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ごんぎつね」 みんなの声

ごんぎつね 作:新美 南吉
絵:黒井 健
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年08月
ISBN:9784039632708
評価スコア 4.86
評価ランキング 59
みんなの声 総数 72
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72件見つかりました

  • 思い出の一冊

    読むたびに、切なく悲しいお話に涙がこぼれます。
    黒井健さんの優しく美しい絵も印象的で、私にとって思い出深い本です。

    長男が4才のとき初めて読んだのですが、「ごんが、かわいそう。」と毎回涙をこぼしながら聞いていました。3〜4回くらいも読んだでしょうか。「涙がでるから、このお話は読まない!」と言われ、しばらくの間封印することになりました。封印を解いたのは次男が4才のとき。母としては長男と同じ反応を期待したのですが、次男には『お母さんとお兄ちゃんが泣いた本』とのイメージが強かったのでしょう。一行読むごとに「お母さん、涙でた〜?」とニコニコと私の顔をのぞきこむばかりで、まったくお話が進みません。とうとう、次男への読み聞かせはあきらめてしました。
    長男はいまだに「悲しいお話だよね。思い出しても涙がでる。」と言うのですが、次男の方はシラケ顔です。
    次男が評価すれば ☆1つなのでしょうが、それは無視!!
    お話も絵も心に残る ☆10こ(長男+母)の本です。

    投稿日:2009/06/09

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  • 一人と一匹の悲しい結末

    • コルクさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    結末知ってるのに、涙が出てしまう本です。
    有名な話なので、皆さん内容は知っていると思いますが。

    この話の中で、誰が一番可哀想かって、ごんを撃ってしまった兵十だと思います。
    母親が死んで悲しみに暮れている中、自分を思ってくれている者を自分の手で殺してしまうのだから。
    お互い一人ぼっちで、そのうち分かり合えたかもしれないと思うと、辛くてたまりません。
    兵十は、これまで以上の虚無感に包まれて生きていかなければならないでしょう。
    黒井健さんの美しく日本的な絵も、この絵本の魅力ですね。

    子どもも大人も胸を打つ、素晴らしい本だと思います!

    投稿日:2006/08/05

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  • 名作絵本

    お隣の半田市で生まれた新美南吉の名作絵本だから、孫にもやっぱり読

    んであげたいと思って選びました。まだ、孫によって時期が早かったの

    ですが優しい絵に惹かれているように思いました。

    とても切なくて悲しくなりますが、報われないこともあることも孫にも

    知ってもらいたいです。もっと先にも、理解出来なくてもきっと雰囲気

    は理解できると思うので何回も読んであげたい絵本だと思っています。

    投稿日:2012/01/29

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  • やさしい絵

    新美南吉ゆかりの地に住んでいることもあり、なじみの深い絵本。
    息子が生まれる前からこの絵本を買っていて、そのとき改めてごんぎつねの悲しい生涯を理解しました。

    この絵本を買うとき、ごんぎつねはいろいろな方が絵を描かれているので、何種類も店頭に並んでいました。絵が気に入ってパッと見た感じでこの絵本を選びましたが、正解でした。とてもやさしい絵なんです。

    まだ文章が長くて息子はなかなかじっと聞いてくれませんが、これから何回も読み聞かせしたいと思っています。

    投稿日:2011/10/06

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  • イメージ通りの絵

    子供の頃に読んだことがある話ですが、絵本ではなかったと記憶しています。そんな話の場合、絵本を読むと自分の持っていたイメージが壊されてがっかりすることもあるのですが、この絵本はむしろ昔の記憶を鮮やかにしてくれました。

    世の中に起こる多くの無情なこと(のほんの一例)を題材にしたお話ですが、心に重く残ります。子供がこれをいくらか理解するようになるのは小学生以降だと思いますが、きっと読んで欲しい本の一つです。

    投稿日:2011/09/07

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  • 絵とお話の相乗効果

    「ごんぎつね」は小学校の教科書に載るくらいですので
    いわずもがなの名作です。
    お話だけでも泣けるのですが、この黒井健さんの
    絵がまさにこのお話の全ての魅力を一番引き出しているように
    感じます。
    このお話と挿絵の出会いは双方にとって素晴らしい
    相乗効果を生み出し、読む人を感動に包んでくれます。

