中国の民話ということで気になって読んだのですが、読み進むうちに「シンデレラ」に似ていると思いました。あとがきを読むと、「銀のうでわ」の方が「シンデレラ」より古いらしいので、こちらが元祖「シンデレラ」かもしれません。
主人公が継母にいじめられる。お祭りに行き見初められる。娘の落とした銀のうでわが手かがリとなり娘は幸せに。
ここまでは「シンデレラ」とよく似ているのですが、その先がこのお話にはあります。日本の「天女の羽衣」によく似た「天女の里がえり」を読んだことがありますが、「天女の里がえり」でも苦難の箇所が多かったように記憶しています。
「シンデレラ」のその後はわかりませんが、人生に苦難はつきもの、簡単に「めでたし めでたし」といかないところが、より現実に即しているのかな?と思いました。