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たった ひとつの ひかりでも(評論社)

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エリカ 奇跡のいのち自信を持っておすすめしたい みんなの声

エリカ 奇跡のいのち 作:ルース・バンダー・ジー
絵:ロベルト・インノチェンティ
訳:柳田邦男
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2004年
ISBN:9784062124850
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,692
みんなの声 総数 23
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16件見つかりました

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  • この本を読ませて頂いて、感動しました。これは何よりも愛について追求しているからです。この本は実話ということですが、ユダヤ人虐殺の悲劇が書かれています。私はあらためて、愛という永遠の命題について考えました。この本はいつまでも、私の心の中で鈴のように鳴り続けるように思います。

    投稿日:2022/08/04

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  • 自分は死に向かいながら

    ユダヤ人大虐殺が行われたとき、強制収容所に運ばれる汽車から、赤ん坊を投げるお母さんがいたのだそうです。そこで生き残ったエリカが語るおはなし。
    こんなにひどいことが実話だなんて、つらく、胸が締め付けられました。
    エリカの「自分は「死」に向かいながら、わたしを「生」に向かって投げたのです」というセリフが印象的。平和な世界を願わずにはいられませんでした。

    投稿日:2022/04/23

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  • 深く深く考えさせられる本。

    深い深いお話です。
    子供のうちに読むより、親となった時に読む方がグッとくる考えさせられるお話かも知れません。
    命とは、平和とは、深く深く考えさせられます。
    自分だったらどうするだろうか、どんな選択をするだろうか。。。
    この本を読んだ大人たちが戦争を知らない子供たちに何か大切なことを伝えたい伝えないといけない、そんなふうにも思いました。

    投稿日:2019/09/01

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  • 生き残る確率

    第2次大戦中のユダヤ人虐殺の悲劇。
    そんな中、走る列車から外へ投げられたため難を逃れた赤ちゃんがいたと言う実話です。
    お話は、成長したその赤ちゃんが自分の物語を著者に話す形で進みます。
    自分たちはこのままでは殺されると察していた母は
    一縷の望みを託して胸に抱いていた赤ん坊を
    走る列車から投げ出します。
    読んでいて、このシーンはたまらない気持ちがしました。
    このまま自分といるより生き残る確率が高いと判断したのでしょうが
    それを実行する勇気がすごい。
    もし私ならできないと思います。

    こんな奇跡のドラマみたいなお話が、淡々と書かれていて、
    それがまた胸を打ちます。

    投稿日:2011/08/12

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  • ホロコースト

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    内容はホロコースト(大量虐殺)で収容所に送られる車中に生後2〜3か月の主人公であるエリカが投げられ、そこで拾われ育てられ、作者である教師に偶然話されたことです
    テーマは非常に重いです
    直接襲撃や虐待を受けた内容はありませんが、エリカが顔もわからない両親の思いや状況を想像することで、次々と語っていく言葉が、心に突き刺さってくるようです
    本能的な母の愛のすごさによって、人類は生きながらえているのだと感じます
    命はすべて「奇跡」の産物だと思います
    それを人間の手で亡きものにする行為を絶対にやめなければ、世の中の悲しむ母はなくならないでしょう・・・

    投稿日:2011/05/13

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  • 本物の愛とは?と考えさせられる一冊

    生まれたばかりの愛おしい我が子を、走行中の列車から投げ捨てる。
    今の世であれば、まさに虐待でしかありえないような行為が、
    実は死を目前にした極限での、母の愛そのものであるなんて…
    平和な世では信じられない形で我が子への愛を表現せざるを得なかった
    エリカの母の心を思うと、胸がしめつけられる想いでした。


    縁あって柳田邦男氏の講演会を拝聴する機会に恵まれ、
    その場でこの絵本を知りました。
    自分のために購入した初めての絵本となりました。

    親として、胸を張って我が子にすすめられるその日まで大切にしまっておきたい本です。

    投稿日:2011/02/19

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    3
  • 心を揺さぶる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    百年の家のロベルト・インノチェンティが絵を描いた作品なので読んでみました。
    表紙のおよそ写真としか見えない絵は、彼にしか描けないと思えるもの。
    このモノクロの一見してナチスドイツ軍と分かる絵に、ピンク色が施してあるのは、それが、象徴するものであることが読後に分かりました。
    百年の家とは、また違った意味合いで、心を揺さぶられる作品でした。

