色を効果的に使っているかわいい絵も、お話の内容も心に響くお気に入りの1冊です。
田舎の一軒のちいさいおうち。四季の移り変わりが取っても素敵な自然一杯の土地。そこが、少しずつ都市開発され、車が通り、人が増え、ビルが建ち、電車が通り・・・。最後には、ちいさいおうちは誰にも気づかれず、ただひっそりと雑踏にたたずんでいます。やがて、引越しが決まり、また昔のような田舎ののどかな町へ。その町並みと溶け込んでいるちいさいおうちを見ると本当にほっとします。
現代の人の気持ちを表している気がして、はっとさせられる絵本です。忙しさの中で忘れられている純粋な気持ちを気づかせてくれるそんな絵本です。