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天の火をぬすんだウサギ」 ママの声

天の火をぬすんだウサギ 作・絵:ジョアンナ・トゥロートン
訳:山口 文生
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1987年
ISBN:9784566002708
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,296
みんなの声 総数 15
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  • 神話のすばらしさ

    まだ地上に“火”がなかったころのお話。
    どのようにして地上に火はやってきたのかという神話です。
    寒々とした地上に嫌気がさして
    天上に住む人(神さま?)からなんとかして火をもらいたいと思った賢いうさぎと様々な動物たちが奮闘するのですが
    お話の中でシカや七面鳥などがなぜ今のような姿形になったのかといういわゆるルーツのお話も織り込まれていてすごく興味深いです。
    解説にも書かれていましたが
    “人間が生きるためには 人間以外の自然から助けてもらわないといけない”という北米インディアンの自然や動物たちに対する考え方には感動してしまいました。
    先人の知恵には大いに学ぶところがありますね。

    投稿日:2007/05/10

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    2
  • 「ぬすむ」ところが魅力的

    • さみはさみさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    5歳の息子に読みました。

    「昔、この地上にまだ火がなかったころ」という出だし。神話らしい話です。でも、天の人から火を「ぬすんで」こようと考えた地上の人たち、何とも人間味があり、また子供たちをひきつけます。

    選ばれたウサギが天の人をだまし、他の動物にリズミカルにバトンタッチして火をもたらす過程に、あっというまに引き込まれてしまいます。その一方で、自然の厳しさ、大切さを思わずにはいられません。

    息子のお気に入りの一冊です。お勧めです。

    投稿日:2013/10/23

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    1
  • ウサギという生き物の見方が日本と違う。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    この絵本を図書館から借りてきて読んでいたら、下の子が「なに?その本知らなかったの〜?」と、言われてしまいました。
    どうやら、うちの子の通う小学校の各教室に備え付けてある児童文庫に何冊かあるらしいのです。
    図書室の本は見ても、学校ボランティアで各教室の棚までは把握していませんでした〜。

    調べてみたら、北米インディアンに伝わる伝説を絵本にしたとか…。
    だから登場する『神様』の姿がインディアンなんですね〜。
    動物たちから見たら「火」を使う人間は神様だったのかな〜。
    それとも神話によくある、自分たちの知っている姿で神さまを描いているだけなのかもしれませんが……。

    神話・伝説系のおはなしなので、小学校中学年から高学年くらいにお薦めです。
    少し前に「うさぎのみみはなぜながい」というメキシコの民話絵本を読んだばかりですが、
    アメリカ大陸に点在していたインディアンたちにとって、“ウサギ”という生き物は、とてもしたたかで日本の昔話でいうところの”タヌキやキツネ”みたいな存在だったのかな〜と、感じました。

    投稿日:2011/09/15

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    1
  • 火のありがたさ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子13歳

    北米インディアンに伝わる火の起源のエピソードを基にした作品です。
    昔、地上に火がなく、山上の天の人たちのみが持っていた火。
    それを動物たちが手にしようとするのです。
    賢いうさぎが画策し、火を盗みます。
    帽子の羽根に火を移して運ぶとは、大胆な発想です。
    しかも、その火は次々と動物たちにリレーされます。
    この連係プレーはお見事!
    そして、そのせいでしっぽが丸かったり短かったり、黒い模様があったり、と、
    納得の展開です。
    そこまでして火を手に入れたい、という想いが伝わってきて、
    改めて火というものの存在感に気付かされます。
    ステレオタイプ的に描かれたインディアンたちがやや気になりますが、
    素朴な伝説の精神が伝わってきますね。

    投稿日:2009/08/13

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    1
  • チームワーク!

    • うららさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    すごいタイトルだなーと手に取りました。

    みなさんは賢い、ずるい、すばしっこい動物といったらなにを想像しますか?

