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ふしぎなともだち」 大人が読んだ みんなの声

ふしぎなともだち 作:たじまゆきひこ
出版社:くもん出版
税込価格:\1,650
発行日:2014年06月30日
ISBN:9784774323442
評価スコア 4.76
評価ランキング 775
みんなの声 総数 16
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大人が読んだ みんなの声から

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  • 図書館の新刊オーナーで手に取り
    特別、不思議にも思わずに借りてきて
    じ〜っくり読んでいるうちに
    も〜涙がどどどどど・・・

    タイミングよかった!
    ちょうど とある小中学校の国語教育研修会?
    のひとつの部会で
    「おはなし会」についての講師を依頼されていまして
    そこで、20分模擬おはなし会をする予定
    その中のメインの絵本にしてみました
    泣かずに読めるように
    家の下読み練習では読みながら泣き
    本番は、泣かずに読み通せました

    島に引越ししてきた小学年2年生の
    おおたゆうすけくんの目でおはなしは進みます
    ゆうすけくんの気持ちがとてもよ〜くわかり
    とても共感出来ます

    ゆうすけくんにとって「なぜ?」と思うことが
    島のお友達には、自然に出来ている
    付き合い方がわからず
    事件が起きます

    お母さんも登場し
    お母さんの気持ちもぐっと迫ってきます

    3年生になって、やっくんは、“自閉症”なの と
    きちんと先生から伝えられます
    卒業式のシーンは、先生方も共感されると思われます

    ところが、中学校では・・・
    ここでも、やっくんと同じ小学校の友達が
    すごいんです
    ちょうど、中学校の先生も出席なさってましたからね
    これまた、いいわけです

    先輩方の中には面倒見の良い子が居るとは限りません
    思春期ですしね
    ここでも事件はあり
    こういう事ってゆうすけくんややっくんだけでなく
    なにかしら皆経験があるんじゃないかな
    ゆうすけくんは
    やっくんに「ありがと」を言われます

    障害のある子と一緒のクラスの子ども達って
    自然に寄り添える経験をしていれば
    ものすごい心の成長をするのを
    私は知っています
    私以上に
    先生方の方が、ご存知の筈

    この絵本のすごいところは
    ゆうすけくんとやっくんの交流が、学校生活では終わらないのです

    ここからが、またすごいのです
    続きは是非、作品をご自身でお読みください

    参加された先生からも
    「初めて見る絵本でした
    今初版なんですね」

    「新しくても、気づかされることは
    変わっていませんよね」

    「ふしぎなお友達は身近にいます
    4月にこの絵本を読むのもいいかな と思いました」

    「内容的に、以前だったらタブー視されていたことですが
    今は、障害に対してもオープンにして
    親御さんの方も、症状についてわかってほしいし
    なによりも普通の生活の中で
    みんなと一緒にいたい ということをわかってほしい
    と、思っている方が多いと思います」

    と、研修会のほんのちょこっとした時間に
    先生方の生のお声を聴くことが出来ました

    クラスが落ち着く今頃(秋)にいかがでしょう
    中学生にも、どうでしょう
    懇談会での親御さんに、どうでしょう

    たじま氏の絵は
    「じごくのそうべぇ」の時とは
    なんか違う感じ・・・
    あっ!
    「あつおのぼうけん」を思い出しました!!
    こちらもお薦めだったなぁ・・・

    とにかく、とても素敵な作品です

    投稿日:2014/11/16

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    3
  • 理解すること

    障害者関連の施設に読み聞かせに行くと、そこにいる様々な人の言動や行動に驚かされ、自失してしまうことが有ります。
    この絵本のやっくんは、そんな一人ではあるけれど、自閉症の子の全てを言い尽くしているのではないと思います。
    レッテル貼りや、疎外にはしってしまっては、心ある社会とは言えません。
    肝心なのは、障害をもった「不思議な友だち」を理解し、共に生活することの大切さを知ると言うことでしょう。
    その意味で、田島征彦さんの渾身の作品に拍手を贈りたいと思います。

