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こはこはく

ママ・50代・東京都、男の子15歳

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こはこはくさんの声

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なかなかよいと思う 絵も、数字も、美しいです。   投稿日:2020/08/31
1つぶのおこめ
1つぶのおこめ 作・絵: デミ
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
むかし、ある村で、王様がお米を独り占めしてしまいます。
そこで、むらむすめのラーニは一計を案じます。

王様の家来が落としたお米を届けたご褒美として、「今日は1つぶのお米を下さい。そして、30日の間、前の日の倍のお米を下さい」と王様にお願いしたのです。

軽い気持ちで引き受けた王様ですが、27日目ごろから心配になり、30日目には…?

日本では、一休さんや彦一さん、そろりしんざえもんさんなどで知られるお話が、インド細密画を取り入れた挿絵とともに繰り広げられるのですが…。

とにかく、絵の美しさに魅了されます。
金や朱を用いた、鮮やかな色彩。
とても細い線で描かれた、幾何学てきな模様と人物。
そして、数とインド細密画との、相性の良さ。
後半の、見開きのページは圧巻です。

子ども達は、細かく描かれた動物がお気に入りのようでした。
最後のページの数字を音読してみるのも、頭の体操みたいで楽しいです。
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よいと思わない 大人のための危うい絵本。   投稿日:2020/08/30
マイマイとナイナイ
マイマイとナイナイ 作: 皆川 博子
絵: 宇野 亞喜良
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
怪談えほんシリーズの2作目。

自分にだけみえる弟、ナイナイを見つけた少女マイマイは、ナイナイをくるみの殻にいれて花を摘みに行く。
そこから始まる、不条理な世界は、ただただ…そう…気持ちが悪いです。

宇野亞喜良さんが描くマイマイは蠱惑的で、少女にも、成熟した女性にも見え、降りかかる「怖いはず」の出来事を抵抗なく受け入れるようです。とても「危うい」です。

何度か読んでみましたが、この本を子どもに紹介する理由がどうしても思いつかず、☆1つにしました。

大人は、☆1か☆5かで、好みと評価の分かれるところだと思います。
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自信を持っておすすめしたい おもしろいものは、おもしろい。   投稿日:2020/08/29
落語絵本1 ばけものつかい
落語絵本1 ばけものつかい 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
読み聞かせでも、子どもが自分で読んでも、とにかくおもしろい絵本です。

まず、文章が秀逸。
台詞も、地の文も、テンポがよくて、分かりやすい。
次は?次は?と、物語にぐいぐい引き込まれます。

そして、絵がいいです。
ご隠居さんも、おばけも、ユーモラスで人間味たっぷりに描かれています。
場面のメリハリもよくて、小さな子どもたちが釘付けになります。

読み聞かせの最中は大笑い。終わったあと、しばらく、「スーッと戸がひらき〜?」と、盛り上がっていました。

絵本ならではのオチも最高です。
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自信を持っておすすめしたい 子どもも大人も「うらやましい!!」   投稿日:2020/08/28
おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく
おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく 原作: M.レイ H.A.レイ
訳: 福本 友美子

出版社: 岩波書店
工場見学とチョコレート。
子ども達が(多分、大人も)、大好きなのではないでしょうか。

きいろいぼうしのおじさんとのドライブの途中に立ち寄ったチョコレート工場。

おじさんが直売店で買物をしている間に、ジョージは好奇心のおもむくまま、工場の中に入っていきます。

工場には、ワクワクするようなチョコレート製造機があって、次々にチョコレートを作り出しています。これまた好奇心のおもむくまま、機械をのぞきこんだジョージがおこした騒動とは…?

愛くるしいジョージと、どれもこれもおいしそうなチョコレートの絵は、いくら眺めていても飽きません。

おさるのジョージシリーズの中でも、特におすすめの一冊です。

読む前に、手元に小さなチョコレートを用意しておくと、よいと思います。
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なかなかよいと思う 怪談の王道   投稿日:2020/08/27
いるのいないの
いるのいないの 作: 京極 夏彦
絵: 町田尚子
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
古い家。
梁がむきだしの天井は高くて暗い、闇。

そこには何が見える?
いるの…いないの…?

