クリスマスの頃、本屋さんでの少女と老紳士の静かな交流を描いた作品です。
フランスでは水曜日は学校がお休みなんですって。
ということで、毎水曜日本屋さんにやってくる少女は、
いつも居合わせる老紳士に気付きます。
彼が読むのは分厚い戦争の本。
絵本の方が面白いのに、といぶかる少女の視点がほほえましいです。
クリスマスらしいラストは、とてもほっこりとした余韻です。
さりげなく描かれた、老紳士の過去が想像できます。
そして、こんなにも立ち読みに寛容な本屋さんというのも驚きですね。
どちらかというと、大人向けの作品ともいえると思います。