石井聖岳さんが
めちゃめちゃツボな本に挿絵をつけてらっしゃいました。
宮沢賢治のなかでもイケズな作品ですが、かなり好きなんですw
いやんなネズミが最終的にちゃんとひどい目にあうんですよ〜
という
オトナの本でいうとスティーブン・キングの「ミザリー」みたいな展開になるこの本
(アレ?ちょっと違う?ワタシのなかではわりと類友な話です)
あんまりかわいらしく描かれちゃうとねぇ…
ツェねずみが不憫になっちゃうじゃないですか…
ということで
石井さんの挿絵は
ふてぶてしいとことがとってもナイスw
手描きの「まどうて」山盛りなのがめっちゃコワくて
ちょっとしたホラーでもあります★
わっしわっしとダイナミックに描かれた絵のなかでも
ワタシのお気に入りはねずみ取りです。
スッキリさせてくれる役割だから、だけではなくw
表情の変化がハッキリしていて
そりゃ、こんだけされたら怒って鍵も外れるわな、というのが
絵を見てるだけでもよくわかります(^^;)
最後のクライマックスからの絵も
盛り上がりますよ〜!
宮沢賢治作品の中では、どちらかというとマイナーですが
昔話的でわかりやすい内容でもありますので
集団の読み聞かせにもいいかもしれませんね。
お試しあれ!