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この道具を使うのはどんな職業の人?なぞときにもなる、かっこいい絵本
世界の国からいただきます!(徳間書店)
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8件見つかりました
親ウサギを食べてしまったライオンが、 罪滅ぼしに子ウサギを息子として育てます。 子ウサギはそんな事情とは知らずに、 ライオンとお父さんだと思って成長するのですが・・・ ラストありきで感動的にしよう、と考えられているように思えますが・・・ 子ウサギが成長するにしたがって、 自分と親の姿が違い過ぎることに違和感を感じなかったのか? いつかは自分にもたてがみが生えてくると信じていて、 違いはそこにしかないと思っていたのか? その辺りには、 子ウサギのピュアさを感じられるようにも思います。 ただ、家から一度も出たことがないのでなければ、 ライオンがどんな生き物かを知らずに過ごすなんて出来ないし、 もっと小さい頃から色々言われそうだけれど・・・と、 設定に無理があるかな〜とは思いました。
投稿日:2018/03/09
歯科医院の待合室に置いてあったので、何の気無しに手に取ったのですが、最初に読んだ時は、衝撃を受けました。 正直言って、息子には読んでやりたくないな、と思いました。 ただ、3才の息子は、この本の怖さ悲しさを理解するには少し幼かったのか、特にショックを受けた様子もありませんでした。 アンパンマンでも、よだかの星でも触れているテーマです。 全ての生き物は、他の生き物を食べなくては生きてゆけない。 その厳然たる事実を、やや否定的にとらえているかのように見えました。 ただ、生命について考えさせられるきっかけとなったのは確かです。 「いただきます」というのは、他の生き物の生命を「頂きます」という事であり、 食べ物を残したり粗末にしたりするのは罪だという事は、息子にも繰り返し言い聞かせてきました。 もう少し成長した時に、息子がこのお話を思い出してくれたら、と思います。 評価が「普通」というのは、なんだか自分でも納得ゆかないのですが、 お子さんの年齢や感受性をよく考慮した上で、与えた方が良いと思います。 あるお子さんにとってはとても良い本ですが、別のお子さんにとっては良くない場合もありうるという事です。
投稿日:2009/09/28
肉食動物であるライオンには解決し得ない問題がテーマとなっているお話でした。 一見すると良いお話のように見えなくもないのですが… 「ライオンはどうすれば良かったのだろう?」 この疑問に答えを与えてくれる内容がなく、残念でした。
投稿日:2021/03/12
フェルトや毛糸で作られていて、 カラフルな色で、ライオンやウサギも可愛らしく 見た目はとても明るい絵本でした。 でも、内容は心があたたまると言うより、 切なくなるようなお話でした。 ライオンのウサギに対する愛情は十分伝わってくるのですが、 ライオンという自分への肯定ではなく、 だれも傷つけない「花になりたい」という気持ちは、 自己否定で、あまり子どもたちには持ってもらいたくない感情で、 食べないことで、最後には死んでしまうし、 最後少し救いはありましたが、悲しい気持ちになりました。
投稿日:2021/03/07
ここまで自然の摂理に反するお話は初めて見ました。 ライオンがうさぎを食べるのは悪いことではないのに、この絵本ではそんな自分を自ら否定しています。 最後には、誰も傷つけない花になりたい、と言って動物を食べず亡くなってしまう。 ライオンがライオンであることを否定するのはおかしくないでしょうか。 昔、幼稚園教諭をしている友人が、 カマキリが蝶を食べるのを見てかわいそうだという子供に、カマキリは肉食だから、蝶を食べないと生きられないことを説明した、と言っていました。 子供にも自然のあるべき姿はきちんと説明すべきだと思います。 刺繍は素晴らしいと思いましたが、かわいらしい表紙からは想像もつかない内容です。 読み聞かせは私はすることはないと思います。
投稿日:2021/02/27
絵本でここまで賛否が分かれる作品も珍しいのではないでしょうか。 私自身も本を閉じた後に「う?ん」と唸ってしまいました。ライオンもウサギも感情移入できる愛すべきキャラクターで、心動かされる作品でしたが、やっぱり小さな子供には読みたくない。 ライオンがウサギの子供を育てるというほのぼのした設定と可愛い絵。一方、肉食動物は獲物を食べないと生きていけないという現実が混在していて、何だか複雑な気分になります。 この可愛さで、ラストに子ウサギがあんなセリフを言うなんて…。感受性豊かな子には、ショックが大きいかもしれません。
投稿日:2021/02/25
ハンドワークがとてもすてきです。うさぎがつけている、木の葉のたてがみや、部屋の中の小物など細かいところまで見所がいっぱいです。どうやって作ったのか、制作過程をみたくなります。 おとうさんライオンが真夜中に食事に出かける場面は、お話としてはつらいのですが、布の色合いが素敵だなと思いました。 おとうさんライオンが、苦しみ悩みながらとうとう亡くなってしまいました。ライオンとしての自分を自己否定しながら。難しくて、深い内容のお話だなと思いました。
投稿日:2007/12/12
ライオンのお父さんがかわいそうでした。 「もう誰も食べないよ」とライオンおとうさんが言った時は、ちょっと泣きそうでした。 悲しいお話が好きな人にはおすすめですが、私は絵本はたのしいお話が好きだし、子供にも楽しい本を読んであげたいので。 絵はフエルト手芸のかわいい絵です。
投稿日:2006/10/28
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