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ふるかな ふるかな?

ふるかな ふるかな?(評論社)

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あすはきっと自信を持っておすすめしたい みんなの声

あすはきっと 作:ドリス・シュワーリン
絵:ガンダーシーマー
出版社:童話館出版
税込価格:\1,430
発行日:1997年06月
ISBN:9784887502413
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,608
みんなの声 総数 37
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  • 私がこの絵本を手にしたのは、ほんの2年前のこと。
    もっと早くこの絵本のことを知っていたら・・・せめて寝付きの悪かった長男に悩まされていた当時手にしていたら・・・
    少なくとも育児書を抱え、自分を責める事はなかったと思う。

    物語はいきなり「そとは くらいのかな?」と眠りの世界へと入っていく不安から始まる。
    あるいは、もう夜、寝る時間だという確認なのかもしれないが、いずれにしても一日を終わらせて「明日」という日を迎えなければならないことを示唆している。
    長男がまだ2歳くらいの頃、当時私は次男の出産を控え心身ともに疲れていた。
    大きなおなかを抱え、家事をこなし、ちょこまかと動き回る長男に振り回されていた。
    最初の子どもという事もあって少々ナーバスに子育てしてたせいもある。
    夜の8時、朝が早い長男のこと、とっくに眠たくなっていい頃だ。うとうとして今にも眠りそうになっていたのに次の瞬間ではまた遊びだしている。そんなことを何度も繰り返しながら結局泣きながら眠るということを日常にしていた。
    当然思うに任せず私はイライラしていく。全ては悪循環のサイクルに巻き込まれてしまっていた。
    その度、眠たいのに眠れないという長男の心理状態に疑問を抱くようになった。誰も長男の眠りを邪魔する者は居ないというのに。
    その疑問に答えてくれたのがこの絵本だ!
    作者は子どもたちに優しくたたみ掛けるように「今日という一日」を振り返らせてくれる。
    かくれんぼをしたり、積み木の塔を積み上げたり、楽しく歌を歌ったりとそれは楽しい一日だったかもしれないし、ひょっとするとおもちゃを無くしたり、頭にたんこぶ作ったり、指に怪我をして泣いちゃったりと散々な一日だったのかも。
    大人の自分でさえそんな最悪な気分を翌日に引きずったりすることもあるのに、幼い子どもならなおさらの事。
    また作者は「明日という素晴らしい未来」についても気付かせてくれる。
    明日は「おはよう!」っていう声で目覚め、おひさまが照らし、朝ご飯を食べることから始まる。
    そして昨日できなかった事も出来るようになるかもしれないし、無くしたおもちゃも見つかるかもしれない。
    たんこぶだって眠っている間に小さくなるし、友達だってたくさん出来るにちがいない。
    この絵本を読んでいくうちに、「明日」という不安を帯びた未来が希望と幸福感でいっぱいになっていく。
    明日という日の訪れが待ち遠しく、夜の闇の中でさえ安らかなものに変わっていった。

    そうなのだ!!長男は明日という未知の世界に不安を持っていて眠ることが恐かったのだ。

    作者は絵本の扉の部分で「思い出すのを手助けしてくれるベンジャミンのために」とはしがきしている。
    ベンジャミンとは作者のお孫さんの名前。
    大人は以前子どもだった頃、不思議に思っていたことや恐れていたことを忘れてしまう。
    忘れるということも大切なのだが、一方で忘れてしまったことを思い出すのに、どれほどの遠回りをしなければならないか・・・。
    子どもの目線に立つということの難しさを教えてくれた。
    また、絵本を子どもに読み聞かせている私にも未来への希望を抱かせてくれた一冊だ。



    投稿日:2002/08/09

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    4
  • 娘に。そして私にも。

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、女の子2歳

    3歳の娘と読みました。
    病院の待合室で読んだ一冊ですが、
    とってもジーンときて涙が出そうになりました。

    「今日はどんな一日だった?」

    朝早くから夜まで保育園で過ごす娘に、
    私が必ず聞く一言です。

    「今日何して遊んだ?」
    「お給食ちゃんと食べた?」

    たいてい、これで娘の話を聞いて、
    そうか楽しかったのかと満足して終わる私。

    でも、
    「明日はもっと、いい日になるよ!」
    そう言ってあげたことが、あったかな・・・
    あんまりないように思いました。

    今日一日が楽しかったら、いいことがあったら、
    それもとてもいいことなのだけれど、
    明日はさらにいいことがあると思えれば、
    そしてそうやって日々を過ごしていければ、
    どんなに素晴らしいことだろう。

