ぼくでひとつ、こうしでふたつ、かあさんうしでみっつ、とうさんうしでよっつ・・・
10まで数えられるようになったこやぎが、道々でであった動物たちを数え、数えられた方は「勝手に数えるなんて!」と怒って追いかけます。
どんどん数が増えるごとに、追う動物も増え、読んでいるこっちも息を弾ませながら読んでしまいます。
子どもたちは、そんな言葉と、林明子さんの可愛らしい、でも繊細で勢いのある絵に釘付けです。
でも最後には定員が10の船にたくさんの動物たちが乗ってしまい、「早く数えて!」と懇願する動物たち。
やっぱり、読む方も息を切りながら一生懸命読んでしまいます。
結局、船に乗っているのは定員ピッタリの10だと知り、子どもたちは大きく「はぁ〜」。
読む方も、聞く方も思わず、熱中してしまいました。