    投稿日:2016/09/30

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    1
  • 「自閉症」は「個性」のひとつ。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    自閉症を持つ『やっくん』の友だちであるゆうすけ君の目線で描かれた友情物語です。
    …この作品は、自閉症という障害を紹介(説明)している作品ではなくて、「自閉症」という個性を持っている友だちとの友情を描いたものだと、感じました。

    この本を読んだ人が、「自閉症」という障害をその子の「個性」と思えるようになっていたら、「よしっ!」かなって、思います。。

    あまり、思いを込めて読み聞かせすると、聞き手が辛くなってしまう場合もあるので、こういう本はできたらブックトークするだけにして、読みたい人には自分で手にとって読んでもらうのがいいのかな〜と、言う印象を受けました。
    などで、おススメの評価もちょっと軽めな星4つで。

    投稿日:2015/07/14

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    1
  • 保育園でお話会をしています。
    20名ほどのクラスに、多い時は保育士さんが5名。

    お話の途中もボールを転がしはじめたり、机をたたいたり・・・・。

    でも大丈夫。 お話の好きな子たちは、話し手に集中して聞いています。
    なんにも問題ないよ・・・というふうに。

    素晴らしいですね、子どもたちって!
    そして、それを なんにも問題ないよ と包む先生たち。

    排除ではなく、共存。
    子どもたちの所作を見ていると、少しも違和感なく、空間、時間を共有しています。
    他者を理解する、受け入れる・・・・・・。
    自分自身を受け入れる。

    障害を持って生まれた彼らは、そうでない人々に何を啓示してくれているのでしょう。
    心を澄ませて、心に空間をもって、教えてもらいたいと思います。
    街で ”やっくん” を見かけたら、自分が今どんな顔、どんな表情をしているか意識しましょう。
    険しい、コワい目をしていないかしら?
    後ろ姿で他者を拒絶していないかしら?

    投稿日:2014/10/22

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    1
  • 小学校2年生の時に、地方の島に引っ越した少年が、自閉症の子どもと、クラスメート、学校の先生や保護者などと共に暮らす様子を描いた作品。

    2014年刊行。自閉症の息子をもつ母親や、同級生が自閉症だった人など、当事者と関係者たちの経験談を丁寧に取材した様子が巻末資料に書かれている。
     本書は、障がい者理解などのテーマが、表紙からは感じられない。話を読んでいるうちに、自然と自閉症の人と、周囲の人の関わり方を知っていく。

     実に自然に、障がい者が周囲に溶け込んでいる様子が印象的だ。小さいころから、自閉症の「やっくん」がいる環境で育ち、先入観もないので、「やっくん」との接し方がみんなわかっている。やっくんは、特別クラスに分けられていることもなく、みんなと一緒に遊んだり、勉強したりしていて、学校を卒業して、就職もできている。
     普通の風景の一部になっているところが、よいと思った。

     巻末資料に書いてあった「人は知らないことは怖いと避けるので、とにかく出会いふれあって、知ってもらうことが一番」(特に子どもの時に)
    という言葉通りだと思った。
    慣れてしまえば、自分と違うことを受け入れたり、うまくやっていくことができるようになると思いました。

    投稿日:2025/05/09

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  • みんなの中へつつみこんで

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子30歳、男の子28歳

    おおたゆうすけ少年が主人公。
    「ぼく」の視点で、転校先で出会った自閉症のやっくんの様子を描いてあります。
    普通学級で、みんなと一緒に学んでいるやっくん。
    もちろん、特異な行動もしますが、周りの対応が素晴らしいです。
    「みんなの中へつつみこんで」いるのです。
    だからこそ、小学校、中学校、社会人になっても、
    やっくんを見る目は優しいです。
    ご両親、担任の先生の思いもちゃんと描出されています。
    そして、何より、やっくんの優しさが嬉しいです。
    自閉症と敬遠するのでなく、しっかりと理解して受け入れることの大切さを学べそうです。

