たろうがらす じろうがらす」 みんなの声

たろうがらす じろうがらす 作:かこ さとし
出版社:復刊ドットコム
税込価格:\1,980
発行日:2021年05月25日
ISBN:9784835458007
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 17
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  • 真冬の大冒険 受賞レビュー

    「たろうがらす じろうがらす」は大人から見ると一見、からすの兄弟がお留守番中に雪遊びをする(そして風邪をひく)という日常風景が描かれているだけに思えますが、子供から見ると雨があられに変わり、雪に変わる中での兄弟の発見や感動や想像力で遊ぶ様子が描かれていて、この一日は兄弟にとって風邪をひいたことまで含めていろんな体験、経験に結びつく特別な一日だったんだなと、かこさとしさんのあとがきを読んで気づかされました。
    ついつい大人は雪で遊ぶ→風邪をひくという結果までが見通せてしまい、制止しがちですがこどもはこういった一つ一つの小さな経験の積み重ねによって大きく成長しているんですね。

    2021年夏、東京オリンピックで13歳の女の子がスケボーで金メダルを獲りました。「真夏の大冒険」と称されたその活躍は、今までのオリンピックのイメージを覆すような、のびのびと大舞台を楽しんでいる姿で、日本中を明るくしてくれたように思います。

    13歳、我が家の長男と同い年!長男はついつい過保護になってしまい、小さい頃は自転車すら危ないからと遠ざけてしまっていました。
    どうしても危なくなるまえに障害をどけてしまったり・・・。
    スポーツにけがは付き物なので小さいころから色々挑戦させるのは、特に危険なスポーツであるほど親御さんは躊躇したことと思います。でも子供の好奇心、挑戦する心を見守って大事に大事に育てた結果が、こういった快挙に結びついたんだと思います。

    かこさとしさんがこの本のあとがきでおっしゃっていることがこうやって花開いてますよ!と天国のかこさんに伝えたいです。

    「たろうがらす じろうがらす」が復刊された今、ぜひ子供たちに読み継いでいきたいですし、自分の子育ての反省もこめてこれから小さい子に接するすべての人にかこさんのメッセージが伝わってほしいと思います。

    投稿日:2021/08/11

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  • 青、黄色、どっちが たろうがらす? 受賞レビュー

    • 笠尾さん
    • 50代
    • せんせい
    • 東京都

    この絵本の面白さを絵から読み解いていきましょう。
    まずは、表紙の絵をよーく見てみます。くちばしが青いカラスと黄色いカラスがいますね。
    「えっ、どっちがお兄さんのたろうがらすかな」という疑問が湧くとともに、
    「くちばしは黄色いほうが大きいから黄色い子の方かな」などと考えをめぐらします。

    次に、めくって中表紙の絵を見ると、絵は箒とちりとりでこの二人がチャンバラをしている絵に変わっています。
    「お兄さんがリーダーシップを持っているなら、お兄さんが先に武器を取るだろうから武器らしい箒を持っている青いカラスがたろうがらすだろう」と考えたります。
    この謎が解けるのは12ページにおいてです。文章に、あられのおだんごをたろうがらすが売り始めたと書いてあり、その下には、青いくちばしのカラスがおだんごになったあられを売っている絵が描いてあるからです。
    「やっぱり、箒をもっていたのがお兄さんのたろうがらすだ」と自分の予想が正しかったことにここで「ニヤっ」とできます。

    14ページから17ページまでは、圧巻の連想造形遊びシーンです。エズラ・ジャック・キーツの「ゆきのひ」を始め子供が雪で造形遊びをする絵本は多いのですが、降りつつある雪の中で作っているからこその連想造形遊びを描いている絵本は他にないと思うのです。
    上を向いて降ってくる雪をずーと見ていると、自分の体が空に向かって飛んで行くような錯覚を覚えるわけですが、その様子を14ページでは、ただの丸い雪で表現し、15ページになると、それに白いスピード線を入れて錯覚のスピード感を表現しています。
    かこさんは親切に、たろうがらすの脇にはあられのお団子も描いてあり、こっちがたろうがらすだよと分かるようにしてくれてます。

