれを絵本にしたものです。でも、そこに母の愛情があふれていることも伝わってきて、ちょっと落ち着かせてくれる側面も。少し深呼吸しようかな?という気にさせてくれる本です。