にじいろのさかな」 みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
評価ランキング 27,864
みんなの声 総数 215
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  • 小さな魚が言いふらしたのは、うろこがもらえなかったからではなく、
    「あっちへ行け」と乱暴な態度が恐ろしかったから。

    ひとりぼっちになったのは、にじうおが傲慢だったからです。

    うろこをもらえたから、仲間はずれが解除されたのではなく、にじうおの姿勢が変わったからなのではないでしょうか。

    単純にものをあげたから仲良くなれた、というのではないと思います。

    自分の魅力を自分だけでひとりじめしていても、何にもならないけれど、
    みんなに分け与えたら「海中がきらきら」して、幸せな気持ちになった。
    そういうお話と思いました。

    投稿日:2025/07/17

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  • なつかしい

    昔、教科書に載っていたお話で懐かしくて手に取りました。
    「あれ?こんなお話だったっけ?」と内容をかなり忘れていました。

    うろこをあげなかったから、仲間はずれにされたと言うよりも横柄な態度がダメだったのかな?と思いました。
    当時の自分はどんな考えを持ったのか…今となってはわかりませんが鱗をくれない=イジワル!と思ってそうです。

    投稿日:2023/10/19

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  • これはとても奥深いお話です

    私は魚が大好きです。魚と言えば、太平洋の楽園・パラオを思い出さずにはいられません。世界有数のサンゴ礁が広がり、多くの個性豊かな魚が生息しています。それだけにこの本は興味深く、読ませて頂きました。これはとても奥深いお話です。まずこの本の絵はあまりにも美しくて、素晴らしいと思いました。そしてストーリーは人によって捉え方は様々だと思いますが、ひじょうに深い問題を投げかけていると感じました。素晴らしい本だと思います。 

    投稿日:2023/07/01

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  • @みんなと仲良く分け与える、優しくすることで仲良くなれて良かったね。

    Aなんで自分が生まれ持ったものを分け与えないといけないのか、そこまでしてしか仲良くなれない人々と仲良くなる価値があるのか

    Bにじいろのさかなを産み出したのは仲間たち、みんながちやほやするからこんな性格になってしまった、原因は回りにあるのに、仲間はずれにして欲しいものを分け与えてもらったら心変わり。

    本当に色んな考え方が出来る作品、小、中学生のクラスなどでみんなの意見等を聞いてみたい作品です、教材として素晴らしいと思う。

    投稿日:2023/05/22

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  • 絵もストーリーも美しい本。

    • きゃほさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    生まれながらにして美しい恵まれた、にじうお。
    それを羨む仲間たち。
    さあ、どうする、にじうお。

    とにかく絵が美しいです。
    もともと娘が欲しがった絵本でしたが、
    引かれたのは表紙の美しい絵でした。

    ストーリーも美しいです。
    素敵なものを独り占めしたい気持ち、
    みんなと仲良くなりたい気持ち、
    幸せを仲間と共有したい気持ち。
    色んな気持ちが描かれています。

    ただただ最初から親切で優しくて、
    努力せずして手に入ったものだし、
    あげるよーという綺麗なだけの話じゃない。
    心の葛藤を経てから心変わりする、
    その経緯がとても人間らしいし、
    リアルさを感じるところが、
    この本の魅力です。
    (人間じゃなくて魚ですが)

    投稿日:2022/02/25

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  • 本当の幸せとは?

    3歳息子と読みました。こわくないよにじいろのさかな、を読んだ後でこちらを読みましたが、個人的にはこわくないよ、の方が心に響きました。
    きらきら光る素敵なうろこをみんなにあげて、みんなが喜ぶ顔を見る方が、きらきらのうろこを持っていたときより幸せだ、ということですが、なにかを与えることで成り立つ関係で心は満たされるのかな?と思いました。
    3歳息子は、きらきらきれいだねーと喜んで読んでいました。

    投稿日:2022/02/20

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  • 大人向けの絵本?

    まわりを見下して、横柄な態度でいる人がひとりぼっちになる。。という割とよくある人間関係が描かれてるように思いました。
    どんなに特別な何かを持っていたとしても、周りの人間を馬鹿にしていたら誰とも友達になれないし、一人で生きていくことで幸せにはなれない。そんなことが言いたかったのでしょうか?
    虹色のうろこを魚たちに分けること自体はきっかけに過ぎず、タコはにじうおに、幸せに生きていくことはどういうことなのか、考えてもらいたかったのかもしれません。

    などと私は考えながら絵本を読みましたが、5歳の息子は「みんなと仲良くなれて良かったねえ。」というあっさりした感想でした。

    ちょっと心配なのは、読んだ子によっては、「ともだちと仲良くなるには何かあげればいいんだ!」って勘違いしてしまう子がいるんじゃないのかということ。
    なので、絵本を読んだ後に簡単に説明やらフォローが必要なのかなあと思いました。(そう考えると面倒なお話ですね。。)

