おいしそうなバレエ」 ムースさんの声

おいしそうなバレエ 作:ジェイムズ・マーシャル
絵:モーリス・センダック
訳:さくま ゆみこ
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2003年10月
ISBN:9784198617561
評価スコア 4.46
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みんなの声 総数 40
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  • バレエ・演劇好きにはたまらない

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     おなかをすかせたオオカミがブタの町に迷い込み、ひょんなことからバレエ『白ぶたの湖』を鑑賞することに。チラシや看板、新聞の見出しなどに見られる言葉遊びが楽しいです。どちらかというと大人志向の絵本かな。センダックが友人ジェームズ・マーシャルの死を悼んで、遺稿にイラストをつけた作品。演劇好きの二人の趣味が存分に表れています。舞台の好きな人にはたまらないかも。
     わたしももっと劇場に足を運びたいな〜と刺激されてしまいました。劇場といえば、クリスマスシーズンはバレエ『くるみ割り人形』の季節。当地のバレエ団の『くるみ割り〜』はセンダックが舞台美術を担当しています。そんなことからも彼の舞台への情熱が、この絵本の趣向と重なって、たっぷりと伝わってきました。(絵本は「絵と言葉の総合芸術」と解していますが、そのスケールを大きくすると舞台芸術になることは、センダックの芸術活動を見ているとよく伝わってきます……。)
     最終幕でうっとりしながら自分の演技に酔いしれるオオカミ……。この表情・目つきは必見ですよ。小学生以上のお子さんに。バレエを習っているお子さんには特におすすめ。

    投稿日:2003/12/18

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