新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

番ねずみのヤカちゃん」 ママの声

番ねずみのヤカちゃん 作:R・ウィルバー
絵:大社 玲子
訳:松岡 享子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1992年05月
ISBN:9784834010992
評価スコア 4.88
評価ランキング 20
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  • ヤカちゃん役を息子に任せ

     楽しい幼年童話です。
     ドドさんという人間の家に4匹のこねずみと住みついているねずみのお母さん。
     ドドさん夫婦に気付かれぬように、静かに静かに子育てをしてきました。ある日お母さんは、子どもたちに自立を促します。
     自立と言っても同じドドさんの家の中での事ですけれど(笑)。

     自立にあたって、お母さんは子どもたちに大切な注意をします。
     中でも大切なのは、けっして音を立ててはいけない事。
     ねずみがいるとドドさんたちにわかったら、ねずみ獲りをしかけられるから。
     そこでお母さんは、ねずみ獲りに引っかからないようにと、注意を歌で伝授。
     「猫に注意」も歌で。

     こそこそ話すお母さんに小さな声で応える3匹のこねずみ。
     でも、ヤカちゃんはとにかく大きな声「わかったよ。」と応えます。
     全然わかってないじゃん。と、つっこみを入れたくなるこの楽しいやりとりの繰り返し。
     でも、大きな声が功を奏し、・・・。

     ちょっと長いので、2年生くらいから一人読みができそうです。
     でも、我が家ではヤカちゃん役を当時6歳の息子に任せ、一緒に読んで盛り上がりました。

    投稿日:2010/10/20

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    4
  • しずかに!ヤカちゃん、みつかっちゃう!

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    ナビの評価ランキングに登場している本なので読んでみました。
    文字も小さめで絵本というより読み物でした。
    4歳の次女に合わせて若干ゆっくり読んで20分ほどかかりました。

    やかましいヤカちゃんが
    ついつい大きな声を出してしまうので
    危険にさらされます。
    二階から降りてくる家主に見つかりそうになり
    娘たちは「あぶな〜い、逃げて〜」
    ネズミ捕りに近寄ったときもハラハラ、
    ねこに声をかけそうになったときもドキドキ、
    泥棒が侵入したときもハラハラドキドキ、
    繰り返しで楽しめます。

    人間が暮す壁の向こうで生活しているネズミたち。
    「ないしょのおともだち」「借り暮らしのアリエッティ」
    にあい通じるところがあると思います。

    投稿日:2011/07/03

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    3
  • ロングランには意味がある!

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    東京子ども図書館編集の『おはなしのろうそく 18』で
    読んではいたのですが
    この絵本?幼年童話?は知りませんでした

    いいですねぇ、この絵

    文字も小さくなったかと思うと
    ヤカちゃんのセリフの特大の文字
    それだけでも笑えちゃうし

    ヤカちゃんみたいな子っていますよね?
    周囲の迷惑を考えることなく
    でも、悪気はない(^^ゞ
    天真爛漫というか

    大人にとっては、ちょっと大変だけど
    いいところを見つければ
    とってもいい子なんだけどね
    ヤカちゃんみたいに(^^ゞ

    繰り返しと
    想像、予想通りになる展開
    ハラハラしながら、笑える・・・
    そして、なんか身近にある感じ・・・

    皆に愛されるおはなしと
    この絵は、是非!楽しんでいただきたい世界です

    投稿日:2011/02/09

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    2
  • 憎めないキャラ、ヤカちゃん!

    図書館で娘が、「これ、保育園で読んだことあるけど、面白いよ!読んで!読んで!」と、持ってきた本です。

    「もう一人で読めるでしょ」と言ったのですが、どうしても私に読んでもらいたいと…。
    あまり期待せずに読み進めていったのですが、ヤカちゃんがなんとも憎めないキャラで、面白くて、あっと言う間に読み終えてしまいました。

    結構大げさに読んだり、勝手に歌に曲をつけたりしたので、娘も大喜び。

    「今度は、ママに読んであげる!」と、娘も勝手に曲を作り、大げさに読んで、二人で面白がっていました。

    お勧めです!

