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うろんな客自信を持っておすすめしたい みんなの声

うろんな客 作・絵:エドワード・ゴーリー
訳:柴田 元幸
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,100
発行日:2000年11月
ISBN:9784309264349
評価スコア 4.39
評価ランキング 13,870
みんなの声 総数 22
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  • 淡々としたリズムある作品

    「うろんな」という言葉自体を初めて知りました。
    「怪しい」「いかがわしい」という意味の言葉なんだそうです。

    そもそも、このやってきた客、私の知っている動物に当てはまることもなく、
    まさに「うろんな」感じ(笑)

    英文のことはよくわかりませんが、とにかくこの英文を
    「五・七・五・七・七」という短歌訳にしたのが、とても
    良かったのかなと思います。
    この短歌を読みながら添えてある絵を見ると、思わず
    「ププッ」と笑ってしまいます。意味不明な行動が多いんですよね。

    そして、そのまま十七年も居座っているという、ありえないうろんな客。
    思わず、「子どもも大きくなっちゃったんじゃないの?」と見返してみたら、
    ちゃんと最後のページで大きく成長した姿で描かれていました。

    あとがきを読んでみればわかりますが、うろんな客とは、あるものの比喩
    なんだそうで、なるほどと頷いてしまいました。

    英文の散文バージョンもあとがきに書いてあるので、是非、最後まで
    目を通すことをお勧めします。
    私の中ではお気に入りの一冊となりました。

    投稿日:2013/04/13

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  • 五・七・五・七・七

    エドワード・ゴーリーの絵本は、正直、理解不能なものもあるのですが、この絵本は、素直にクスッと笑えました。
    なにより訳文が、五・七・五・七・七の短歌調になっているのがいいです。ぎゅっと凝縮した言葉と、そのリズム感のよさで、おかしさが増すのだと思います。
    「うろん」という言葉さえ知らなかったのですが、訳者の解説を読んで、大いに納得。何度も見ていると、うろんな客のやりたい放題なしぐさが、とってもかわいく愛おしく思えてきます。
    ふとした時に、また読み返したくなってしまう不思議な絵本です。

    投稿日:2013/03/19

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  • 古風な絵本かと思ったら

    線で描かれている絵の雰囲気がとても古いので、読み始めた時は、古典的な絵本だと思いました。
    けれど、読み進めるうちに愉快になってきて……。
    1957年に刊行された絵本ですから、古典と言えば古典なのでしょうが。
    こんな絵本、初めてです。
    うろんな客を得体のしれない存在としてとらえると不気味ですが、小さな子どもとしてとらえると、とたんに愛らしくなります。
    我が子の幼かったころを思い出しては、そうそう、こんなこともあったと、懐かしい気持ちになりました。

    投稿日:2023/04/18

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  • 陰気、だけどクスッと笑える

    突然、知らない変な奴が来て、地味に嫌なことをし続けたら本当嫌。。
    突然家に来て廊下を走って、壁に鼻をつけて動かなかったり、かと思えば朝ごはんに皿まで食べてしまったり、本を破ったり壁の絵を曲げたり。。

    こんなことする奴がいたら嫌だよね、、、という本。。

    投稿日:2023/03/12

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  • ある日突然やってきた「うろんな客」。
    ペンギンにも、アリクイにも見えます。
    その姿もさることながら、その行動も何とも唐突。
    結構なイタズラをするものの、なぜか憎めません。

    原文が併記されているのですが、ずいぶん格式張った文章で、柔らかくておもしろいことが書かれている。それを、柴田元幸先生が、短歌形式で訳され、それがまた、美しくて、おもしろい。

    抱腹絶倒とは違うのですが、読む毎に、プッと吹出し、あとでジワジワ効いていきます。

    読書好きな、中〜高学年の子ども達に見せたら、いくつかのページで爆笑し、しばらく「うろんな客」の真似していました。
    こういう形で、日本語の美しさ、表現の面白さに子どもが触れられるのって、いいなぁと思いました。

    「うろんな客」については、後書きを読んで「なるほど」。
    解釈は様々だと思うのですが、納得、納得、でした。

    子育て中のお母さんにお勧めの、一冊です。

    投稿日:2021/05/12

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  • うろんな客とは…

    面白かったです!!
    ある日、突然やってきた変な生き物。
    この変な生き物が不可解なことばかりするのですが、短歌ということもあり、妙に語呂が良く、
    どんどん引き込まれていきます。
    この謎のいきものの正体は?と思ったら、あとがきを見て、なるほど!
    これを、うろんな客と表現するユーモアに脱帽です。

    投稿日:2021/04/17

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  • ☆6つです!!