    投稿日:2021/11/18

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  • 先にひとりで読んでみました

    レビューの評価が大きく分かれていたので、少し気になって娘に読む前にひとりで読んでみました。

    まず物語よりも先にキラキラのうろこや幻想的な海のブルーがとても美しく絵画を見ているようで。それだけでも娘に見せてあげたいな〜と思いながらあらためて物語を読んでみました。私はひととおり読んで考えた結果、この谷川俊太郎さんの独特のリズムを読み聞かせしてあげたいと思いました。

    他の魚たちがどうしてそんなに人のものを(キレイだとはいえ)欲しがるのかが分からなかったですが、にじうおがまわりから疎まれたのは特別なものを持っているからではなく、そのせいで知らず知らずに身についてしまった強いプライドや傲慢な態度のせいだったのですよね。うろこを分け与えることによって、「自分だけが決して特別ではない」ということを認識できたというお話で、その表現の仕方が少し極端だっただけなのかなと思いました。

    5歳の娘はきれいな絵を見て喜んでいました。

    投稿日:2020/09/06

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  • 分け合う、譲ることの意味

    こんなことがありました。
    うちの姉妹と、とあるお友達と遊んでいた時のこと、お友達が大切にしているおもちゃを貸してほしいと言う、うちの娘(次女)。
    最初、お友達は、これは宝物だから貸せないと言っていたのですが、最後には、少しだけだよ、と貸してくれました。
    そのやりとりを見ていた長女が、お友達に、嫌なら嫌ってどうして言わないの!と。

    確かに大切なものだから貸したくない!ときっぱり言える強さは大切なこと。
    ですが、大切なものでも譲る気持ちをもてることもまた大事なことです。
    長女は私が!私が!なタイプで、譲るという気持ちがあまりないので、お友達の優しさがあまり理解できずに上記のような発言をしてしまったのだと思います。

    この絵本では、
    自分で独り占めしないでみんなで共有したら、もっともっと楽しいんだよと言うことを言っているのでしょう。
    ウロコをくれないから仲間外れとかはちょっと過激だなと思いましたが、
    分け合う、譲るということの意味を子供たちには感じ取ってほしいと思いました。

    投稿日:2020/08/22

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  • 現代風「昔話」

    昔読んで普通に良い話と思っていましたが…近年、賛否両論きっぱり分かれることを知りました。
    嫌いという方のレビューを見ても、「そんな話だったっけ?」とよく分からず…
    そんな折、読みかたりボランティアの仲間との学習会でこの本が紹介されました。
    読みかたりを聞いて、やっぱり最初に読んだ時の印象と変わらず、いい話だなあと素直に入ってきました。

    この本が嫌いという方の理由として「鱗を分け与えなかったから仲間に入れないなんてひどい」というものが多く見られましたが…いや、そもそもにじうおの態度はあまりにも尊大だよねと感じました。
    憧れの眼差しを持って近づいてきた魚たちをまず無視したのはにじうおの方。そして自分より小さな魚に威張り散らすにじうおに怯え、あるいはあきれて周りの魚たちは距離を置いていった…と…。「仲間外れ」というと、何だかとてもひどいことをしている感じがしますが…どちらかというと、気難しい地主に村人が寄り付かなくなったようなイメージ?

    それから、ここでの「うろこ」というものは、体の一部というよりは、例えば富の象徴だったり、豪華な服飾だったりというような比喩的なアイテムとして私には自然と感じられたのですが、そこでもし引っ掛かって面白くないと感じる子がいるとしたら、昔話のような、比喩的な表現が前提のお話をあまり読んだことがないのかなと思いました。(若干発想が飛躍していますが。)ちなみに、虹色の鱗を「美貌」や「才能」に置き換えられている感想もお見かけしましたが、この絵本の世界では鱗は着脱自在のアクセサリーのようですし(鱗を取ったりつけたりすることに何の制約もないので)、才能というのはそれを使って何かをするというイメージですので、私には読んでいる最中にはそう感じられませんでした。

    「にじうおは鱗を分け与えたから皆と仲良くなれた」というのは、「たまたま人より財産があり、それを盾に威張って周りを見下していた者が、財産を社会に還元する方向で活かすようになって皆の尊敬を集め始めた」という風に読めたので、私には面白かったのだと思います。
    まあ、寓話ですよね。それをそのままアニメーションにもできそうな可愛く鮮やかな絵柄とキャラクターでテンポ良く描いた感じ。私は好きです。
    幼い頃に読んだらどう感じたのかなあ…我が家の子どもたちに聞いてみました。小さい頃読んだ記憶があるという17歳娘によると「特別、面白い!というほどでもなかったけど、別に嫌な気はしなかった。最近読み直してからすごくいい話だなあと思った」とのことでした。
    残念ながら初版で読んだ頃、私は大学生。既に成人していたのですよね…
    ここまで読む人によって解釈が分かれる作品も珍しいなあと思いました。好意的な感想でも、色々な解釈があり興味深かったです。
    エールの代わりに星5つつけます。

    投稿日:2019/10/18

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