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私には夢がある
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投稿日:2022/04/30 |
出掛けるのが億劫。だけど買い物に行かなきゃ。
こんな気分の中、せっかく出掛けたのだからと本屋へふらりと立ち寄り、この本に出会いました。
髪がくちゃくちゃだけど、歌手になりたい子をはじめ、それぞれの暮らしの中でままならなさを感じつつも、何かしらプラスの要素を見出だして生活する人々がそこにはいました。
私だけではなく閉塞感を抱いて今、生活をしている人は日本中にいるでしょう。
だけど待ったなしの現実の中で、月日だけはどんどん進んでいく。それならばせめて物事の明るい面を見つめて過ごしていくしかないのでは。
そのような思いを抱えつつ日々の生活を送る人へそっと寄り添ってくれるような本です。
子どもたちはこの絵本を読んで何を思うのでしょう。
その点も気になるところです。
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しかけもテーマも面白い
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投稿日:2021/04/30 |
しかけ絵本の名手、エリック・カール氏の作品です。
夜が明けて、ごきげんななめのてんとうむしがきげんのよいてんとうむしと出会うところから物語が始まります。
不機嫌剥き出しで攻撃的なごきげんななめのてんとうむしは、その場を立ち去り、むしゃくしゃをぶつける相手を探す旅へ。
そこからは相手の大きさに合わせて、画面と文字のサイズが変化していきます。
そして場面が切り替わる毎に「6じ」「7じ」と太字で書かれた時刻も増えていきます。嬉しいことに、それに合わせて時計の文字盤も描かれています。
そのような大きさ、数字・時計の変化に加えて、繰り返しのやり取りが続く点が魅力です。
それにしてもまあ、このごきげんななめのてんとうむしの虚しい頑張りといったら。
丸々12時間かけて、喧嘩相手を探し、さらにそこから小一時間手応えのない活動を続けたと思ったら…
不機嫌・対立よりも、機嫌良く受容的であることに価値があるというメッセージが、楽しい絵本を通じて伝わってきます。
幅広い年代で楽しめる絵本です。
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いつまでも変わらない大切な自分
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投稿日:2021/03/06 |
面白そうだと思い、何気なく購入しました。
ちょうどその後、今年卒業する6年生へのはなむけの一冊を探している時に、ふとこの本のことを思い出しました。
ずっと昔に建てられた一件の家。偶然、ベルリンの壁が築かれることになる場所のすぐ近くに建てられたことにより、数奇な運命を辿ります。
平和な家族との生活、戦闘機が上空を飛ぶ中での生活、壁の建設と監視下での生活、壁が崩壊し、老朽化の進む家…
そして、奇跡的な巡り合わせにより、この家は修復され復活します。
私はこの絵本はただの「平和絵本」ではないと思いました。
兵士や戦闘機、ベルリンの壁のみに注目して、この本に、即、「平和絵本」のレッテルを貼り付けてしまうと、この絵本の持てる魅力が半減してしまうでしょう。
この絵本で注目すべきものは、どんなに時代や環境が変わっても、ほとんど姿を変えずに静かに佇み続けるこの家の在り方だと思いました。
これから時代の荒波に漕ぎ出す子どもたちに、いつまでも変わらない「私」を大切にしてほしいと思い、その願いを込めて6年生に読むことにしました。
派手な盛り上がりはなく、絵も同様におとなしい雰囲気の絵本ですが、子どもたちの心の片隅に残ってくれるといいなと思いました。
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宝物のような一冊
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投稿日:2020/12/16 |
「サンタクロースっているんでしょうか?」ニューヨーク・サン新聞社にこのような質問を送った8歳の少女への答えが、この本の内容です。
それから100年近く経ち、私もそのくらいの年頃に、母から勧められて読んだ記憶があります。
今、改めて読み返し、私のサンタクロースへの答えとほぼ同様の内容であることに驚きました。
語り口は子どもへ向けた丁寧ですっきりとした言葉なのですが、内容的には非常に観念的で、子どもには難しく感じられるのではないかというような文章です。