    この作品は、実話です。
    著者が、1995年にドイツのローテンブルク市で、出会った女性、それがエリカです。

    そのエリカの語った生い立ちを絵本にしたものなのです。
    ユダヤ人強制収容所行きの列車に、ユダヤ人が乗り込むシーンから始まりますが、エリカは何処にいるのか分かりません。
    その列車は貨車で、兵士の側に乳母車があるので、もうエリカは貨車の中にいるということなのでしょう。

    エリカが確実に描かれてるのが分かるのは、その貨車の天井近くの窓から外に投げ出される瞬間です。
    お母さんが、エリカを走っている貨車から外に放り投げたのです。
    その時、エリカを包んでいた毛布の色がピンク色。

    そのまま、貨車に乗っていれば、死しかない。
    本当に僅かな生き残る可能性を信じて、この行為に託した想いを想像すると、胸をかきむしられそうな気持ちになります。
    母の子を想う気持ちを、極限まで昇華した凄みに圧倒されました。

    『お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。』
    と言う一文が、この絵本の全てです。
    戦争の悲惨さ以上に、母の愛、生の意味といった根源の問題について読み手に訴えてくる絵本です。
    著者がエリカと出合ったこと、それこそが奇跡だと言えるのではないでしょうか?
    もっと、多くの人に読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2010/10/16

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    2
  •  『トミーが三歳になった日』 を何度も読んでいる息子に薦めました。

     強制収容所へ、親に抱かれて入ったトミーと異なり、エリカの親はもう一つの選択をしました。
     
     一人の人物がクローズアップされると、こんなにも戦争や民族迫害が具体的に私たちに迫ってきます。

     漠然と語られ、漠然と受け止め、頭で「反戦・反民族差別」を受け止めていますが、心で受け止め心から叫び出したくなるような作品でした。
     「命」の重さ尊さが、ずっしりと伝わってきます。
     
     エリカの母親の命を懸けた、「命」への希望。
     そして“死を共に”より、可能性の低い“決別の生”に賭けた苦悩・煩悶を思うと、読んでいて悲しみを通り越して苦しくなりました。

     エリカが命を繋げられたことを、母親に伝えるすべはないものか、と読後も涙が止まりませんでした。

     息子は、「本当に奇蹟の命だね。育ててくれた人も命を大切に考える人だったんだね。」と、鼻をかんでいました。

     高学年のお話し会で、是非読みたいと思います。

    投稿日:2010/04/24

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    2
  • ユダヤ人女性の実話

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    表紙を見て写真かな、と思いましたが、
    よく見ると、克明に描かれた絵でした。
    でも、独特の臨場感が出ていています。
    作者が出会ったユダヤ人女性の実話だそうです。
    彼女は赤ちゃんの時、強制収容所に行く貨車から、走行中に放り投げられたというのです。
    それは、もしかしたら生き延びてくれるかもしれない、という両親の願いそのものだったでしょう。
    幸いにもその赤ちゃんは奇跡的に良識のある人に拾われ、
    育てられたのが彼女だったという訳です。
    戦争という現実と、生き延びてほしいという願いがよく伝わってきます。
    この実話から感じ取ることはたくさんあると思います。
    こうして、エリカのエピソードが、作者の手を通じて、
    そして、翻訳者も目に留まり、私たちに届いた、ということにも、
    感謝しなければ、と思いました。

    投稿日:2010/04/14

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    0
  • 母親の勇気

    • くるりくまさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子8歳、女の子5歳、男の子2歳

    戦争中のユダヤ人のひとつの物語。
    小3の娘が「アンネの日記」を読んでいるのを見て、同じ時代にこんなお話もあったことを知ってほしくて、娘に差し出しました。

    強制収容所へ送られる汽車の中から、生き延びて欲しいとの希望をたくして赤ちゃんを投げた母。
    そして、そのユダヤ人の赤ちゃんを育てた母。
    二人の母の勇気に、心が揺さぶられる思いでした。

    600万人ものユダヤ人が殺されたという数字を聞いても、ただ数字に驚くだけです。
    しかし、こうして一人の人の物語を知ると、一人一人の大切な人生、600万通りもの人生がその奥に隠されていて、それが強制的に終わらされたことに、ものすごく重いものを感じました。

    投稿日:2009/07/18

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