新装版 ゆきがやんだら」 みんなの声

新装版 ゆきがやんだら 作・絵:酒井 駒子
出版社:Gakken Gakkenの特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2024年12月05日
ISBN:9784052060601
評価スコア 4.61
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74件見つかりました

  • 奥深いのです

    またまた 酒井駒子さんの本です。
    文章的には幼稚園向きかな?と思いながら、
    心理的な理解度は小学生かしら?なんて思いました。


    雪。雪が降ったから 園バスが動かなくって、今日は幼稚園はお休み。
    おうちでじっと過ごす、雪の降る日。
    ママはお買い物に行かないし、
    パパは飛行機が止まってお仕事から帰って来られない。
    外は、寒くて、静かで、誰もいない。

    「ぼくとママしかいないみたい、せかいで」

    夜、雪がやんだから、外に出た。
    雪のおだんご作ったり、雪のおばけも作ったよ。

    あした・・・雪がやんだから。
    あした・・・パパもかえってくるよ。


    しっとりと、やさしい世界です。
    先に読んだあやが「とっても、いいお話だよ」と、言って。
    今日、一緒に読んでわかりました。
    あまりにも、幸せで、ちょっと切なくて、でも温かくて・・・涙が出そうになりました。


    私は北国で生まれ育ちました。
    読みながら、子供の頃の思い出がぐるぐると頭の中を回っていました。

    「おかあさんは温かい。おうちは温かい」


    駒子さんの描く雪は、一粒一粒が柔らかくて、
    そんな思い出を、心から引っ張り出してくれました。



    千葉は・・・時折しか、しかも少ししか雪は降らない。
    あやの中に、雪の記憶がどのくらいあるかはわからない。

    あやは 何か見つけたのだろうか?


    図書館から借りてきたこの本、 うちの本棚に仲間入りしそうです。

    投稿日:2007/01/16

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  • ゆっくり…

    大田区にある小さな絵本カフェで開かれていた、酒井駒子さんの原画展に大好きなHちゃん達と行ってきました。この絵本の原画です。これらに囲まれて手作りのチョコレートケーキとカモミールティをいただいてきました。決してカラフルではないけれど、印象に残る絵です。特に『ぼくと ママしかいないみたい、せかいで。』という言葉が印象的です。

    『ぼく おかあさんのこと…』の続編といわれる方がいらっしゃいますが、私にはそうは思えませんでした。全く別なうさぎの親子のお話しです。(あえて理由は述べませんが…)

    昨日の夜から降り続いた雪で遊びたくて遊びたくて仕方のないぼくが、雪の中に出られたのは寝る時間近くなってからでした。ママも一緒に雪の中で遊んで満足したのではないでしょうか?明日も遊べるし…。
    私も子どもの頃はたまに東京に降る雪が嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした。でも雪は必ずしも嬉しくて、楽しいものではありません。こんな雪だったらいいなぁと思います。

    時間がゆっくりと流れていくのが感じられて、毎日あたふたとした時間を過ごしている私には、読んでいてとっても心地がよかったです。
    暖かな部屋の中で親子でゆっくり読んでほしいと思いました。

    投稿日:2006/12/24

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  • 冬に読むのがおすすめ

    「よるくま」を読んですっかりファンになりました。そしてこの本も酒井さんの本ということで読んでみました。この本は全体的に暗い色彩で描かれています。ので寂しいかんじもしますが親子の会話で心が温まります。でてくる子供が本当にかわいいんです。もちろん冬に読むのがお勧めです。

    投稿日:2006/12/20

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  • 白銀の世界

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    雪の風景がとてもリアルです。
    とても静かに、そしてゆっくりと時間が流れています。
    子供って”雪”って聞くと、とても喜びますよね。
    うちの子供達はかってに外へ飛び出しちゃうかもしれません。
    誰もいないように感じる静かな雪の降る日。
    この世界で、うさぎのぼくとお母さんだけ・・・って感じるところは、
    さらに物語を盛り上げていると思います。
    優しい白銀の世界を楽しんでください。

    投稿日:2006/12/17

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  • 黒の使い方が印象的

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    大好きな挿絵画家さん 酒井駒子さんのものです。

    酒井さんが描くうさぎの坊やとママのお話。
    これはきっと「ぼく、ママのこと・・・」の続編。

    起きたら幼稚園が休園になるほどの雪。
    日中も降り続いて夜になってやっと雪が止む。

    雪に閉じ込められて、不思議な気分になる そんな感じをとっても上手く表現しています。

    寝る前に少しだけ、外に出てゆき遊び。
    「雪がやんだらね」と言っていたので、夜でも少しだけねと。
    ママのやさしさを感じます。

    うさぎの坊やの長い耳つきの帽子がとってもかわいいです!