評価が低い方のご意見でも「子どもにはピンとこない」というような内容のものが見られます。
私も当時、どの程度理解できたのか分かりません。
しかし、今の私のサンタクロース観はここから来たのかもしれないと思いました。
難しくても、核心のメッセージは、きちんと子どもへ届くものだったのですね。
この文章を書いた記者の方の優れた表現力につくづく感銘を受けます。
この本を今読み、感想を書いているのは「大人」ですが、このような理由で、年齢選択は当時の私の年齢、8歳にしておきます。
赤い布張りの小さな絵本。挿絵もとても美しい本です。
いつまでも手元に置いておきたい宝物のような一冊です。
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息子の大のお気に入り
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投稿日:2020/09/19 |
子どもたちが小さいころ、良く通っていたうどん屋の書棚に置いてあった本です。
うどん屋に行く度に、息子が必ず引っ張り出してきて熱心に読んでいました。
数字の「1(いち)」と「7(しち)」、形も音もよく似ているふたつの数字の小競り合いが面白いです。
そのうち他の数字も巻き込んで…
こんなにじっくりと数字を眺めることなんて、大人になると、なかなかないかもしれませんね。
文字や数字を覚えたての子どもたちには、この擬人化された数字たちはとても魅力的なのかもしれません。
幼い態度の1と7に対して、他の数字たちはちょっと大人の態度で二人をたしなめ、なぐさめます。
その温かく見守る態度が素敵だなあと思います。
そのようなストーリーが終始テンポ良く進められ、あー面白かった!という印象が残ります。
先日、大人ばかりの前で読みかたりをしましたが、その中からも笑い声が漏れました。
幅広い年代で楽しめる絵本だと思います。
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難しいです
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投稿日:2020/09/19 |
特に子どもが見たらまずいような雰囲気をタイトルや表紙の絵からは感じられなかったのに、低い評価が多くて気になり、読んでみました。
まず、「ためし読み」で読み、その後しばらくして図書館でも見つけて読みました。
何度読んでも、作者の方の制作意図が伝わってきませんでした。
色々なお菓子の上で子どもたちが縄跳びをするだけで、ストーリーらしきものもなく、ナンセンスな絵本だなという印象です。
その割に、最後のシーンでは何か突き放されたような後味の悪さを感じます。
震災に対する作者の方の想いが、この作品を読んだだけで伝わるかなと疑問でした。
むしろ、メッセージ性を除いて、ただお菓子の上で縄跳びをするというナンセンスな部分だけの絵本にするか、あるいは、前半部分のお菓子の上での縄跳びの部分に、地震をほのめかす程度にした方が伝わりやすかったのかなと思います。
色々な感想を見ても、高評価の方は、奇想天外でナンセンスな世界を楽しむための絵本、と捉えられているようです。
私もそれだけの本ならむしろ楽しくて良いと思います。絵も素敵ですし。
ラストシーンの重苦しさは、子どもの批判精神を生むものではなく、むしろ地震に対する不安を掻き立てるもののような気がして…
この絵本から子どもがすんなりと「批判精神を学ぶ」ことは難しいと思います。
批判力は経験を積まねば身に付かないスキルです。安心・信頼・確立した自己を育むことなしに批判精神を持つ人間にはなれないのに、どうして疑わしきものを見たら批判してみろ、と子どもを突き放すのでしょうか。
二宮氏の他の作品で、息子が幼児期に気に入って繰り返し読んでいた本(『1と7』)があったので、ちょっとがっかりしました。
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子どものうちに出会ってほしい
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投稿日:2020/08/12 |
子どもの頃、地域の貸出文庫にあったので繰り返し読んでいました。
かわいい絵ではないけれど、なぜか惹かれる絵でした。
文章がほとんどなく、オオカミの「け」というセリフが頻繁に出てくる。「け」ってどういうことだろうと不思議に思っていました。
それから今までに、時々、このアーティスティックな絵本は時々話題になっていた気がします。
しかし、購入する機会はずっとありませんでした。
ところが最近になって無性にこの本を読みたくなりました。でも見かけない…と思っていたら、最近、著名人がこの絵本を紹介した影響か、書店に平積みにしてありました!