    でも、自分で作曲した曲が、ずっと頭の中をグルグル回っています…。

    投稿日:2010/10/10

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    2
  • ヤカちゃんにも負けない大きな声で

     学校の先生から、「休み時間に元気が良すぎて、声が大きい」とお小言をもらった娘。休み時間なんだし、元気があるのはいいことじゃない!と、思いながら、娘を元気付けるために何かいい本はないかと、クローゼットの中を探すと・・・この日の出番を待っていたかのように、出てきました! とてつもなく大きな声の「やかましやのヤカちゃん」のお話! ヤカちゃんが、その大きな声を役立てて、「番ねずみのヤカちゃん」になるまでのお話です。

     娘は、「かべとかべのすきまに ねずみたちがすんでいた」というのがまず不思議だったようで、部屋の壁を、数秒間、じーっと見つめていました。でも、静かだったのは、ここまでで、その後は、どんどんとすごいことになっていきました。

    ヤカちゃんのセリフは、もちろん最初から娘に頼みましたよ! 日本のような住宅事情だったら、近所から苦情がバンバン来るに違いない(ヤカちゃんでも敵わないくらい?!)大きな声で毎回読んでくれます。

     ドドさんのおくさんがねずみとりを買ってくるように頼む場面から、もうドキドキが止まりません。チーズを置いてわなを仕掛け、そこに現れたヤカちゃんが、「ねずみとりがしかけてあるよ〜」と大声で叫びながら、ねずみあなへ戻っていくのと同時に、2階の寝室から駆け下りてくるドドさん・・・娘は、その間中ずっと、ひゃーひゃー声をあげ、立ったり座ったり、まあ忙しいこと!  

     今度は、ねこの登場で、またまた大騒ぎ。まるでその場にいるかのような慌て方です。
     そして、次は、「この人だあれ? どろぼう!?」 ヤカちゃんといっしょに声をひそめて、しーっ。最後に、どろぼうの落として行ったチーズをくわえてねずみ穴へ逃げるヤカちゃんに大笑い。

     「ねずみとりの歌」と「ねこの歌」もお気に入りで、一回一回ベッドの上に飛び乗って、歌の内容に合わせた踊りを披露してくれます。最後のヤカちゃんの歌も、とっても愉快でしたが、
    ♪ヤカちゃんねずみが おうちにいたら どうぞ だいじに してあげてね・・・♪と歌った後で、
    「うちには、○○ちゃんがいるからいいよ!」と、我が家の番犬に花を持たせてあげていました。

    投稿日:2009/06/29

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    2
  • 絵本から童話への一歩

    3歳の息子も最近は長めのお話を好むようになってきました。読むのはまだまだ絵本が主流ですが、ものによっては、「童話」と呼ばれるような本でも楽しめるようになってきています。

    この絵本は、そんな時期にぴったりの1冊でした。童話の中には、文章だけのページが多く含まれているものもあり、そのようなものは息子にはまだ早いのですが、こちらは、すべてのページにしっかりした絵が添えられていて、長いお話の理解を助けてくれます。

    内容も、息子の好むドキドキハラハラする内容で、展開も複雑ではないので、長くてもよく理解できたようです。何度かに分けて読まなければならないかと思っていましたが、1度に最後まで読まされました。

    後日息子が独り遊びをしながら「逃げるが勝ちだ!」とヤカちゃんのお母さんの台詞の一部をつぶやいていました(この本を読むまで、そのような言い回しは知らなかったはずです)。息子なりに内容を消化しているのだろうと思いました。

    投稿日:2011/09/04

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    1
  • 声に出して読みたい本!

