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ペルーの山間部に伝わる手に汗をにぎる昔話。おなかをすかせた姉弟は、じゃがいもの花をくわえた小鳥のあとを追いかけます。ところが途中、魔女アチケの家に招きいれられて……。古くから、飢えに対する切実な願いと祈り、自然の恵みへの感謝があったことが伝わってくる力強い物語です。宇野和美さんによる親しみやすい文と、大迫力の飯野和好さんの絵が魅力の一冊。

「世界のむかしばなし絵本」シリーズ。
ペルーのむかしばなしだそう。
表紙絵には眼光鋭い老女、猛々しい山々、と不穏な雰囲気です。
ジャガイモの花をくわえた小鳥を追いかけて、
薄幸の姉弟が出会ったのは、アチケという子どもを襲う魔女。
昔話らしいシチュエーションで、逃走がスタート。
二人を助けた動物たちに、お礼の代わりにおいのりするとは、
これは新視点。
一種の由来譚のようですね。
さらには、魔女の呪いも同様で、そのスケールの大きさにびっくりです。
二人が求め続けた「じゃがいも」の存在が際立ち、
その恵みが伝わってきます。 (レイラさん 60代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)
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