手袋は、右と左、両方そろっていて機能するもの。
でも「ニコイチ」ゆえに「あれ?片方ない・・」という事態にも陥りがちです。
私はいつも、手袋はぎちぎちに束ねています。
子どものころは左右紐でつなげてありました。母は心配性たったのかな・・。
そんな手袋の右と左が、
離れ離れになった後のそれぞれの物語を描いた
心温まるお話です。
手袋本体が擬人化してしゃべったりするわけではないのに
ラストにニアミスしたときには
「あぁ・・」と・・
なんだか、ちょっとしたすれ違いの恋愛ドラマを見ているような気分に・・。
やはり、林木林さんの文章は秀逸です。
また
柔らかくあたたかそうな真っ赤な手袋は
生き生きと描かれています。
もうすぐ春を感じる今の時期にこそ読みたい一冊です。