    7歳と11歳の子どもに読みました。

    子ねずみのヤカちゃんは天真爛漫というか、空気読めないというか.....
    人間の家でひっそりと暮らしていくために大事なことの一つ、大きな声を出してはいけないという注意をことごとく守れず、お話を聴いている子どもたちの笑いを、心をとらえていきます。

    ねずみとりが仕掛けられたり、猫が出てきたり、泥棒が...そのたびに子どもはドキドキするようで、思わず声がでてしまうようでした。

    ヤカちゃんの台詞は大げさなくらい大きく、天真爛漫に読みました。
    その台詞の度に子どもは大笑い。

    ヤカちゃんのお母さんが歌ってくれた歌を創作して歌うのも、なかなか楽しいものでした。(ちなみに私は子守唄風になりました)

    小2のクラスでも読み聞かせをしましたが、長い話にもかかわらず子どもたちの集中力は最後まで続き、何度も笑いが起こりました。

    投稿日:2010/11/10

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  • ゲラゲラ大笑い^^

    番犬ならぬ、番ねずみのヤカちゃん。
    これは低学年の子が自分で読むのにちょうどよい文字の大きさで、長さもグッド!

    ですが、他の方のレビューでもあるように、読み聞かせをおススメします!

    ちょこっと読み方を工夫することで面白さが倍になるはず^^

    我が家もそれに成功しました。

    一緒に読みながらケタケタ笑い始めたおにい。

    番ねずみがなぜ、番ねずみになったのか、そしてねずみの名前、「ヤカちゃん」。
    これもどうして「ヤカちゃん」なのか、気になった方はぜひお子さんと声に出して読んでみてください!

    ちょっとドキドキ、ときにゲラゲラ笑える、とっても楽しいお話です。

    我が家のお気に入りの1冊の仲間入り^^

    投稿日:2009/11/03

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  • 「母」に声を出して読んでもらいたい作品。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    うちの上の子は少々地声が大きいので、
    この本を読み終わった後に「あなたはヤカちゃんみたいだね」といったら、「あー、そうだね」と、認めていました。
    最終的に、ヤカちゃんはねずみとしてはひどくマイナスな個性を
    プラスに変換することができて、素敵なラストを迎えます。
    うちの子も、声の大きいことが、将来よい方向に向いてくれるといいなぁと、つくづく思いました。

    それにして、番犬ならず番ねずみとは!
    作者も奇想天外なことを考えたものです。
    短くすっきりとまとまっているストーリーも、ミュージカルのようなねずみ母の「危険なものを教えてくれる歌3部作」も、読んでいる子どもの心を惹きつけれくれる気がします。
    ストーリーテリングの作品としてもよく使われている。というのが、読んでみてわかりました。
    お話によっては、目読するだけのものより、絵本のように人に声に出して読んでもらった方が情景がわいて、楽しくなる作品も多いんですよね。このお話はまさに読んで楽しい!ものです。

    そんなに長い話ではないので、お母さんが読んであげるのもいいと思います。
    お父さんでも悪くはないのですが、
    ねずみ母の歌があることで、お話が盛り上がってくるので、
    やはりここは「お母さん」に読んでもらいたいですね。

    投稿日:2009/09/08

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  • 番犬ならぬ番ねずみとは。。。

    どの家庭でもある「しずかにしなさい!!」が、ネズミの世界では命にかかわる問題。。。っていうところから始まる物語。

    大きな声、やかましい声、やかましやのやかちゃん・・。
    わざと大きな声でしゃべってるわけじゃないんだけどね、ちょっとかわいそうなやかちゃん。


    でもね、お母さんの歌を思い出してネズミの兄弟をたすけるんです。
    大きな声で「ねずみとりのわながしかけてあるぞー」って。
    ふふ。

    こんなねずみに住みつかれたらびっくりしちゃいますよね。
    やかちゃんがねらっていたチーズを泥棒が食べようとして…。
    「どろぼー」って叫ぶ場面、ハラハラドキドキ子どもたちも一緒になって叫んでました。

    我が家のやかちゃんたちも
    「大きな声が役に立ってよかったね、やかちゃん。」ですって。

    子どもたちと一緒にわくわくどきどきを楽しめる1冊。
    母親の私にはちょっぴり「しずかにしなさい!」を反省させられる1冊でした(笑)

    投稿日:2009/06/24

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