くわずにょうぼう」 だっこらっこさんの声

くわずにょうぼう 再話:稲田 和子
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1980年07月
ISBN:9784834007893
評価スコア 4.75
評価ランキング 816
みんなの声 総数 52
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  • ぴつっ ぴつっ

    この、暗い色彩が最近の絵本にはない奥行を出しています。
    独特の表現も、怖さを後押ししていて良い。

    握り飯を「ぴつっ ぴつっ」と握る音、山姥が男を桶に入れて運ぶ時の「しっとりしっとり重たいぞい」。じわじわと静かに聞き手に迫るこの感じ。

    最近の子供はあまり昔話を知らない、知っていても微妙にストーリーが改変されている、ということを耳にします。
    退屈するかな?と低学年に読んでみましたが、みんなじっと聞き入っていました。

    私は、この話が生まれた背景が気になりました。
    いつの時代も、妻をあごで使うような夫がはいて捨てるほどいたのでしょう。家事一切を任せる割には、何の評価も感謝もしない。
    昔話として脈々と受け継がれてきたことに、怨念を感じます。

    投稿日:2024/02/07

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