泥かぶら」 ヒラP21さんの声

泥かぶら 原作:眞山 美保
文:くすのき しげのり
絵:伊藤 秀男
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2012年09月09日
ISBN:9784916016959
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 16
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  • 舞台劇を絵本にしたものと知ってナットクです。
    少々荒削りに思える絵が、舞台上の演劇をメリハリある形で表現。
    長時間の台本から絞り込まれた骨格を数少ない絵とページで表現。
    泥かぶらと呼ばれ、人から蔑まれた女の子が、誰からも好かれる心美しい女性に変身していく過程に、心揺さぶられるパワーを感じました。
    孤独で、人から蔑まれ、心荒々しく反発していた女の子が、旅の老人に自分をさらけ出し、自分の悲しみつらさを訴えたこと。
    自分を開放することで「ジョハリの窓」を拡げていったこと。
    そこに、自分に対する救いの言葉がありました。
    「自分を恥じないこと、笑顔でいること、人を思いやること」の3つのこと。
    これは「自己肯定」、「他者肯定」と「物事に良さを見つけること」と、人生読本のような教えでしょう。
    実践することは難しいけれど、泥かぶらはそのことに自分を賭けました。
    その間の苦労は省略されているけれど、嫌なことより、良いことが自分の心に拡がってきたとき、自分の生き方に楽しさを見つけた泥かぶらでした。
    それは、悪人さえも改心させるほどの優しさになりました。
    お話しは余韻をもって終わります。
    舞台も人の心を揺さぶるからこそ、演じ続けられているのでしょう。

    投稿日:2013/02/01

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