    15ページの最後の方で、二人が「宇宙船に乗っているみたいだ」と言っているのを読みながら、次の見開きに行くと雪だるまから発展した大きな雪宇宙船を二人で作ってしまった様子が描かれています。ここでは、降る雪のスピード感はさらに強まっています。単純な絵なのに、見れば見るほど発見があります。絵本は絵を見ることが大切だということを教えてくれる絵本でもあります。

    かこさんの素晴らしさをまとめますと、子供の想像力を掻き立てる絵本作りのベースとして子供の心がどのように動くかを熟知しているだけでなく、文章と絵の掛け合いを使ってその子供の心の動きに寄り添い、さらに揺さぶりをかけるという、絵本作りの高度な技術をも持ち合わせている人、と言えると思うのです。作る側も読む側もたくさんのことを学べる絵本を復刊していただけたことは大変喜ばしいことだと思いす。ありがとうございます。

    投稿日:2021/07/23

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  • 好奇心旺盛な子どもたち 受賞レビュー

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳

    たろうがらすとじろうがらすの兄弟はまるで人間の子どもの兄弟そのもののようです。お留守番をしている間に表に出てみると、あられが降り始め、雪に変わり・・・楽しくて仕方がありません。 遊びに夢中になり過ぎて、風邪を引いてしまうところは、ホッコリします。 親が我が子を心配して、あれだめ!これだめ!と言って、危険を回避することも大事なのですが、子ども自身が実体験から学ぶことの大切さをこの絵本から教わりました。
    かこさとしさんのあとがきのことばも是非、子育て中の保護者の方が読むことをオススメしたいです!親から子への過干渉や子どもの自由意思よりも親の力により子を誘導することは、本当に子どものためになっているのか?この絵本を通じて、今一度自分自身を見つめ直す契機になるのではないでしょうか。親子で一緒に読みたい絵本です。

    投稿日:2021/08/10

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  • 好奇心いっぱいのからすの兄弟

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    好奇心いっぱいでのびのびと遊ぶ兄弟と、愛情を注ぎながら導いていく両親の日常が、ほのぼの描かれています。
    私自身も子どもの頃、初めてのスキーの翌日から熱で寝込んだことを思い出しました。
    そして子育て中には、珍しく都心が大雪という日に息子と雪遊びを楽しんで、息子が発熱してしまったこともよく覚えています。
    今思えば、それも必要な経験だった気がします。
    からすの兄弟たちもいろいろ経験を重ねて、大人になっていくのでしょう。
    「からすのパンやさん」を知っている子どもさんには、親しみやすいお話だろうと思いました。

    投稿日:2021/08/07

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  • 母から私、私から子どもへ…

    もともと私の母が絵本好きで、中でもかこさとしさんの絵本はほとんど持っていました。私も小さい頃から母に読み聞かせをしてもらい、「からすのパンやさん」が大好きで何度も読んでもらっていました。そんな時、「他にもからすのお話があるよ。」と読んでもらったのが「たろうがらすじろうがらす」です。わくわくして、当時私は5歳で、弟は2歳でしたが「弟とお留守番できるから、ママはでかけていいよ!」とお留守番をしたくなったのを思い出しました(笑)今でも実家に少し古くなった「たろうがらすじろうがらす」があります!息子がもうすこし大きくなったら、読んであげたいです!どんな反応をするのか楽しみです♪その日のために、私もまた新しく一冊購入します♪そして、また息子に子どもができた時、読み継いでいってほしいなぁと思います。今回の復刊、とても嬉しいです!

