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宮沢賢治の絵本 ツェねずみ」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 ツェねずみ 作:宮沢 賢治
絵:石井 聖岳
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895881203
評価スコア 4.46
評価ランキング 10,831
みんなの声 総数 23
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  • 性格悪すぎのツェねずみ!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    このお話の“ツェねずみ”は本当に心のねじ曲がった責任転嫁だらけの嫌な奴で、
    似たような有名キャラクター、例えば『ドラえもん』のスネ夫君とか、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男より、性格がひどくありませんか?
    ねずみ顔の似たようなキャラクターをつい連想してしまいました(*^_^*)

    そして、有機物(生き物)と無機物(もの)とが同じ土俵になって言葉を通わしている。そんなことを想像して描いていた宮沢賢治の感性に驚きました。

    石井聖岳さんのいやらしい感じのツェねずみがすごく感じが出ていました。

    投稿日:2011/10/16

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  • なんか、やだな。

    表紙のねずみ、なんて性格が悪そうな顔をしているんでしょ。
    「まどっておくれ まどっておくれ」
    どんな時でも口癖になっている。いいことをしてもらってもお礼も言わないし、悪いことがあれば人のせいにして、この言葉を繰り返すのです。
    ほんとにやな感じ!(『本当にいやな感じ』と書くところを、こんな表現にしたいほどの不快感があります)そういうことだから、友だちはいなくなるし、最後には…
    こんな人になってはいけないよと、思い切りの悪者を仕立てて、作者が伝えてくれているような気がしました。絵にも、その気持ちが詰まっているようでした。

    投稿日:2014/07/03

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  • 今日は 宮沢賢治の100周年記念・詩と絵の宇宙を見に行きました
    賢治の童話が原画でたくさん展示されていました
    賢治の書いた手紙や 37歳で亡くなる時に父と母に宛てた手紙・兄妹たちに宛てた手紙が展示されいました
    彼の生き様を改めて今日、知り感動しました
    いろいろな絵本作家が賢治の童話を絵本にしています。 彼が私たちに伝えたかったことは何か童話の中で知ることが出来ました

    雨ニモマケズ  風ニモマケズ・・・・

    ツェねずみの絵本を買ってきました
    前にも読んだのですが  石井聖岳さんの絵の絵本を改めて読んで彼が
    ツェネズミを通して伝えたかったことをもう一度考えています
    ツェネズミは 気が弱く 強い者には 頭が上がらず、弱い者には自分の出来なかったことや失敗を人のせいにし、償うてくださいとひつこく言って、相手を怒らせて  自分の大切な友達をドンドンなくすのです・・・
    そして 結末は 人間が仕掛けたねずみ取りに捕まるのですが・・・
    ツェねずみから私たちに伝えたかったことそれを読者が自分の立場立場で読み取らなくてはならないのです
    絵本は大切にします!

    そしてまた 人間とは?   彼はどの作品にもに込めています
    凄く凝縮した37年の生涯ですが、すばらしいです!

    石井さんの絵は迫力満点です  引き込まれました
    子供たちにも 読み聞かせしてあげたい絵本です!

    投稿日:2012/03/08

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  • なさけないねずみの末路

    石井聖岳さんの描くツェねずみの卑屈さが、この絵本の一番の見どころであり、物語を言いつくしていると思います。
    いったいどうして、自分に起こったことを、こんなに人に責任転嫁できるのでしょう。
    嫌われて当然、自分で自分の首をしめても仕方がないと当然と思えてしまいます。
    気づいたときには遅い、ツェねずみの末路が待っていました。
    これを他人事と思わず、内省できる人は幸せです。

    投稿日:2022/11/15

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  • 散々なネズミ

    このお話は、一匹のネズミがおいしいものにありつこうといろいろな動物や物にたずねては裏切られるというものでした。最後にはネズミ捕りに騙された挙句、そのままネズミ取りに捕まってしまいました。このさんざんなネズミのお話を最後まで読んだうちの子は、「なんだかかわいそうだね!」と切ない感じで言っていました。

    投稿日:2017/05/22

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  • ゆるっと伝える力

    ここに出てくるツェねずみは嫌なやつです。何でもかんでも他人のせいにして。そんな風にしていたら最後には・・・。
    と、確かにそこには教訓が描かれているのかもしれません。
    でも、私たち大人がいやらしく子どもたちに「教訓」をしてこの本を読み聞かせたら、この絵本の世界観は半分も伝わらないような気がします。
    善悪は、読んだり聞いたりした人が感じ取るもので。
    気負わず自然体で物語を紡ぎ人に手渡す力こそが賢治の魅力なのだと思います。
    私たちも大人の思惑など取り除いて、そのままにこの本を手渡してあげたい。そう思います。

    投稿日:2017/02/08

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  • 鼠よりも蟻の大群の方が強いだなんて。笑

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    しばらく頭の中から「まどうて下さい、まどっておくれ」が離れません。漢字で書けばわかりますが、平仮名だとあまり馴染みのない表現ですよね。ツェねずみよ、逆恨みにも程があるよ。然るべき結末。非常に面白いお話です。

    投稿日:2014/12/11

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  • まどっておくれ 受賞レビュー

    小学校3年生の娘が、朝の読み聞かせで読んでもらって面白かったと教えてくれました。
    なんでも悪いことを人のせいにして「まどっておくれ」と繰り返すねずみ。最後には誰からも相手にされなくなります。自分もそんなところはないかしら?と読みながらドキッとしてみたり。
    それにしても、石井聖岳さんのえがくねずみの表情が笑えます。意地悪だったり、卑屈だったり、どこかぬけている感じまで見え隠れしてスゴいなと思います。

    投稿日:2014/07/03

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  • 教訓が含まれています

    コミカルなイラストで描かれていますが、
    内容はなかなか現実的です・・・。

    表紙のネズミの、ひねくれたような表情をみた瞬間に、
    「きっとどうしようもないネズミなんだろうな」
    と思いましたが、
    まさにその通りでした。

    でも人間でも、実際にこういう人っているんですよね・・・。

    ツェねずみの最後は、さすがに気の毒でしたが
    自分もこうならないようにしなければ、と思いました。

    宮沢賢治作品にしては珍しく、
    教訓を汲み取りやすい絵本でした。

    投稿日:2014/07/03

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  • タイトルもユーモアありますね

    タイトルと表紙の意地悪そうなネズミが、とても印象的です。

    タイトルから受けるイメージ通り、文句タラタラ、すぐ人のせいにするネズミが主人公です。ツェ(チェッ)と毎日言ってそう〜。

    3歳の娘と一緒に「文句ばかり言っていてはダメだよね〜」と言いながら、読み進めました。

    最後は「あっ、終わっちゃった」といった感じで、あのネズミがどうなったかは、読み手の想像にお任せ。なかなかユーモアある終わり方だと思いました。

    それにしても、冒頭の金平糖、美味しそうだったなあ♪

    投稿日:2014/07/02

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