オオカミの「け」以外に文章なんてあったかしらという印象だったのですが、最初の場面で丁寧にこのオオカミくんについての説明が書かれています。
意外でした。でもそのあたりが子どもの読者に対する配慮なのでしょうね。
終始オオカミが「け」と言っているだけのような印象だったこの本。だけど気になる絵本。
子どもの頃にそのような体験をしていて良かったなあと思います。
そういう子どもが、青年期に差し掛かり、ふと再びこの絵本を手に取ってみる。すると、ナンセンスだと思っていたこの絵本の意味に気付く。
そして、この絵本から温かさと清々しさを感じられるようになった時に、大人として成熟してきたことも知るでしょう。
少し遅ればせながら、小5の娘にもこの本を勧めてみました。
「わっ、このウサギの首長くて怖い」などと言いながら一通り読んでいたので、「遅くはなかったな」と安心しました。
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希望へのメタモルフォーゼ
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投稿日:2020/08/11 |
昔、ゴンサルヴェスの初期作品を書店で見かけ、素敵な絵本だなあと思っていました。
そして、考えてみると、ウチには一冊もないと気付き、最新刊のこちらを購入しました。
さて、読もうという時、美術を学ぶ高校生の息子がたまたま近くにいたので、一緒に読みました。
表紙を見た時から「何コレ!」と興味津々でしたが、じっくりとその表紙を眺め、「僕、この人になりたい」という位気に入った様子。
一場面毎に丁寧に眺めていきました。
私と息子が気に入った場面は、2つの図書館?のシーン。勇気が湧いてくるような変容でした。
凧を揚げる人々の場面も、風刺が効いていて楽しめました。凧揚げをしようとせずに、人々を眺めている子どもが良い味出しています。
その翌日、小5の娘とも読みました。
娘が気に入ったのは、ウエディングケーキを作る女性のシーン。「ロマンティックだねえ」との感想でした。それから、岩の船出の場面も好きだったようです。
他のどのシーンもそれぞれ立ち止まってじっくりと眺めて考える場面ばかりでした。
購入して大満足です。他のシリーズも全部揃えたくなりました。
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絵をじっくりと
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投稿日:2020/08/09 |
夏の新刊絵本ということで、絵本サークルで読もうと思っていたのですが、中止になったため、小5の娘と一緒に読みました。
見開きに登場人物紹介があり、そこに出ている人物を探す楽しみがあります。
最初のシーンにバナナの皮が落ちているのですが、「もうフラグ立ってるね」と娘。細かい部分を見るのが楽しい絵本なのです。
関西弁の地獄巡りというと『じごくのそうべえ』を思い出しますが、こちらもユーモラスな展開で最後まで進んでいきます。
ラストはなんだかほっこりとします。
細かい部分を見るのが楽しいと書きましたが、作品中に出てくるネコちゃんたちの動きがとてもかわいいですよ。
一般的な幼児さん向けの絵本ですが、大きい子や大人も楽しめます。
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小さな昆虫博士にオススメ!
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投稿日:2020/08/04 |
まず見開きを開いてびっくりします。
図鑑のように精密な昆虫のイラストがいくつも描かれているのですが、なんと著者のタダサトシ氏が小学校低学年の時に描いたものだそうです。そのクオリティの高さには驚きます。
それだけでも著者の昆虫愛が伝わってくるのですが、絵本の内容にも昆虫愛が詰まっています。
昆虫に詳しいおじいちゃんの元にお泊まりに来た主人公の少年と、おじいちゃんとの温かい交流が描かれています。
おじいちゃんの、子どものように飽くなき好奇心を持ち続け、孫と一緒に昆虫を追う姿や、孫を大切に慈しむ心が伝わってくる素敵な絵本でした。
私はどちらかというと虫は苦手ですが、そのような理由から大好きな絵本になりました。
〇〇が好き!という熱い気持ちは伝わるのだなあと思います。著者の昆虫愛がひしひしと伝わってきて、少し昆虫に興味が湧いてきたほどです。
文章担当はタダ氏ではないのですが、タダ氏の小学生の頃の日記を下敷きにされたようです。しっかりとタダ氏の昆虫愛が伝わる良い文章でした。
虫が苦手な私の心をここまでとらえた絵本ですから、昆虫好きなお子さんにはきっとお気に入りの絵本になるのではないかと思います。
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