    「絵本」の絵と本は1+1=2ではなく1+1=無限大にしてくれる
    のだと改めて感じさせてくれる、絵本です。

    この絵本は海外の方にも是非味わっていただきたいです。

    投稿日:2011/09/07

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  • 幻想的な絵が美しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    言わずと知れた新見南吉さんの名作。
    誰しもが読んだ懐かしい作品です。
    世に出たのは、1932年1月の赤い鳥に掲載された時ですが、何とまだ17歳だったのですから驚きです。
    南吉さんは、1943年に結核で亡くなるのですが、29歳という若さだったので、作品が少ないというのも頷けます。
    亡くなった後に発表された童話集に収められていたのが、「てぶくろをかいに」
    そんな背景を知ると、この作品の凄さが実感できることと思います。
    また、宮澤賢治と作風が好対照で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれています。

    物語の主人公は、ごんぎつね。
    兵十という村人が、川で魚を取っているのに出くわしました。
    兵十がいなくなった時に、ごんぎつねは、いたずらがしたくなり、びくの中のうなぎや魚を川に投げ込んでしまうのです。
    兵十に見つかったのですが、ごんぎつねは逃げ切ります。
    十日ほど経ち、ごんぎつねは、兵十のおっ母が亡くなったと知り、うなぎを食したかったに違いなかったのに、本当に悪いことをしたと悔いるのです。

    その後の展開も良く知られたところですが、特に有名なのは、
    「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。」
    という兵十の言葉でしょう。

    物語の終わりの言葉は、何とも切ないもの。
    心に染みるというのは、こういうことを言うのだと思います。
    この作品は、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めた他は、原文のままだそうです。
    その南吉さんの文章に、黒井健さんの淡い幻想的な絵が、見事なまでにマッチしていて、見るものの心を揺り動かすことでしょう。

    小学校の教科書にも登場しますが、こうした名作は、是非、自ら読んで感じて欲しいと思います。
    数多い「ごんぎつね」ですが、やはり、この作品が特にオススメです。

    投稿日:2011/09/01

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  • 「ごん、お前だったのか…」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    このお話は、光村図書出版を使っている小学校では(今は)4年生の教科書で習います。
    我が家の子どもたちも4年生の頃習いました。
    確か上の子のことは、授業参観で発表するのだと、自分のパートを暗記して覚えなくてはならないと、ラストシーンの「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」を、何度も何度も練習していたので、
    私の頭には「ごんぎつね」というと、「あぁ、ごん、お前だったのか…。」の“あれね”と、インプットされてしまいました。

    それにしても、改めて読むと、この黒井健さんの描かれた「ごんぎつね」の世界は背景のススキや石垣まで、ごんの心の中を映すように美しく世界だなと、思いました。
    この絵本を読んであげるのなら、お子さんが学校で習う4年生の前後で、ゆっくりご家庭で味わってみてはいかがでしょうか?

    投稿日:2011/08/28

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  • 朗読の声

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    教科書に掲載されていて有名な新美南吉の童話に、黒井健さんの淡い絵が寄り添っています。
    いたずら好きのこぎつね、ごんと、百姓の兵十のおはなし。
    兵十へのいたずらの償いとして、栗や松茸を家にこっそり届けていたごん。
    でも、その思いは悲しいすれ違いとなるのです。
    私も子どもの頃慣れ親しんだ文章でしたが、今回あらためてじっくり文章を追うと、
    びっくりしました。
    黙読で頭に響いてきた音声は、宿題の音読で読んでいた小学生時代の長男の声。
    耳から入ってくるお話の奥深さを痛感させられました。
    それだけ、洗練された文章なのですね。
    実は、新美南吉の童話はいくつか絵本化されているのですが、
    読み聞かせされている方の中には、これは絵本として書かれた文章ではないので、
    絵本として読み聞かせることに否定的な方がおられます。
    確かに一理ありますが、私は、場面背景など、昔の様子はやはり今の子どもたちには
    理解しにくい言葉もあるので、控えめな絵でそっと手助けしてあげるのも
    いいのでは、と思います。
    ともあれ、やはり、耳でも味わいたい作品だと思います。

    投稿日:2011/08/27

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  • 思い出が重なりました

    昔私は、「この作品は大好きですが、二度と見たい映画ではありません」と書きだした
    映画のレポートを書いたことがあります。
    両手の指が全てハサミで出来た男の愛と周りからの好奇の目や偏見を描いたその作品は、涙が止まらなかったほど、純粋で、高潔で、淋しく、悔しかったのを覚えています。

    この黒井健さんが挿絵を描かれた「ごんぎつね」を読んだ時も
    「二度よまない」と同じように思いました。

    ハラハラし、切なく、悲しみや、優しさにあふれたこの作品は、
    もう二度とこんな悲しい思いをしたくないと思っただけでなく、
    一度読めば脳裏に焼きついてしまい鮮明に思い出すことが
    出来るので読みません。

    子供はこのお話を読んで何を感じ思うのでしょう。

    投稿日:2011/08/24

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