「やばっ!」というインパクトのあるタイトル。
気軽に「やばい」という言葉を使うことに抵抗があるので、「ああ、ここにも<やばっ>か…」と、ちょっと否定的な気分で手に取りました。でも、表紙の絵を見ると、この絵本には何かすごく面白いものが隠れているような気がして、よく見ると訳は、アーサー・ビナードさんで…ページを開きました。
面白かったです。
面白いだけではなく、絵のデザインとか物語性が見事。ぐいぐい引き込まれました。読み終わった後、テーマが、ずっしりと効いてきます。哲学的、って言っていいのかなぁと思います。
子どもも、大人も、それぞれの視点や角度から楽しめる一冊だと思います。
「やばっ」は、ほんとの「やばい」でした。