王さまと九人のきょうだい」 みんなの声

王さまと九人のきょうだい 訳:君島 久子
絵:赤羽 末吉
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1969年11月25日
ISBN:9784001105575
評価スコア 4.77
評価ランキング 660
みんなの声 総数 80
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80件見つかりました

  • 中国イ族の異能をもった兄弟のはなし

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    同系のおはなしは中国だけでなくグリムやヨーロッパの昔話にもありますが、この話は中国のイ族に伝えられている物語を中国の昔話の翻訳家としては有名な君島さんがまとめたもので、異能力を持った九人兄弟のおはなしです。
    兄弟の活躍のなかでは、私は“ながすね”のシーンが好きですね〜。この、孫悟空の「にょい棒」みたいな足の伸び方はウケましたし、このポーズがなんともいいと思いませんか。
    このほかのシーンも、赤羽さんの絵なので、見応えよ見応えは言うまでもありません。

    ところで、この本の見返しの部分に描かれている挿し絵は「版画」ですかね〜?
    姿かたちから見ると、毎回この兄弟のところへ行かされていた悪い王さまの直属の兵士たち三人組のようです。
    本編の方では嫌な兵士にしか見えませんでしたが、この挿絵ではややかっこよく描かれているように感じました。
    赤羽さんのおなさけ(?)なんて、一人でくすくす笑ってしまいました。

    良質の作品で読みやすいので、読み聞かせなどにもお薦めできます。
    小学校高学年くらいからいかがでしょうか?

    投稿日:2016/07/20

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  • 子どもには面白いんでしょうね

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    お勧めされていたので読んでみました。

    ちょっと3歳児には早かったのか、
    息子は「なんで」を連発して聞いていました。
    話も少し長かったようです。
    でも、最後までよく聞いていたのはやはり面白いからかしら。

    最初はなんだこの名づけのセンスはと思っていましたが、なるほど。

    兄弟助け合ういい話ではあるけれど、
    「きってくれ」とかサドな感じが、
    私はちょっと引いてしまいましたが、
    子どもには面白いんでしょうね。

    投稿日:2016/04/20

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  • ちょっと早かったかな。

    4歳幼稚園年少さんの娘に読み聞かせました。
    我が家の娘にはまだちょっと早かったかな〜最後まで聞いていましたがどこまで理解してくれたかは微妙です(笑)。
    殺してしまえ〜という王さま,そのような表現が出てくる絵本なので,善し悪しや色々なことが理解ができる年頃になってから読む方がいいかも知れません。
    そういう意味では小学生向きでしょうか。

    投稿日:2015/02/26

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  • 軽々とこなして

     表紙の、9人の顔が印象的な絵本。どんなお話か、楽しくページをめくりました。

     王様のめいれい、最初は苦笑いしながら見ていましたが、どんどんエスカレートしてびっくりしてしまいました。でも、9人の兄弟たちが、軽々とこなしてしまうのが、おもしろかったです。

     読みやすい文章と、いきいきした絵がよかったです。
     王様と9人の兄弟たちの戦い?が、痛快なお話でした

    投稿日:2014/08/25

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  • 兄弟の利点をいかして

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    子供ができるという丸薬は子供ができない夫婦にとってはありがたいでしょうね。
    おばあさんがあせって一度に薬を飲んでしまった気持ちも分かる気がします。
    うまれてきた赤ちゃんは育てるのが楽そうでうらやましいと思う反面、すこしさみしいかもという気が親としてはしました。
    兄弟が姿かたちがとても似ているという点をいかした痛快なお話でした。

    投稿日:2014/08/21

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  • 感想文を書かせてみたい!

    • 環菜さん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    中国民話。子供が欲しいと強く願っていたおじいさんとおばあさんが、謎の老人(仙人?)から子供が生まれるという丸薬を9つもらったところからお話が始まります。全部飲んでしまった結果、9つ子が生まれました。それぞれ仙人から名前をもらい、一気に大きくなったわけですが…9人の兄弟がそれぞれに名前のとおりの強みを持っていました。その中の1人の強みを恐れた国の王さまは、さまざまな方法で討伐しようとしますが、顔がそっくりな9人はうまいぐあいにそれぞれの強みを生かして、王さまの無理難題をクリアしていきます。
    民話ならではの、ちょっと大袈裟なお話だけど、それが面白い!兄弟力を合わせるっていいね〜とか、王さまって悲しい人ねぇ〜とか、読んだ人によって色んな感想があると思います。低学年くらいからオススメです!

    投稿日:2014/04/26

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  • 兄弟力を合わせて王さまをやっつけちゃうのが面白い

    • emyさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、女の子3歳、男の子0歳

    8歳の息子と次は兄弟の誰だ?っとあてっこしながら読み進んでいき、
    最後に王様をやっつけちゃうところで思わず「いえ〜い!」と
    息子と喜びました。すごく面白いです。おうさまの悔しさがよく表現されていて、息子は笑いながら聞いてくれました。
    お勧めです。

    投稿日:2014/03/04

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  • 驚きの名前ばかり!

    読み聞かせの教育番組でやっているのを見て
    続きがとても気になり図書館から借りてきました。

    とにかく九人の兄弟の名前がそれぞれユニーク!
    「あつがりや」「さむがりや」「くいしんぼう」などなど・・・
    こんな名前だったらどうする??と息子と大笑い。

    そしてお話が進むにつれて、それぞれが名前の通り大活躍!
    名前はともかく、こんな風にお互いに協力できる兄弟って素晴らしいですね!

    まもなく6歳になる息子ですが、まだまだ純粋なので
    どうして王様が殺そうとするのか?少し疑問を持ったようでした。
    悪い王様だね〜と何度もつぶやいていましたが
    お話は十分理解し楽しめました。

    投稿日:2014/01/15

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  • 読み応えがあります

    とても長い物語なので、
    ある程度本に慣れているお子さん向きかもしれません。

    一度に読み聞かせるのは大変なので、
    途中で区切って、何日かかけて読むのが良いと思います。

    日本の昔話やドイツの童話などはよく聞きますが、
    中国の民話はまったく知りませんでした。

    いろいろな国のお話を知る、
    良いきっかけになるかもしれません。

    投稿日:2013/12/23

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  • 驚きと笑い

    • あおわたさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子11歳、男の子8歳

    小学校、朝の読み聞かせで4〜5年生によく読んでいます。
    中国の民話ですが、日本にもありそうな昔話なので違和感なくお話の世界に入っていけます。

    この九人のきょうだい、赤ちゃんの頃から「これが食いしん坊だな」とか「ながすねってこんなに!?」など、見た目に違いがあるので、じっくり絵を見るのも面白い。

    でも大きくなると顔も体つきもそっくりになって、王さまも見分けがつかないって都合が良過ぎる?
    九人兄弟ってばれていないのか、兄弟がいることはわかっていても、これほど同じ顔つき身体つきだとは普通は思わないか。

    名前の意味通り成長した兄弟の活躍は、誰も傷つけずに王さまを唸らせます。

    王さまの策略が伝えられると、「次は○○の出番だな」と声が上がってくるのも読み語りの面白いところ。
    そして、特に「ぶってくれ」や「きってくれ」の登場では、驚きと笑いが起こるのも読み手として嬉しい瞬間です。

    こんな人間いるわけない!とつっこみたくなりますが、フィクションの世界はこんなことも有り。

    だから絵本って面白い。

    投稿日:2013/06/20

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