『THE CHRISTMAS FOREST』が原題。
邦訳は今年ですが、原書は1950年の作品です。
サンタクロースのクリスマスプレゼント配りの様子を描いた作品。
準備万端で出発したサンタクロースですが、
奥さんの忠告を気にしつつも、さっそくお弁当を食べてしまうのですね。
奥さんの予想通り、眠り込んでしまったサンタクロース。
え?未配達のプレゼントは?
森の動物たちの気配りで、無事配達されますよ。
森だからこその展開に、心まで温まる思いでした。
思いやりにあふれているからこそ、サンタクロースの失敗も笑い話に昇華されます。
デュボアザンの絵は、古風ですが落ち着いていて、聖夜にぴったりの雰囲気を伝えています。
子どもたちの夢にそっと寄り添った作品だと思います。