    投稿日:2024/03/18

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  • 自然でいいな

    「じごくのそうべい」の絵だ!と気がついて、興味を持ちました。
    図書館で何気なく読み始めたのですが、読みながら思わず涙が出てしまいました。
    自閉症のクラスメイトとの島での生活が描かれています。
    個性を尊重しあって、共に生きる様子が、自然でいいなと思いました。

    投稿日:2019/02/06

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  • いっしょに 大きくなったから

     田島征彦さんの、温かみと味がある型染めの絵からなる絵本です。自閉症のやっくんの学校生活、彼をとりまく人たちの思い、出来事、大人になってからのこと。いろんなことが、この絵本に詰まっています。中身の濃い絵本だと思いました。

     ゆうすけが転校してきた学校には、不思議な言動をする男の子がいました。やっくんです。みんなは、やっくんが大声をだした時は、落ち着くまで待ちます。そして、遊ぶ時も勉強する時も一緒。子どもたちは、やっくんはこういう子だと自然に受け止めているのです。そして、どう付き合ったらいいのか自ら学んでいます。困ること、大変なこともあるけれど、全部まとめて、みんなの学校生活。

     そして、大人になったやっくんは、仕事をしています。一緒に育った友達との交流もあります。やっくんは、単に守られる存在というのではなく、社会の一員として働き、時には人を励まし、慰める方の存在でもあります。

     この絵本から、いろんな子どもが「共に育つ」ことの良さ、大切さが伝わってきます。みんなが「共に育つ」ことは「豊かな育ち」でもあります。子どもや教育に関わる人、特に、施策に関わる方々にも読んでいただきたいなと思いました。

    投稿日:2016/03/30

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  • わかりあいたい

    自閉症である男の子のことについて、お友達の目線から
    描かれた絵本です。男の子とわかりあうことはとっても
    大変なこと。だけど、お互いにわかりあいたい、わかりあおう
    という気持ちがあれば、ゆっくりだってなんだって、いい関係を
    築いていくことはできるんだなあって思いました。
    自閉症でないヒト同士だってそうですよね。
    ヒトはみな「違う」のだから。そこからわかりあおうって思って
    いくことで始まるのだよねって思います。

    投稿日:2016/02/10

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  • 田島征彦さんの 「ふしぎなともだち」の原画展を見に行きました
    絵本を買ってきてじっくり読みました
    自閉症 私は保育士のころ 自閉症の子供たちと生活しました。
    このお話の やっくんのこだわり ブランコで遊ぶの大好き、私の担任したTくんにも よくにたところがあります。 自分の思うことが理解されないとパニックをおこして 自分の手にかみついたり(自傷行為)をしたり 保育園を飛び出したりして みんなで 探しに行くこともありました

    やっくんの 学校の友達は やっくんのことをうまく受け入れて付き合っているのがすごいなあ〜   
    こうした自閉症の子供たちを受け入れる集団が大切ですね!
    先生に 頼まれた おおたゆうすけくんは はじめは戸惑ったのですが
    彼と生活を共にする中で やっくんを理解できるようになったのですね

    やっくんのお母さんの苦しみ  涙します。  
    親はいつまでもやっくんと生きていかなければなりません

    お母さんの大変さ  私が担任したTくんとだぶります
    大きくなると親も年を取ります

    やっくんが学校を卒業して作業所で働いています。 おおたくんは 郵便配達の仕事  二人の関係は 大きくなっても大事な友達だというところに 感動しました!

    おおたくんのことを やっくんがなぐさめてあげたり・・・・
    おおたくんがやっくんを まもってあげたり 
    ことばで 話ができない やっくんの 一番の理解者 
    おおたくんとやっくん とてもいい関係です

    いつまでも 友達でいてあげてね!
    本当におおたくんのような人が大事だと思いました

    いい話に 涙しながら Tくんや お母さんのこと思いだしています

    投稿日:2015/01/17

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