    投稿日:2021/08/08

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  • かこさとしさんが伝えたかったこと 受賞レビュー

    雨が降っている為、外で遊べず退屈しているからすの兄弟。仕事や買い物に出掛けていくお父さんとお母さんを見て、早く大きくなって自由に出掛けられるようになりたいと憧れます。
    「大人っていいなぁ。何を食べるか、どこへ行くか、全部自分で決められるんだもんなぁ」と羨ましく思っていた子供時代を思い出しました。
    今となっては、そんな事当たり前となってしまいましたが、自分の道は全部自分で選んでるのだと思うと、日々の食事作りすら楽しめそうな気がします。

    雪の中、外で遊んで具合が悪くなるという展開に、かこさとしさんにしては珍しく、教訓めいたお話なのかなと思ったのですが、あとがきを読んで納得。子供にとってはこういった失敗も大切。危険から子供を遠ざけようとしてしまう親こそが読むべき本なのですね。

    投稿日:2021/08/08

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  • あとがきにドキッ

    表紙のイラストを見て、これはもしや『からすのパンやさん』のからすかしら?と思ったら違いました。
    とても子どもらしい、たろうがらすとじろうがらす兄弟のお話。
    夢中で遊んで、風邪をひいて…読みながら、子どもたちが小さい頃を思い出しました。
    子供たちへの大人の度がすぎた干渉、先回りした誘導は子どものためにならないというかこさとしさんのあとがきにはドキッ。
    ついつい口出ししたくなる気持ちを我慢するのも大人の役目なのかなと反省しています。

    投稿日:2021/08/10

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  • 子どもってこうやって成長していくものなんだ

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    雨が降って、外で遊べずつまらなそうなからすの兄弟。
    うちの中で、取っ組み合いになって、かあさんがらすに怒られてしまいます。
    雨の日だからって、うちの中で静かにしていられるわけがない!我が子たちを見てもそう思います。
    かあさんがらすがおつかいに行って、留守番することになったたろうがらすとじろうがらす。
    すると、雨はあられに変わり、さらには雪へと変わっていきます。
    そんなめったにない状況を好奇心の塊の子どもたちが、どうして静かにうちの中から見ていることが出来るでしょうか。。笑
    予想通り外へ出た兄弟は、大はしゃぎ。
    帰ってきたかあさんに見つかって叱られてしまいます。
    風邪をひいて、寝込んでしまった兄弟は、反省。。

    子どもってこうやって成長していくものなんですね。
    かこさとしさんのあとがきに思わずうなってしまいました。
    かつては、子どもだった親が、そんな子どもの気持ちをわかって、成長の機会を奪いすぎないようにしなければいけないなと思いました。

    投稿日:2021/08/04

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  • 過保護になりすぎないこと

    雨や雪の日、「外で遊んではいけない」と大人が子どもに注意をすることには理由がある。でも、子どもには、その理由はわからない。
    ある程度のリスクを覚悟して、子どもの好奇心を満たしてあげるべきなのか否か。

    親が先回りをして子どもが困らないようにしてしまうことが必ずしも良いことではないとはわかっています。しかし、「親歴」が浅く未熟な私としては、「良い塩梅」がわからず困ってしまいます。
    そんな私にとって、加古さんのあとがきは耳が痛い内容でした。

    親として考えさせられる良いお話でした。

    投稿日:2021/08/03

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  • 我が家のたろうがらすとじろうがらす

    うちの子どもたちは名前に太郎と次郎がついています。そのような兄弟の絵本がないか探していると、図書館でこちらの絵本に出会いました。

    3歳の長男には少し長いお話かなと思いながら読みましたが、次の日も「たろうがらすとじろうがらす、よんで」と言って持ってきました。
    それから数ヶ月が経ち、この度復刊すると知り、迷わず購入致しました。

    たろうがらすとじろうがらすを見ていると、色々なことをやってみたい”子ども”そのもの。
    かこさとしさんの絵本はどれも子ども目線で書かれていて、温かく、子ども達が夢中になるだけでなく、我々大人もその姿勢を勉強させていただけます。
    今回のあとがきにも書かれているかこさとしさんからの大事なメッセージもしっかり受け取りました。
    これから子ども達とたくさん読みたいと思います。

    投稿日:2021/08/04

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