ドイツの子どもたちの道徳指南書みたいな絵本だそうです。
中でもこの「暁教育図書」が出した本書は、日本版を出すときに、一番ホフマンの原稿(初版)に近いものを探し出して作成されたのだとか。
(実は、現地ドイツで、あまりにも人気のある作品なので、いろんな「もじゃもじゃペーター」が出ているらしいのです)
大人が読むと、なんて結末。とびっくりしてしまうラストも多いショートショート作品ですが、詩のような文体とさっぱりした描き方で、怖い結果のわりにむごたらしいイメージはあまり感じさせません。
キリスト教徒でない日本人が見たり聞いたりしても、道徳的な部分の効き目は少ないかもしれないですが、
ドイツの子どもたちなら大抵一度は読んだことのあるという絵本、読んでみるのも面白いですよ〜。
付録によると、せたけいこさんはご自分も小さいときに読んで、自分のお子さんたちにも読み聞かせをしてたというので、子どもたちに読んでみてもいいかもしれません。、