5歳の息子に読みました。
息子は、出来事を淡々と聞いて、それなりに楽しんでいました。
が、親はちょっと感激しました。
絵本に出てくる女の子といえば、元気でハツラツ!
でも、エラはそんな「主人公」的な女の子ではありません。
自分の才能を探す時も、恥ずかしがって、こっそり試してみます。
結局自分の才能を見つけられず、みんなのお手伝いをすることになります。
子供たち全員が舞台でライトを浴びるタイプばかりではない。
でも、親は子供を一番にしたくなってしまう。
いい女の子といえば、元気で明るく笑顔を絶やさない・・・
そんな凝り固まった頭を、すっと溶かしてくれます。
腐らずに、みんなのために一生懸命に働くエラ。
この本を読んだことが、いつか、
息子がエラの立場になった時に助けになってくれるといいな、と思いました。