    娘だけでなくて、私にも。
    「あー疲れた」で終わる一日ではなく、
    「明日はー」と、明日にもちょっとの夢と希望を持って、
    その日一日を終わりたいと心から思いました。

    投稿日:2014/06/24

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    1
  • 4歳の息子に読みました。

    タイトルにも書かせていただきましたが、本を開いて読み始めると不思議と優しい口調で読める絵本です。

    息子もこの絵本が好きなようで、寝る前に持ってきます。

    「あすはきっといい日になる」いい言葉です。
    少し調べてみると東北勢初優勝の仙台育英高校の須江監督が選手に読み聞かせたと話題になったようですね。

    大人にも子どもにも響く絵本だと思います。

    投稿日:2024/02/02

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    0
  • 明日はどんな日になるかな?

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    目をさまして「おはよう!」と言うと、もうその時が、明日。明日は、いっぱいできるよ、今日できなかったことだって。明日は、何から何まで、ずっと今日より良くなるよ。きっと、あすには…。明日という、もうすぐやってくる時間に胸がわくわくドキドキしてくる。そんなドキドキ感を抱きながら、眠るのはいかがですか?

    投稿日:2020/11/03

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  • 少しずつ元気になれる絵本

    6歳次女に読みました。この絵本すごく素敵です。今日がいい日でなかったとしても、明日はきっといい日になるって応援してくれる絵本です。そのいいことが、なくしものがみつかることだったり、新しいお友達ができることだったり、いろいろ具体的に出ていて、小さな幸せに気付かせてくれます。

    ちょっと心を押してもらいたいときに読みたい絵本です。

    投稿日:2015/12/14

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  • 子どもから大人まで

    この絵本は、「生きる」ということを、さりげなく、わかりやすく、
    伝えてくれる、素晴らしい絵本です。
    「明日はきっと今日よりもよくなる!!」
    そのことを、心の中にすっとすりこんでくれる、とても深い絵本
    だと思いました。
    この絵本なら、子どもも大人も、楽しく読みながら、明日への
    希望に胸をふくらませることができると思います。
    どの年齢にもおすすめしたい絵本だと思います。
    ぜひママも、ひとりでも、読んでみてください♪

    投稿日:2015/10/21

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  • 未来に!

    小児科の待合室においてあり4歳の娘が手に取ってきたので一緒に読んでみました。
    子供達が共感し親しみを感じるイラストに思わず表紙を開きたくなります。
    未来に希望を持てる絵本で,親子で一緒に読むことによって温かい時間が流れた気がしました。

    投稿日:2015/06/03

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  • 前向きに

    息子と読んでいて、息子も勿論楽しそうに聞いていましたが、私自身が励まされるというか、気持ちが前向きになれる絵本でした。
    明日は昨日出来なかったことがきっと出来るよ、明日には新しい友達が出来るかもしれないよ、なんてとても明日が待ち遠しく楽しみになるような内容なんです。

    今日は、こんな嫌なことや辛いことや反省があったけど、明日は素晴らしいかもしれない。自然と気持ちを落ち着けてくれます。

    投稿日:2015/03/28

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  • 元気が出る絵本です

    5歳の息子と0歳の娘の子育てに追われ、育児に疲れ切っていた時、この本を息子と一緒に読みました。
    息子が読みたいというより、私が読みたかったのです。
    今日はうまくいかなかったことがあったりして、落ち込んでしまったとしても、明日はよくなっているかも・・・といったフレーズが何度も出てきます。
    クヨクヨしてしまうことがあっても、この絵本を読むと残念だったことを忘れてて元気なれる!そんな絵本です。

    個人的にはぜひとも親子で読んでもらいたい絵本です。
    息子は最初、この絵本をパラパラめくっていた時は興味を示していませんでした。
    しかし、私と一緒に読んでからは、共感できるところが多かったのでしょう。(車をなくしてしまったけれど、明日はみつかるかもしれないなど)
    私が疲れているとき、この絵本を息子にリクエストして一緒に読んでいます。
    寝る前の絵本タイムが今まで以上に楽しくなりました。
    育児に疲れてお母さんにも読んでもらいたい絵本です。

    投稿日:2012/05/19

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  • 1歳

    1歳の息子と一緒に読みました。明日にはどんなことが待ってるんだろうか、怪我した傷は良くなるし、新しいお友達ができるかも知れないし、歌を歌うかもしれないし、、、など明日についての楽しい想像がお話の内容です。こんな楽しい明日という日がやってくることにワクワクしながら今日はぐっすり寝ましょうね、っていう結末が良いです。オヤスミ前に読む本として最適ですね。

    投稿日:2012/05/13

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