    私は、狐とか、猿とか・・・

    でも、この絵本の中ではウサギでした。

    天上人だけが手にする火、
    動物たちのすむ森は寒い寒い冬が始まり、火をどうにか手に入れられないかと
    そこでウサギに白羽の矢がたちました。

    ウサギの賢さと、そして動物たちのチームワーク
    なかなか字が多い読み物ですが お話にひきつけられてどんどん読めます。

    いろいろな動物が出てきて、どうしてカラスは黒くなったか、などの
    小さなサブストーリーが描かれているのも楽しいところです。

    ぜひ親子で楽しんで読んでください。

    投稿日:2008/07/09

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    1
  • 神話またいい。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子7歳

    遠い昔、まだ地上に火がなかったころのお話。
    この地上にどうやって火がもたらされたかという神話です。

    動物達が死に物狂いで、天の人から火を盗みます。
    そして、りすのしっぽは何故まるまっているのか。
    カラスは何故くろいとりになってしまったのか。
    など、動物達の謂れがのっています。
    とても、興味深い内容です。
    なんといっても、うさぎってこんなに頭が良かったんですね。
    うさぎの知恵と勇気のお陰で、
    現在何不自由なく火を扱うことが出来ているのかと思うと不思議な感じです。

    時には、神話のような神秘的なおはなしにふれるのもいいものです。

    投稿日:2008/02/02

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    1
  • 息子にとっての思い出絵本

    息子にとって、このお話はすごい思い出深いものになっているようです。
    年長でいったお泊り保育。
    そのときに、先生がペープサイトでみせてくれたのが、
    このお話だそうです。
    帰ってくるなり、
    「ママ、天の火を盗んだのはウサギだよ!」とか、
    「鹿のしっぽがみじかいのはね・・・」
    など意味不明なことをいわれ、???だったのですが、
    読んでその理由がわかりました。

    息子の園のお泊り保育には、キャンドルファイヤーがあって、火の神さまが登場するのですよね。
    その動機づけに読んでもらったようです。
    先生、素敵な選書ありがとうございますね〜。

    人間はけっして人間だけではいきていけない。
    自然の営みに感謝し、自然に助けられながら生きていけるんだといったインディアの教えが少しでも理解できるといいのですが・・・

    投稿日:2007/10/20

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    1
  • これぞ読み聞かせの醍醐味

    いかにも火の周りに集まって長老に聞かせてもらう神様の物語、といった風情の神話でした。
    自然と共に生きたネイティブアメリカンの神話が2つひっついた形で展開していきます。
    子供がつい夢中になるような、アニメにしても良さそうな物語らしい物語で、私にも力が入るし、興味を示さなかった娘もものすごく真剣に聞き入っていました。
    ストーリーテリングとしてお話だけを集中して聞いてみるのも楽しそう。

    ”神様”が”天の人”とされており、高い山のてっぺんに住んでいる人と描かれています。これもわかりやすさに一役買っていると思います。

    子供としては、後半の、今の動物の体がこうなったわけがおもしろかったようです。
    次々リレーで火を持ち帰り、最後に隠す場所。なるほど。
    現代の私たちがよ〜く知っている場所ですよ。
    海外のお話なのに、心に響きました。やはりアニミズムへの信仰心からか、ネイティブアメリカンのお話は私たちの本能に訴えかけるものがあります。
    こんな伝承を、物語としてさりげなく聞かせてあげられるのも、読み聞かせの醍醐味ですね。

    投稿日:2007/05/17

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    1
  • 火も自然からのめぐみ

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    子どもの頃、キャンプファイヤーで火を持ってくる女神がいましたが、
    どうやって人間が火を得られたのか、考えたことがありませんでした。

    この絵本では、火を森に隠します。
    木と木が風でゆれ、こすれあって火が点いたそうです。
    人間は、自然に助けられています。
    そのことを話しながら、子どもたちに読みました。
    いつもはやんちゃんな男の子たちも、しーんと真剣に聞いてくれました。

    投稿日:2007/05/10

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    1
  • 世界の神話

    火を必要としているもの達の決死の作戦が、動物達の機知に富んだ行動として描かれています。
    本来、火を必要としているのは人間だったのだと思いますが、森に住む動物達を使っているところが、神話らしいなあと思いました。

    投稿日:2020/12/13

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