    暗い雰囲気の絵で、手に取ることをしなかったのですが、
    初めて読んでみてびっくりです。
    おもしろすぎました。
    こんな楽しい絵本があるなんて知らなかった。
    今まで手に取らなかったことを後悔するほどでした。

    「うろん」とは胡乱と書き、
    疑わしいとか胡散臭いとかの意味があります。
    ある日。ある一家の家にうろんな客がやってきます。
    表紙の生き物です。
    きちんとコミュニケーションをとることもなく、
    意味不明なことをします。
    でも家族は彼を追いだすこともなく、17年がたつのです。

    不可解な絵もおもしろいのですが、
    短歌調で書かれた文章もおもしろく、
    最後の解説で、うろんな客が誰なのかがわかる。
    これ、わからなくても楽しくて、
    息子も楽しんでました。
    猫を飼っているので、そういうものと重ねたようです。
    誰かがわかったところで楽しいのは、
    大人だけだとは思います。
    でも、大人のための絵本と決めつける気にはなりません。
    息子も楽しんでましたから。

    投稿日:2019/11/13

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  • 昔、うちにも居たかも 笑

    意味はよく分からないけど面白そうなタイトルと、見たこともない風変わりで愛嬌のある生物が描かれている表紙。
    これだけ見ると、大人の為だけの絵本ではもったいないのでは?と思いました。でも読み進めるうちに、(あ、こんな感じの、昔うちにも居た?)なんて思えてきて、これはやはり大人の為の絵本かなと思いました 笑。
    主役として登場するのは、思うままに振る舞い、人の話に全く耳を傾けず、思い通りにならないと臍を曲げる未知なる生物です。短歌の形式でそえられた皮肉めいた文章がコミカルで小気味良く、面白かったです。
    ネタバレになるかもしれませんが、子どもに対しては所詮こんなものだと思って接すれば、手を焼くほどの事があってもこちらが熱くならずにすむのかもしれません。分かっていても、なかなかそうはいかないのも現実ですが…。
    また、絵は細くて黒い線だけで描かれていて見入りました。衣服や壁、絨毯や床などの質感がとてもよくわかります。また、うろんな客はやりたい放題にも関わらず、ナスや洋ナシの様にも見えるフォルムで憎めない感じが可愛くも思えました。

    投稿日:2017/07/16

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  • 大人向けです

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    MOEでエドワード・ゴーリーが紹介されていて、気になって読んでみました。人気のあるのがわかりました。シュールな世界、おもしろいです。なかなかない絵本・・・というか唯一の存在だと思います。他の本も読んでみたいです。
    すべて短歌調なのもおもしろいです。訳者のセンスもいいんでしょう。ところどころ難しいです。でも国語が好きだった人なら、楽しめると思います。
    内容は、ある一家に、突然変なお客さんがやってくるお話です。1歳児の子育て真っ最中の私は、途中から、これってもしかしたら・・・とピンときたのですが、あとがきを読んでやはりと思いました。そして、ゴーリーのセンスにふふと笑ってしまいました。
    普通に訳したバージョンも載っているので、あとがきもぜひ読んでください。

    投稿日:2016/09/20

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  • 初見では「『うろんな客』っていったい誰?」といった、とらえどころのない印象でした。最後まで読み進めて、2度目に読んでみると、「うろんな客」が持つ、うろんなかわいらしさの正体に気づきました。そして、作品全体にただよう、そこはかとなくユーモラスな雰囲気にも、納得。

    「うろんな客」を、あたたかく(?)見守る人間たちが、素敵です。ふだんの生活で、とうてい理解できないような人や物事に遭遇しても、「ああ、なんてうろんな○○○○○!」(←五文字だとリズム良し)と思えばOK。どーん、とかまえてゆるしてしまえそう。

    テンポの良い七五調の日本語、そして韻を踏む英語の原文。
    二つの言語でリズムを楽しめ、語彙も増やせる、大人の英語学習にも役立つ一冊です。

    投稿日:2016/05/06

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