簡単な、短い文章のリズムよい連なりが、期待と怖さをかきたてます。

見えないからこそ、怖い。
脳の中で自分だけの怖い何かを、見る。
落語の面白さに通じていると思いました。

最初は「聴く」だけで、このお話の怖さを味わって、次に、町田尚子さんの、饒舌な挿絵とともに怖さ楽しむ事を、おすすめしたいです。さらに、空想と怖さが広がります。

就学前の子ども達への読み聞かせは…ちょっと厳しいかもしれません。怖いので。
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あまりおすすめしない 大人が読むなら☆五つ   投稿日:2020/08/26
悪い本
悪い本 作: 宮部 みゆき
絵: 吉田 尚令
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
初めて読んだとき、なんと禍々しい…と絶句しました。

小さな子どもたちの目に触れないように、棚の上に隠したのをおぼえています。

ページを開くごとに、血痕を思わせるシミ、瞳孔の開いたぬいぐるみ、カラス、木から吊されたおもちゃ…恐怖の原風景が広がり、本が生臭く匂うようです。

心の闇をさらけ出させようとする内容は、怪談というより、ホラー。

この本の怖さ、エンターテイメントとしての面白さを味わえるのは、ある程度経験を積んでからだと思います。

よくぞ、この本を作ったな…と思わせる、一冊です。

*よしたけしんすけさんの『ころべばいいのに』とあわせて読むと、おもしろいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 心にずっと持ち続けたい町。   投稿日:2020/08/25
霧のむこうのふしぎな町
霧のむこうのふしぎな町 作: 柏葉 幸子
絵: 竹川 功三郎

出版社: 講談社
主人公のリナは、冒険物語のヒロインタイプではありません。
少しぽっちゃりしていて、まじめで、恐らく、学校の勉強も運動も、ちょうど真ん中、平均点をとっていそうです。
そもそも、不思議な「霧の谷」を目指したのも、お父さんに勧められたから。

そんな身近なリナと一緒に、ゆっくり、ゆっくり、物語に引き込まれます。

おそらく宮城県のどこかに入り口がある「霧の谷」は(挿絵をご覧下さい)、とにかく素敵です。
出てくる物も、人も、奇想天外で盛りだくさん。
誰もが、自分も、他人も、さりげなく大切にしています。

ふわりと浮かんだような、どこにもなさそうだけれど、ありそうな、懐かしくて優しい町。

子ども達には、こんな町を心に持ち続けてもらいたいな、と思います。
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自信を持っておすすめしたい 絵本の可能性が広がる、絵本。   投稿日:2020/08/24
ダレ・ダレ・ダレダ
ダレ・ダレ・ダレダ 作: 越野 民雄
絵: 高畠 純

出版社: 講談社
動物たちが、リズム良く自己紹介。
「私たちダレダ?」と問いかけます。

全てのページが、黒、白、黄色、青で描かれ、パッとみると、動物はシルエットだけにみえます。
でも、本の角度を変えたり、顔の位置を変えたり、光りをあてたりすると、シルエットの中に模様が浮かんだり消えたり、動画のように、美しさと楽しさが広がります。

文も絵も、洗練されてユーモアたっぷり。

動物の名前を答えたり、文を一緒に口ずさんだり、首を傾けながら絵の変化を楽しんだり、本と対話するというか…子どもたちが、能動的に本に関わりたくなる。

美しくて楽しい、一冊です。
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ふつうだと思う おはなしに触れる入り口   投稿日:2020/08/23
名作よんでよんで 日本の昔ばなし20話
名作よんでよんで 日本の昔ばなし20話 文: 西本 鶏介
絵: コダイラ ヒロミ
文: 長谷川彰
絵: たちもと みちこ

出版社: Gakken
日本のスタンダードな昔話が20話、収録されています。
1話につき5分程度で読むことができます。

学研の「ひとりよみ名作童話」と「名作百科 日本のむかし話」が出典もとだそうです。

どの話も、毒気がなく、無難に明るくまとめてあるので、小さな子どもや、大勢の子どもへの読み聞かせでも、安心して読むことができます。

ただ、昔話からにじみ出る、怖さとか哀しさ、不思議さを期待する場合や、一歩踏み込んだ読書体験には、物足りないと思います。

色々な話に触れる足がかり、入り口として、いいかもしれません。

20人のイラストレーターの絵を見ることができるのが、楽しいです。
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自信を持っておすすめしたい 子どもの素朴なかわいらしさがあふれています。   投稿日:2020/08/21
だるまちゃんとてんぐちゃん
だるまちゃんとてんぐちゃん 作・絵: 加古 里子
出版社: 福音館書店
だるまちゃんとてんぐちゃん。

表紙の二人は、なんとも地味。どちらかというとおじさんみたいです。
でも、読み進めるうちに、二人の素直な子どもらしさに頬がゆるみ、読後、もう一度表紙を見ると、もう元気いっぱいの可愛い子どもにしか見えません。

だるまちゃんは、てんぐちゃんの格好がうらやましくて、大きいだるまどんに、次々におねだりします。
大きいだるまどんは、そんなだるまちゃんの願いを叶えようと、いろいろ頑張ります。だるまちゃん自身も、自分で工夫して頑張ります。

だるまちゃんは、もしかするとワガママなのかもしれません。でも、そのワガママはささやかで、加古さんが「こどもはのびのび甘えていいんだよ」と仰っているような気がして、心が温かくなります。

ページをめくる度に出てくる、たくさんのアイテムはおもしろく、何回読んでも飽きません。小道具からは、古き良き昭和を感じます。

心がなごむ、やさしい絵本です。
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