    寝る前に子供達と みっちりくっついて読みました。
    じわーーーんと幸せになる絵本です。

    投稿日:2006/12/15

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  • 雰囲気が・・・

    • 沙織さん
    • 20代
    • その他の方
    • 福岡県

     この季節にぴったりの絵本は…と思いながら探した作品。大好きな酒井さんの作品とあっては読まない訳にはいきません。
    こってりと塗られた絵の具とシンプルな言葉。それらが雪の日のしんしんと落ちる雪や静けさを完璧に表現しています。「ぼく、おかあさんのこと」の続きなのでしょうか?おかあさんとぼくの距離感というか気持ちの混ざり合いというか、そういったものがこの作品でも感じられました。親子一緒に読むと、一緒にいる時間がもっともっと大切に思えるのではないでしょうか。

    投稿日:2006/12/08

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  • リアルな雪

    あの『よるくま』の作者が送る雪の日の物語。

    今回の主人公は仔うさぎ。

     大雪が降った日、「えん」はバスが通れなくてお休み。
    お母さんも買い物をやめてお家にいます。
    仕事で遠くにいるお父さんは飛行機が飛ばなくて帰ることができません。

     明るさを押さえた色彩が、大雪の降った真冬の空気をよく表していると思います。

    母親は風邪を引いたら大変とばかりに子供を外に出したがりませんが、子供は興味津々。こっそりベランダに出ます。そんな細かいところがすごくリアルです。

    「大雪」に対する、小さい子のわくわくした気持ちと現実的な問題がバランスよく描かれています。

    『よるくま』もそうでしたが、この作者の色彩感覚はすばらしいですね。

    今回は一見、地味な色遣いですが母と子の暖かい場面に気持ちがじんわりとしてきます。

    まさに冬にぴったりの一冊です。

    投稿日:2006/12/06

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  • 灰色の大雪の日の雰囲気そのままに。

    • はぐぶ〜さん
    • 30代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子9歳、女の子8歳、女の子2歳

    酒井駒子さんが、ただひたすら好きで借りた絵本でしたが、やっぱりハズレ感はなく、ステキ。最高。

    この灰色のタッチの絵は、本当に大雪の日の雰囲気がでていて、リアルっぽくて好き。

    そして、もう寝る時間なのに、雪がやんだら遊ぶと言う約束をちゃんと守るお母さんもまたステキ。

    なにいってんの〜!かぜひくよっ!明日明日!と、一喝しておしまいにしちゃいそうですから、私。

    あぁ、いいなぁ。なんだか冬の匂いのする11月に出会えたこの絵本は、購入しようと思っています。

    投稿日:2006/11/05

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  • あの、さかいこまこでしょ?

    • 日々子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子2歳

    NHKのテレビ絵本で「ぼく、おかあさんのこと」をやっていたときに、娘が「あの、さかいこまこでしょ?」といって
    数日前に買ったこの本を持ってきた。
    言われるまで、全然気づかずにいた。
    子どもって、よく見ているのね。

    絵本の中のお母さんは、とてもやさしい。
    子どもがこっそりベランダに出ていることも、きっと知っているはず。
    そして、子どもとの約束を、ちゃんと守っている。

    私も、そうありたい。

    投稿日:2006/05/29

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  • 静かだけど暖かいお話

    • 颯・栞ママさん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子3歳、女の子0歳

    全体的に暗めな色遣いで、雪国に暮らす私には、しんしんと降る雪がリアルに感じられます。
    歯を磨いた後に雪が止んだ外を見て、「いきたい」という息子を受け入れるお母さん。
    3歳になる息子に「歯を磨いた後に雪で遊ぶなんて、ママ良いよって言わないよね〜」と言われてしまいました。
    たまにしか雪が降らない地方だからこそ、お母さんも子供の心に答えてあげられるのかもしれませんね。
    母と子の何気ない日常の中に愛情を感じる一冊です。

    投稿日:2006/03/22

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